1. 数週間程度なら常温保存も可能

柑橘類の中では最も耐寒性があるゆず。11月頃から黄色く着色しはじめ、成熟すると鮮やかなイエローになり、多く出回り出す。ほど良い酸味と、香りの高さが魅力のゆずは、実ばかりでなく皮の活用法も幅広く、冬場は常備している家庭も多いことだろう。
ゆずを入手したらそのまま常温で放置していても大分もつが、湿気の多いところに置くことは避けたいところ。さらに少し手間をかけて、1個ずつキッチンペーパーに包み、ヘタを下にして紙袋や風通しのいいカゴなどに入れて冷暗所に置くことをオススメしたい。
冷蔵庫に入れる場合は、冷やし過ぎには要注意。丸ごとならポリ袋に入れるかラップで包んで野菜室へ入れよう。
カットしたものはラップできっちり切り口を保護し、2~3日ほどでなるべく早く使い切ることを心掛けよう。
ゆずを入手したらそのまま常温で放置していても大分もつが、湿気の多いところに置くことは避けたいところ。さらに少し手間をかけて、1個ずつキッチンペーパーに包み、ヘタを下にして紙袋や風通しのいいカゴなどに入れて冷暗所に置くことをオススメしたい。
冷蔵庫に入れる場合は、冷やし過ぎには要注意。丸ごとならポリ袋に入れるかラップで包んで野菜室へ入れよう。
カットしたものはラップできっちり切り口を保護し、2~3日ほどでなるべく早く使い切ることを心掛けよう。
2. 丸ごとの冷凍保存でゆずの皮のすりおろしがラクに

ゆずをはじめとする香酸柑橘(酸の含有量が高く芳香に富む柑橘類/カボスやスダチ、レモンなども同類)は、一般的にまるごとそのままの冷凍が可能だ。皮ごとよく洗い、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ入れておけば、1カ月程冷凍保存できる。
さらに皮をすりおろしやすくなる利点もあり。汁物をはじめサラダ、煮物や焼き物など何にでもささっとすって、香りづけや味のアクセントに用いたい。
さらに皮をすりおろしやすくなる利点もあり。汁物をはじめサラダ、煮物や焼き物など何にでもささっとすって、香りづけや味のアクセントに用いたい。
3. 皮を干したり、ゆずジャム・ゆず茶にしたりすれば長期保存も

さらに、果肉と皮を別にして保存する方策もあり。果肉は絞ってジュースとして飲んだり、氷皿に入れて冷凍したりしておけば、必要な時に解凍してそのままポン酢にできる。香り高い皮の部分は千切りにして、天日で数日干して乾燥しておけば、2カ月以上もち、いつでも薬味として使用できるだろう。
また、ゆずを使ったジャムを作りおきしておくのもオススメだ。
また、ゆずを使ったジャムを作りおきしておくのもオススメだ。
[作り方]
1. ゆず2個(約200g)に対し砂糖100g用意する。
2. ゆずの皮をむいて千切りにして、さっと茹でる。
3. 種をとった果肉と皮、砂糖を鍋に入れ弱火で煮詰めて完成。
ジャムとしてそのまま味わってもよし。湯に溶かしハチミツなどを加えてゆず茶として飲めば、ほっこりじんわりあったまる冬場の風邪予防にもいい飲み物になる。
2. ゆずの皮をむいて千切りにして、さっと茹でる。
3. 種をとった果肉と皮、砂糖を鍋に入れ弱火で煮詰めて完成。
ジャムとしてそのまま味わってもよし。湯に溶かしハチミツなどを加えてゆず茶として飲めば、ほっこりじんわりあったまる冬場の風邪予防にもいい飲み物になる。
結論
古くから日本で利用されてきたゆずは、冬の食卓の名脇役。温かいお椀に少し皮を切って添えるだけで、湯気と共に漂ってくる得もいわれぬいい香りが、寒さで縮こまった心身をほっと緩めてくれる。旬の時季、多く出回るゆずを上手に保存して、いつでも香しさと豊かな風味を堪能したい。