1. タンドーリチキンをオーブンで焼く前のポイント

タレに漬け込んだ状態で冷蔵庫に保管
タンドリーチキン用の鶏肉を漬けダレに漬けこむ時間は、短いもので2・3時間、長いものだと2・3日とかなり幅がある。しかし、漬け込む時間の長さに関わらず、漬け込んだ鶏肉は焼くまで冷蔵保存しよう。
オーブンで焼く前には常温に戻そう
冷蔵保存したタンドーリチキン用の鶏肉は、肉の中心部まで、とても冷たくなっている。このまま焼くと、表面ばかりが温まってしまい、中までなかなか火が通らない。これを避けるために、あらかじめ室温に戻してからオーブンで焼くようにしよう。これはステーキなどを焼く場合にも言えることだ。鶏丸ごと1羽となるとかなり厚みがあるので、その点も計算に入れて、どれくらい前から室温に戻しておくべきかを考えるようにしたい。
2. タンドーリチキンをオーブンで焼くときは?

オーブンを十分に予熱してタンドーリチキンを焼こう
タンドーリチキンの調理に限らず、オーブン料理で大切なのは予熱することだ。魚焼きグリルで魚を焼くときにも、予熱してから焼くと美味しく焼ける。十分な予熱をすることによって、表面はパリッとしていて、なおかつ中までじっくり火の通ったタンドーリチキンに仕上がるのだ。
タンドーリチキンをオーブンで焼くときの付け合わせは?
オーブンで肉を焼くときは、肉のすき間にジャガイモなどを置いて、一緒に焼くことが多いだろう。空きスペースを有効に活用し、付け合わせも同時に作れるよい方法だが、さらによい方法をお伝えしよう。ジャガイモは厚めの輪切りにし、タンドーリチキンの下に敷くのである。写真のような状態だと、鶏肉から出た肉汁が鶏肉自身を浸し、やや水っぽい仕上がりになってしまう。ジャガイモは肉の下に敷くことで、ジャガイモはタンドーリチキンの旨みを吸って一層美味しくなり、タンドーリチキンはパリッと仕上がるというわけである。
3. タンドーリチキンをオーブンで焼き上げたら?

タンドーリチキンはオーブンから耐熱性の皿に移し替えよう
オーブンで熱々に焼き上げたタンドーリチキンは、冷めないうちに家族に食べてもらいたいものだ。そのためには、おすすめは鉄皿だが、無い場合には耐熱性の皿に移し替えよう。
タンドーリチキンをメインディッシュとする献立は?
ガッツリ派の方にすすめたい献立はインド料理店で食べるのと同じように、タンドーリチキンをカレーやナンと合わせて、コース料理として組み立てること。インド料理店のランチは、ミニサラダやカップスープなどがつくことも多いため参考にしよう。
野菜などの副菜も必ず添えよう
オーブン料理をメインとした献立は、どうしても肉類中心になり野菜が不足する。そのため、副菜としてサラダでも、焼き野菜でも良いが、野菜を献立の中に加えるようにしよう。
結論
フライパンやグリルでも焼くことができるタンドーリチキンだが、骨付きの大きなもも肉や、丸ごと1羽の鶏を焼くならオーブンの出番だ。オーブンは機種によってタイプ・機能・操作方法などが違うので、説明書をよく読んだ上で、家族のために豪華で美味しいタンドーリチキンを焼いてみてはいかがだろうか。