オーブン料理は簡単？本格料理からワインのアテまで楽しみ方色々！

家庭でも広く使われているオーブン。そのルーツはなんとインダス文明にまで遡る。当時、小麦でパンを焼くために開発されたオーブンは、現在のピザ窯のようなものであったと推測されている。仕組みは薪をくべて、火を起こし、土でできたオーブンを温め、遠赤外線効果で内部を温めるといったもの。

古くから、活躍してきたオーブン。現在でも加熱調理器具として愛用されている。では、オーブンにできることは一体どんなことか？オーブンは庫内を温めることで、素材に火を通す道具。すなわち、食材に直接火が当たることはない。さらに温度管理が可能で、長時間調理に向いている。中まで火をしっかり通したい肉料理、パン、お菓子などを作るのに欠かせないのは、こういった理由だ。

オーブンとよく混同されがちなのが、オーブントースター。オーブンとの違いをご存知だろうか？オーブントースターは、直接熱を当てて、表面を焼くもの。あくまでもこんがり焼き色をつけるというイメージなので、中まで火を通す場合は、ホイルに包むなど、少し工夫が必要だ。また、細かな温度調節はできないことも覚えておこう。

オーブンは、まずガスか電気かに分けられる。それぞれ利点があるが、ガスオーブンは庫内が広いケースが多く、予熱時間が短く済み、それでいて保温力が高い。また、火力が強いことも特徴。電気の場合、オーブンレンジといって、電子レンジ機能を備えたものが多い。火を使わないので安全だ。

「レシピ本には、250℃で15分と書いてあったのに、全然焼けてない...」こんなこともあるかもしれない。というのもオーブンは、ブランド、置かれている環境下によって、大きく異なる。いわば、癖のようなものが存在する。ちなみに我が家のオーブンは、レシピ通りの温度で焼くと仕上がりがいまいち甘いので、＋10℃ぐらいの温度で使うことが多い。こんな風に、癖を知ることが重要だ。

チーズ料理はつまみにぴったり。これからの季節にオススメしたのは、長ネギのグラタン。合わせるチーズは、ブルーチーズが断然おすすめ。フライパンにオリーブオイルを入れ、5〜6cmに切ったネギを転がしながら焼く。耐熱容器に移し、生クリームを入れ、ブルーチーズを乗せて、200℃のオーブンで10分ほど焼けば出来上がり。バゲッドと食べるとさらにおいしい。

ハッセルバッグと呼ばれる、スウエーデンのジャガイモ料理を知っているだろうか？アコーディオンポテトとも呼ばれるベイクドポテトのこと。見た目のインパクト抜群でありながら、簡単にできるのでおすすめ。
メークインはよく洗い、3mm幅に切れ目を入れる。下まで切ってしまわないよう、菜箸などの上に乗せて切るといい。切り目を下にして水にさらし、水気をさっと拭く。切れ目にベーコンと粒マスタードを交互に挟み、塩胡椒を振る。ちなみ具は、チーズやハーブバターなどでもOK。オリーブオイルを回しかけ、ローズマリーを乗せ、200℃のオーブンで30分ほど焼いたら、出来上がり。

オーブンは種類によって、特性が様々。まずはどんどん使って、オーブンと仲良くなるのが先決だ。難しいレシピに挑戦するより、とにかく簡単なレシピをたくさん作ることをおすすめする。