1. ニンニクの下ごしらえのやり方

ニンニクは丸のまま使うこともあるが、そうでなければ薄皮を剥いたり、芯を取り除いたりする必要がある。まずはそんなニンニクの下ごしらえのやり方を確認しておこう。
ニンニクの皮の剥き方
- ニンニクの外皮をこするようにして剥く
- 鱗茎を1片ずつバラバラに切り離す
- 根の部分に包丁を数mmだけ真っすぐ入れる
- 根を切り落とさないようにしながら包丁を返して皮を剥く
※最後まで手で行うことも可能
ニンニクの芯の取り方
- ニンニクの根部分に爪楊枝の頭を当てる
- 爪楊枝を押し込むようにしながら芯を押し出す
※ニンニクを切ってから取り除くことも可能
※ニンニクの芯は食べることも可能
2. ニンニクの切り方の早分かり

代表的なニンニクの切り方には輪切り・薄切り・みじん切りなどがあるが、実はほかにも潰し・ぶつ切り・千切りなどの種類もある。これらは以下のように特徴や向いている料理などが異なっている。
- 潰す:包丁の腹でニンニクを潰す方法。炒め物や煮込み料理など
- ぶつ切り:ニンニクを半分に切る方法。炒め物や煮込み料理など
- 輪切り:ニンニクを小口から切る方法。ガーリックチップスなど
- 縦薄切り:ニンニクを縦方向に切る方法。炒め物や煮込み料理など
- 千切り:輪切りにしたから縦切りにする方法。炒め物や煮込み料理など
- みじん切り:格子状に切れ目を入れてから切る方法。ソースや炒め物など
特にニンニクは細かく切るほど、ニンニク特有の刺激臭が強くなる。つまり、上記の切り方でいうと「潰す」のが一番香りは弱くて、「みじん切り」が一番香りは強くなる。「どんな料理にニンニクを使うのか」「ニンニクの刺激を楽しみたいか」などで切り方を決めるようにしよう。
3. ニンニクを切る主な方法3種類

前述の通りニンニクを切る方法にはたくさんの種類がある。ただ、その中でも特に多く使うのが、薄切り・みじん切り・潰しの3つである。そこで、ここではこの3つの切り方について確認しておこう。
切り方1.輪切り(小口切り)
- ニンニクは皮を剥き、芯を取っておく
- ニンニクを横向きに置いて2~3mm間隔で切る
- (2)の方法で最後まで切ったら完了
切り方2.みじん切り
- ニンニクは皮を剥き、芯を取っておく
- ニンニクを縦半分に切っておく
- 切り口を下にして置き、縦向きに包丁を細かく入れる
※ニンニクの根元を切り落とさないようにする - 真横から水平方向に包丁を細かく入れる
- 輪切りと同じように端から2~3mm間隔で切る
- (5)の方法で最後まで切ったら完了
※切ったニンニクをさらに細かく刻んでもよい
切り方3.潰し
- ニンニクは皮を剥き、芯を取っておく
- ニンニクを縦半分に切り、切り口を下にして置く
- 包丁の腹部分をニンニクに乗せて逆の手を置く
※包丁の刃先は必ず奥側に向けておく - 体重を掛けるようにしてニンニクを軽く潰す
4. ニンニクのすりおろし方

薬味としてニンニクを使うときには、すりおろすことも多い。ニンニクをすりおろすときには、以下のように行おう。
- ニンニクの皮と芯を取り除いておく
- 細かい目のおろし器を使ってすりおろす
※おろし器に残ったものは爪楊枝で取る
結論
ニンニクにはさまざまな切り方があるが、まずは輪切り・みじん切り・潰しのようなよく使う切り方をマスターするのがおすすめだ。また、これらをマスターすれば、ほかの切り方にも応用ができる。切り方によって香りの強さが変わるため、作りたい料理に合わせた方法で切るようにしよう。
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