【苺のシャルロット】の作り方を紹介。格段に美味しくなるコツも！

苺のシャルロットケーキといわれても、どんな材料を使うのか分からないという人も多いだろう。そこでまずは、苺のシャルロット作りに必要な食材の選び方について、「ビスキュイ生地」と「パンナコッタ」に分けて紹介しよう。

シャルロットでは、底やふちにビスキュイ生地が敷き詰められる。場合によっては、ビスキュイ生地でふたを作ることもある。必要な食材の選び方は、小麦粉・卵・グラニュー糖・粉砂糖である。サクサクしたビスキュイ生地とパンナコッタのコラボレーションを楽しんで欲しい。

シャルロットでは、ビスキュイ生地の内側にパンナコッタやムース、ババロアが使われる。今回はヨーグルトパンナコッタを使用するが、自分好みに変えてもらって構わない。必要な主な食材は、ヨーグルト、生クリーム、グラニュー糖、ゼラチン、飾りつけ用の苺である。ほかにも、好きなフルーツを用意してもよいだろう。

シャルロットは、一見すると作るのが難しいように感じるが、1つ1つの工程はそれほど複雑ではない。順を追って作れば、初心者でも迷うことはないだろう。そこで次は、シャルロット作りの下ごしらえから完成までの手順を確認しよう。

シャルロット作りの下ごしらえでは、ビスキュイ生地を完成させる。まず、小麦粉をきめ細かくするためにふるいにかけておき、卵は卵黄と卵白に分けよう。卵黄にはグラニュー糖を加え、白くもったりするまで混ぜ合わせる。残った卵白にはグラニュー糖を加え、メレンゲを作っていく。ツノが立つくらいの固さが目安だ。次に先ほどの卵黄とメレンゲを切るようにさっくり混ぜる。そこにふるっておいた小麦粉を加え、粉っぽさがなくなるまでそっと混ぜ合わせたら生地の完成だ。メレンゲを潰さないために必要以上に混ぜすぎないのがポイントだ。こうしてできた生地を絞り袋に入れて、シャルロットの底と側面の各パーツを成形していく。最後に上から粉砂糖をふりかけ、オーブンで焼いたら下ごしらえは完了だ。

ビスキュイ生地を焼いている間に、内側のパンナコッタを作っておこう。まず、グラニュー糖、生クリームをボウルに入れ、混ぜながら軽く温める。そこにゼラチンを加えて溶かしたら、ヨーグルトを加えてさらに混ぜて完成だ。
焼き上がったビスキュイ生地を並べ、内側にパンナコッタを流し入れる。冷蔵庫で冷やし、パンナコッタが固まったら上に苺を盛りつけよう。ほかのフルーツもあると、さらに華やかになる。また、パンナコッタの中にフルーツを入れてもよいかもしれない。

最後に、自宅でシャルロットを作る際、格段に美味しくするためのコツを2つ紹介しよう。

シャルロット作りで失敗しがちなのが、ビスキュイ生地の形が不ぞろいになってしまい、パンナコッタをうまく流し込めない点だ。それを防ぐために、あらかじめクッキングペーパーにビスキュイのサイズに合わせた線を入れておくことをおすすめする。このコツを使えば、線に合わせて生地を成形するだけで均等な大きさのビスキュイ生地になる。

2つ目のコツはビスキュイ生地を焼いている間にパンナコッタを作ることだ。ビスキュイ生地が焼き上がってからパンナコッタを作っていては、生地がパサパサになってしまう。また、パンナコッタを早く作りすぎても水っぽくなる。それを防ぐためには、生地を焼いている間にパンナコッタを作り、ちょうどよいタイミングで生地に流し入れよう。

日本ではなかなかその名を聞くことのないシャルロットだが、作り方もそれほど難しくなく、そのうえフルーツ好きにはたまらないスイーツだ。今回紹介した作り方さえ覚えてしまえば、別のフルーツにも応用できる。ぜひ自分の好きなフルーツで作ってみて欲しい。