1. アボカドの下ごしらえ
アボカドは熟し具合が大切だ。もしアボカドローズを作りたい日が決まっているなら、少し青いアボカドを購入して、常温で追熟させておこう。
アボカドローズは硬さが重要
きれいな形にするには、アボカドの硬さがポイントになってくる。硬すぎるとローズ型に巻くとき果肉が割れてしまうし、熟しすぎていると柔らかいため潰れて美しく仕上がらない。持ったときほどよい弾力で、皮が青っぽくなく黒い状態がベストだ。確認しようと強く押すのは果肉が傷むのでしてはいけない。ヘタを軽く触っただけで自然に落ちるのが目安である。
種と皮の処理
まずアボカドに縦方向にぐるりと一周切り込みを入れる。大きな種が真ん中にあるので、種に当たるまで包丁を入れ、包丁の方をぐるっと動かそう。そのままねじるように力を加えるとふたつに割れるので、種に包丁の腹を刺して捻り、種を実から外す。滑るのでくれぐれもケガには注意だ。皮はほどよく熟していればきれいにむける。
2. アボカドローズの作り方
基本はアボカド半分で大きなアボカドローズひとつ分だ。4分の1でミニサイズふたつを作ることができる。
1~2mmにスライスして巻く
薄さ1~2mmで横方向にスライスする。スライスし終わったら、そのまま少しずつ重なった状態で縦方向にスライドさせて一列に並べていこう。菜箸などを使って芯を作り、中心からクルクルと巻いていくと、花のような形になるはずだ。巻くときれいになるので、ずらして並べている段階では幅などに神経質にならなくて大丈夫だ。
仕上げが大切
作る前に底にラップをしいておいたり、包丁やスクレーパーを底に入れてそっとアボカドローズを持ち上げる。目的の場所へスライドさせて移したら、花びらが開くように少し形を調節して仕上げよう。サラダのど真ん中でも、トーストの上や前菜の皿でも美しく決まる。変色を防ぐにはレモン汁を刷毛などで塗るか、ローズを形作る前に振りかけておくといい。
3. アボカドローズの簡単アレンジ
アボカドローズは見た目が華やかだが、ずらして並べたら巻くだけだ。形にアレンジを加えることも可能である。
アボカドハートも作ってみよう
ローズの形だけでなく、ハート型も簡単に作ることができる。ハートに使うアボカドは4分の1個なので、ローズより小ぶりで各々の皿にのせるのにちょうどいい。縦半分に切ったアボカドを横向きに置き、アボカドの上・真ん中・下と3つにわける。使うのは真ん中部分で、ここを1~2mmにスライスしよう。それを2等分し、それぞれを上下にスライドさせる。片側ずつハートの半分になるよう湾曲させ、くっつけるとハート型の出来上がりだ。
キウイ、生ハムも同様に
アボカドローズの基本を覚えたら、キウイフルーツや生ハムも同様にローズ型にしてみよう。キウイはアボカドローズと同様に作れるので、並べてカッテージチーズなどを合わせるとフルーツサラダが作れる。生ハムは細長い端からクルクル巻くだけでいい。どちらもアボカドと合うので、皿の上に異なる素材でローズを作ると見栄えがする。
結論
見た目が非常に手の込んだように見えるが、作るのは簡単なアボカドローズ。特別な日だけではなく、ちょうどよく熟れたアボカドがあったらぜひ挑戦してみよう。レモン汁のほか、オリーブオイルでも変色を防げるので、ドレッシングがわりにかけるといいだろう。
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