目次
1. 生姜焼きの漬け込みは必要?

料理初心者が最初にトライする料理としても知られる生姜焼き。さらには、家庭料理なので、かなり幅広い作り方が存在する。答えから述べると焼く前にタレに漬け込むことが、必須ではない。豚肉を焼いて、最後にタレを絡めるやり方もスタンダードなレシピとして多く存在する。
では、漬け込むメリットとはどこにあるのか?一般的に、肉を漬け込む=マリネすると味がしっかりと肉に浸透する。また、漬け込み液の素材によっては肉が柔らかくなる効果も期待できる。
2. 生姜焼きの下ごしらえ【漬け込み】のやり方

話題になっている漬け込みテクニックを使った生姜焼きの作り方について紹介していこう。
生姜焼きの漬け込みのやり方・手順
漬け込みは、いつものタレの材料に漬け込むだけなので、とても簡単に行うことができる。
- 豚肉は生姜焼き用なら筋切りをするか、数ヶ所フォークで穴を開けておく
- 保存用のビニール袋に1を入れる
- おろししょうが、醤油、酒、みりん、砂糖を合わせたタレを2に入れ、よくもむ
3. 生姜焼きを美味しく作る漬け込みのポイント

簡単3ステップで完了する、生姜焼きの漬け込み。ここではさらに美味しくなるポイントをお届けしていこう。
ポイント1.生ショウガをすりおろす
思わず簡単に!とチューブの生姜を使いたくなるが、ここはすりおろしがおすすめ。生のすりおろし生姜を使うだけで、風味が増し、ワンランク上の味わいを楽しむことができる。
ポイント2.甘みには「ジャム」を使う
砂糖やみりんの代わりにジャムを入れると旨みが増し、ほどよいとろみが生まれ、タレが肉に上手く絡むようになる。さらに砂糖を使用した場合と比較して、焼きあがりの艶も美しい。2人分の生姜焼きを作る場合は、ジャムを漬けタレに大さじ1.5杯ほど加えるのが適量だ。おすすめのフレーバーは、オレンジママレードである。ママレードにはほどよい苦みとさわやかな柑橘の香りがあり、より奥行きのある生姜焼きへと導いてくれる。
ポイント3.一晩寝かせて味をしみ込ませる
約5分~15分漬け込むだけでも美味しく仕上げることができるが、一晩漬け込むとさらに旨みやコクが増し、美味しくなる。食品用保存袋から空気を抜いて口を閉じるのがポイント。この状態で保存すれば、約3日は保存することも可能である。漬け込んでおけば、生姜焼きを食べたいときにすぐに焼いて食べることができるので、忙しいオリひと世代にはうってつけの調理法といえそうだ。
4. 生姜焼きの漬け込み時間短縮テクニック

漬け込みタイプの生姜焼きを作る場合、肉の厚みにもよるが2人分(200g)で最低でも10〜15分の漬け込み時間が必要だ。この漬け込み時間を少しでも短縮したいという人におすすめのポイントを紹介しよう。
テクニック1.豚肉は薄切り肉を使う
生姜焼きは、生姜焼き用の肉で作るのが正解!と思っている人がいるようだが、実は普通の薄切り肉でも十分美味しくできる。厚みが薄い分、味のしみも早い。厚みのある肉の食べごたえある生姜焼きとは違い、柔らかく仕上がるので弁当にも向いている。薄切り肉は、バラや肩ロースなど脂身が多いものを選ぶのがポイントだ。しゃぶしゃぶ用でもいい。脂身の多いこま切れで作れば、よりリーズナブルだ。
テクニック2.保存袋に入れてもむ
食材の漬け込みにはよくバットを使うが、漬け込みにスペースを取ることや、食材がすべて浸る量の漬け込み液を作らなければならないというデメリットもある。そこで便利なのが、食品用保存袋である。少ない調味液で効率よく味をしみ込ませることができる。
5. 漬け込み豚肉は冷凍保存もおすすめ!

生姜焼きは漬け込み冷凍に適した料理でもある。漬け込み液で肉がコーティングされるため、豚肉の乾燥を防ぐ効果もある。漬け込み冷凍の際に注意したいポイントは、冷凍保存用の袋を使用すること。生肉を保存・解凍するため、丈夫なものが適している。
漬け込み豚肉を冷凍保存するやり方・手順
生姜焼き用の漬け込み冷凍は、とても簡単。いくつか作っておくと毎日の食事にも弁当にも大活躍してくれる。肉がしっかりと液に浸かるよう、タレはやや多めにするのがポイント。生姜焼きの調理をする際には、冷凍した豚肉を保存袋のまま大きめの容器(ボウルなど)に入れて、流水解凍して、普通に焼くだけだ。
- 豚肉の水分を丁寧に拭き取る
- 豚肉と調味液を冷凍保存用の袋に入れ、軽くもむ
- しっかりと空気を抜いて密閉し、平らにして冷凍する
結論
生姜焼きは、漬け込みテクニックを活用すると柔らかで、ジューシーに仕上がる。また、冷蔵、冷凍保存が効くので、毎日の作り置きにも最適といえそうだ。冷蔵庫や冷凍庫にこの生姜焼きの漬け込み肉が、忙しいウィークデーを救ってくれるはず!時短テクニックもどんどん活用していきたい。