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カゴにのった新鮮な馬刺しの画像

馬肉の食べ方・おいしい馬刺しの作り方!加熱や解凍のコツ・注意点も解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2024年1月22日

馬肉をおいしく食べる秘訣は加熱や解凍にある。これらに失敗すると、食感が悪くなったり旨みが損なわれたりなど、せっかくの馬肉を堪能できなくなるおそれがあるため注意したい。本稿では馬肉の解凍や切り方、馬刺しをはじめとしたおすすめの食べ方および注意点も解説する。

  

1. 冷凍馬肉の解凍方法と解凍時間の目安

ブロック状の馬肉の画像
生食用の馬肉は冷凍が義務づけられているため、食べる前に解凍する必要がある。

冷凍馬肉は氷水解凍がおすすめ

ボウルに氷水をたっぷり入れたら、パッケージごと馬肉を浸す。量や大きさにもよるが、おおよそ60分が目安だ。完全に解凍するのではなく、半解凍(硬さが残っている)状態で切り上げよう。

急いでいるなら流水解凍

ボウルにパッケージごと馬肉を入れたら、流水に浸す。5〜10分ほどでちょうどよい半解凍状態になるはずだ。ただし流水の温度が高すぎると、全解凍してしまうおそれがあるため、必ず冷水でおこなうこと。

冷蔵庫解凍という方法も

冷凍馬肉は冷蔵庫解凍も可能だ。パッケージのまま冷蔵庫に入れて、半解凍になった状態で調理・提供しよう。時間は量や大きさにもよるが、200g程度なら60〜90分が目安になる。長時間放置してしまうと見た目や風味が劣化することもあるため、注意してほしい。
馬刺しの解凍方法はこちらでも解説!

2. 解凍した馬肉のスライス方法

馬肉と包丁の画像
続いて、半解凍状態にした馬肉のスライス方法や皿への盛り付け方法を説明する。

馬肉のスライス方法と盛り付け方法

清潔なまな板を用意したら、真空パックをあけて馬肉を取り出してのせる。取り出しにくいときはハサミや包丁を使うと簡単だ。次に、繊維目に逆らうように垂直にスライスしていく。繊維目に沿うと食感が悪くなる(硬くなる)ので気をつけよう。厚みはお好みだが、ベーシックなのは2〜3mm程度。あとは見栄え良く皿に盛り付け、玉ねぎなどを上に盛れば完成だ。

3. 【馬肉の食べ方】おいしい馬刺しの作り方・食べ方

新鮮な馬刺しの画像
馬肉をおいしく食べるなら馬刺しがおすすめ。馬肉本来の食感や甘みを楽しめるメリットがある。当然だが、馬刺しを作るなら必ず生食用の馬肉を使うことだ。加えて速やかに食べきることもお忘れなく。

おいしい馬刺しの作り方

  • 冷凍馬刺しを解凍する
  • その間、玉ねぎを薄くスライスして水に浸けておく
  • 赤身は肉目に対して垂直に3〜5mm幅で切る
  • 霜降りはサシに対して垂直に3〜5mm幅で切る
  • 皿にスライスオニオン・大葉・馬刺しの順に盛り付ける
  • 最後に薬味として生姜と青ネギをのせたら完成

おいしい馬刺しの食べ方

新鮮な馬刺しはそのままでもおいしいが、基本的には甘口醤油などで食べることが多い。一般的な濃口醤油でもおいしいが、せっかくなら本場のような甘口醤油を使ってみよう。スライスオニオン・大葉・生姜・青ネギなどと一緒に食べてもおいしい。ただし、薬味を使いすぎると馬肉の風味が損なわれるので注意しよう。
馬刺しを極める!

