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【カタクリ】は春の花でかつては食用にも?特徴や保存方法を徹底解説

【カタクリ】は春の花でかつては食用にも?特徴や保存方法を徹底解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2020年3月30日

紫色の可愛らしい花を咲かせる「カタクリ」。山歩きなどをする人には、春を感じさせる花としての方が知名度が高いかもしれない。その名の通り「片栗粉」の原料としても知られ、かつては食用にもされてきた。今回はそんなカタクリについて紹介する。なお、カタクリは年々自生地が減少し、各地で保護対象となっている植物である。美しい花を長きにわたって楽しむためにも、自生地での採取は絶対にやめてほしい。食用を試してみたい場合には、農産物の直売所で正規に売られているものを購入してみよう。

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1. カタクリの特徴

カタクリはユリ科カタクリ属の多年草。発芽してから花を付けるようになるまで、なんと7年〜8年かかる。また、花を付けるようになっても地上に顔を出すのは4月〜5月にかけての数週間、花を見ることができるのは2週間ほどの間しかない。その後地上部は枯れ、地下の鱗茎が休眠に入る。そのことから、「スプリング・エフェメラル(春のはかない命・春の妖精)と呼ばれることもある。

ちなみにカタクリの花言葉は「初恋」。はかなく終わった想いが心の内(地下の鱗茎)にしまわれ、また春が来ると相手を思い出す(咲く)。短期間だけ咲く可憐な姿に、そんな初恋を重ねたのだろうか。

カタクリの産地は、日本の他、朝鮮半島からサハリンにかけて分布しており、近縁種は世界中にもたくさん見られる。日本では、北海道から九州にかけて広く自生している。しかし現在は、その自生地の減少が問題となっており、保存に向けた動きが各地で活発になっている。

2. 片栗粉の原料としてのカタクリ

その名前からも想像できるように、カタクリは片栗粉の原料としても知られている。カタクリの鱗茎部分にデンプンが含まれており、これを抽出して片栗粉としてとろみ付けなどに用いていた。

しかし現在はカタクリの自生も減少しており、またカタクリの鱗茎は小さく少量の片栗粉しか抽出できないこともあり、大量につくることができる安価なジャガイモを原料とした馬鈴薯デンプンが主な片栗粉として売られている。原料は代わったものの、馬鈴薯デンプンを総称して片栗粉と呼んでいる。

3. カタクリを使った料理

絶滅への危惧から多くの地域で採取が禁止されているカタクリ。現在直売所等で購入した場合に限り食用として楽しむことができ、花も葉も鱗茎もすべて食べることができる。ピンクの花は、食卓に春らしい彩りを添えてくれるだろう。

下処理の方法

生で食べることもできるが、サッと下ゆでして使うことが多い。食感が残るように沸騰した湯で短時間ゆでて、すぐに冷水に放つ。

おひたしや和え物

下ゆでした物をおひたしとして食べたり、ゴマ和えやマヨネーズ和えにしても美味しい。

天ぷら

花を付けたまま天ぷらにすれば、春らしい一品に。

炒め物

サッとゆでて冷水にさらした物をよく水切りし、油で炒めてみりん・しょう油で味を整える。

炊き込みご飯

米を研いで炊飯器に入れ、下ゆでして冷水にさらした物をよく水切りして3~4cmに切ったカタクリ、塩、しょう油、水を加えて炊く。ニンジンやごぼう、油揚げなどの具を足しても美味しい。

4. カタクリの選び方と保存方法

地上に顔を出す時期が限られているカタクリ。自生数の減少も相まって入手できる機会は多くないが、農産物の直売所などで売られているのを見かけた場合に限り購入してみよう。

カタクリの選び方

カタクリは1つの株からチューリップのような葉が2枚、その真ん中から1本の花茎を伸ばし、その先に花を付ける。花の色は濃い紫やピンク、真っ白い物など、個体差がある。葉の色も、緑一色の物や紫っぽいまだら模様が入った物などさまざま。色が違うからといって鮮度が悪いということではない。イキイキとした物を選ぶようにしよう。

カタクリの保存方法

日持ちがしないのでなるべく早く食べるのが基本。数日保存する場合は、新聞紙などに包みポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室へ。
長期保存したい時は、古くから天日乾燥という方法が用いられてきた。サッと下ゆでした物をザルなどに広げて天日で干す。上手くいくと、花などもきれいな色のまま乾燥させることができる。また、下ゆでして冷水にさらした物を冷凍保存することもできる。

結論

春の花や片栗粉の原料として知られるカタクリだが、機会があれば一度食べてみたい。一気に春らしい食卓になるだろう。
繰り返しになるが、カタクリは年々自生地が減少し、地域によっては絶滅が危惧されている植物である。採取は絶対にせず、食用を試してみたい場合には、農産物の直売所で正規に売られているものを購入して楽しむようにしよう。
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