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【管理栄養士監修】パーコー麺のカロリーと栄養素|栄養図鑑

【管理栄養士監修】パーコー麺のカロリーと栄養素|栄養図鑑

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

鉛筆アイコン 2021年2月26日

汁麺の上に揚げた豚肉を丸ごとのせた、台湾のソウルフードのひとつであるパーコー麺。もともとは豚のスペアリブに小麦粉をまぶし、卵にくぐらせて揚げた中国の料理だ。近年は揚げた豚肉のかわりに唐揚げをトッピングしたり、麺に春雨を使用したり、アレンジして提供する飲食店もあるという。今回はパーコー麺のカロリーや摂取できる栄養成分について紹介しよう。

  

1. パーコー麺のカロリーは?

揚げた豚肉をカットして汁麺の上にのせたパーコー麺。台湾のB級グルメの代表といっても過言ではない。日本でも提供する飲食店は多数あり、味付けは塩味・しょうゆ味・鶏ガラベース味などバリエーションがある。また使用する麺も一般的なラーメンに使用する太さの麺・もちもちの平打ち麺・黄色みの強い卵麺・春雨など、バラエティに富んでいるのが特徴だ。

揚げた豚肉に炭水化物の麺という組み合わせなので、かなり高カロリーだと思われるが、平均的なパーコー麺のカロリーは、650~1,000kcalくらいである。大きく幅があるのは、トッピングや使用する麺によってカロリーが異なるからだ。

一般的なラーメンを例にあげると麺は約300kcal、スープは約200kcal、トッピングは約200kcalの合計700kcal程度のバランスのものが多い。これに揚げた豚肉がのるのだから、高カロリーになっても仕方ない。ササッと短時間で味わえる麺類は、時間のない人にとっては助かるメニューだが、カロリーが高いことを忘れないでほしい。

2. パーコー麺に含まれる栄養成分

パーコー麺のおもな材料のひとつが豚肉である。豚肉には牛肉や鶏肉と比較して、10倍ものビタミンB1が含まれているという。ビタミンB1は体内で糖質をエネルギーに変換するのに欠かせない成分だ。ごはんなどの炭水化物を食べてもビタミンB1が不足しがちだと、エネルギーの変換効率が悪くなるという。

白米が主食の日本人にとってビタミンB1は、欠かせない栄養成分といえるだろう。ちなみに豚肉のほかにビタミンB1が含まれる食品は、玄米・レバー・ウナギの蒲焼き・ニンニク・大豆・ピーナツなど。とくに日頃から身体がだるいと感じている人や喫煙習慣のある人、アルコールをよく飲む人、スポーツをする人にはおすすめの成分である。

飲食店によっていろいろな麺を使用すると先述したが、多くの店舗では中華麺を使用しているという。中華麺に含まれる栄養成分は炭水化物やタンパク質、脂質などだ。炭水化物は糖質と食物繊維を合わせたもので、とくに糖質はエネルギー源となり、タンパク質や脂質と比較してエネルギーの代謝がスピーディーだという。

タンパク質は高血圧の予防や貧血予防、免疫力アップ、美肌効果が期待できるそうだ。脂質は体温を保持したりエネルギーを生成したり、ビタミンAやビタミンEといった脂溶性ビタミンの吸収を促すという。豚肉と麺だけでも健康効果が期待できるが、野菜や卵などをトッピングすれば、より身体によい栄養を摂取できるようだ。

3. パーコー麺をカロリーオフして味わう方法

パーコー麺のカロリーが高いことは先に紹介したが、ダイエット中でも無性に食べたくなるという人もいるだろう。ではカロリーオフして食べるにはどうすればいいのだろうか。少しでもカロリーを抑えたい人は、提供されてスグに豚肉を別皿に移すことをおすすめする。上にのせたままの状態では、スープを含みやすくなるからだ。スープにもしっかりカロリーがあるので注意しておこう。

あとは豚肉の脂身の部分を残す方法もおすすめだ。また、一品すべて食べきるのではなく、誰かとシェアして食べる方法もありだろう。ランチタイムや飲んだあとの〆に食べたくなる麺類だが、中でもパーコー麺は高カロリーである。自分で作る場合は、量そのものを減らしたり、トッピングに野菜を増やしたり、スープを飲まないなど、工夫して食べるようにしよう。

結論

温かな汁麺と揚げた豚肉の組み合わせであるパーコー麺。男性にとって最高のB級グルメといえるだろう。見ためもボリューミーで、ガッツリ食べたい人にはたまらないメニューである。しかし紹介したように、一品のみではかなりカロリーが高い。ダイエット中の人は、前後の食事にも気をつけるようにしてほしい。

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  • 公開日:

    2020年3月 5日

  • 更新日:

    2021年2月26日

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