馬刺しにおすすめのタレ

  • 馬刺しのタレ
  • 甘口醤油・すりおろしにんにく・生姜
  • 刺身醤油・わさび
  • ごま油・塩
  • 醤油・辛味噌(コチュジャン)

馬刺しおすすめの薬味

  • おろししょうが
  • おろしにんにく
  • いりごま
  • にんにくスライス
  • 刻み海苔
  • 小口ねぎ
  • 針しょうが
  • 刻み大葉

4. 【馬肉の食べ方】馬刺し以外のおすすめ5選

馬肉のユッケの画像
馬刺し以外にも、馬肉の食べ方はいろいろある。火を通さない場合、必ず生食用の馬肉を使うようにしてほしい。

馬肉のカルパッチョ(生馬肉)

薄切りにした馬肉を皿に盛り付け、かいわれ大根をトッピングする。オリーブオイル・バルサミコ酢・醤油・コショウ・おろしニンニクを合わせた調味料をのせ、仕上げに粉チーズをふりかける。サッパリした味付けで、ご飯のおかずにもお酒のおつまみにも合う。

馬肉のタタキ(生馬肉)

ブロック状の馬肉の表面をフライパンで焼き、タタキにしてもおいしい。焼くときにバターやオリーブオイルを使うと、違った香りや味わいが楽しめる。馬刺しと同じようにスライスして皿に盛りつけよう。甘口醤油のほか、柚子胡椒やからし醤油で食べてもおいしい。

馬肉のユッケ(生馬肉)

トロトロの黄身と馬肉はマイルドで美味だ。細切りにした馬肉と、刻んでおいた小ネギを和える。皿に馬肉を盛り付け、中央を凹ませて卵黄を落とす。最後にゴマ油・砂糖・酒・醤油などで作った特製タレをサッとかける。馬肉料理の中でも人気の一品だ。

馬肉のステーキ

馬肉を適当な厚みにスライスしたら、しっかり水分を拭き取る。塩コショウをふり、フライパンで両面を焼く。両面に焼き色が付いたらアルミホイルで包み、中まで火を通せば完成だ。

桜鍋

鍋に馬肉の脂を溶かし、馬肉とごぼうを炒める。水・味噌・日本酒・みりん・砂糖を加える。さらにニンジン・キャベツ・長ネギ・キノコ・しらたきなどを入れれば桜鍋の完成だ。味噌と馬肉は相性がよく、体の芯から温まる。
桜鍋の作り方について詳しくはこちら!

5. 馬肉をおいしく食べるための加熱・解凍のコツと注意点

皿にのった馬肉の画像
馬肉の解凍方法やおすすめの食べ方を紹介してきたが、解凍や調理の過程でおいしさが損なわれてしまうこともある。とりわけ、以下のようなポイントには注意しよう。

加熱し過ぎると硬くなるので注意

馬肉は、中まで火が通ると食感が悪くなる。馬肉を焼いて調理する場合は、油脂分をほどよく加えるとともに、火を通しすぎないように心がけよう。また加熱調理に適した部位を使うのもおすすめだ。

解凍は電子レンジではなく氷水で

電子レンジで解凍すると、中まで火が通ってしまい食感が悪くなる。馬肉のうま味成分や脂も流れ出るため味も低下する。冷凍馬肉を解凍するときは、氷水または流水、あるいは冷蔵庫解凍のいずれかを選ぼう。

肉の繊維目に沿って切ると食感が硬くなる

馬肉は、繊維目に逆らうようにスライスするのが基本である。それにより、馬肉本来の柔らかい食感が楽しめる。繊維目に沿って切ると、硬く感じる場合があるので注意しよう。赤身・霜降り問わず、繊維目に逆らって切るのが基本だ。

結論

馬肉は、定番の馬刺しのほかユッケ・ステーキ・桜鍋などさまざまな食べ方が楽しめる。いずれもおいしいので、ぜひ馬肉を手に入れたら挑戦してみよう。普通のスーパーで馬肉が見つからないときは、ネット通販を利用するのもおすすめだ。
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インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2020年3月16日

  • 更新日:

    2024年1月22日

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