1. 炊飯器で炊いたごはんにバターを絡める場合

バターライスを作る場合に、もっとも簡単にできるのがこの方法であろう。つまり、炊きあがったごはんにバターを絡めるだけという作り方である。バターライスを作ることを予定しなくても、白飯が炊けてからでも準備ができる。
●バターだけではなく粉チーズなども加えて
バターライスを作る予定はなく白飯を炊いてしまったのに、バターライスにする必要が出てきた場合。その場合も、あたふたする必要はない。できあがったホカホカのごはんを必要量だけボウルに移し、バターをまぶせばいいのである。ただし、バターだけではパンチに欠けるが、粉チーズや胡椒などを加えて味にメリハリをつければ大丈夫だ。
●ニンニクや玉ねぎを加えて
バターをあとでまぶすとしても、ごはんを炊くときにあらかじめ味をつけておけばバターライスもより奥が深い味となる。たとえば、ごはんを炊くときに市販のコンソメスープのもとと炒めた玉ねぎを炊飯器に投入したり、おろしにんにくと醤油をたらしたりする。こうすると、ごはんの中にしっかりとした味がしみ込み、のちに絡めるバターと絶妙なハーモニーとなるのである。また、パプリカパウダーなどをいれると、ごはんがほんのりと赤くなる。子どもの食卓やパーティーなどにも活躍しそうなバターライスとなるのである。
2. バターもともに炊き込んでしまうバターライス

バターの美味しさをとことん米に吸収させるために、バターをごはんに炊き込んでしまう方法もある。炊飯器の釜はバターでべたべたするものの、洗い物がより少ない方法といえばこれに尽きるだろう。それでは、バターを炊き込んでしまう場合のバターライスの作り方を見てみよう。
●炊飯の際にバターの塊を投入
バターを炊き込む場合には、米の準備は通常どおりで問題ない。水を入れる際に、コンソメスープの顆粒などを加えて、最後にバターの塊を上にのせるだけである。この時に、コーンやベーコンを入れるとピラフのようにもなる。できあがりに、パセリを散らせば彩りも美しい。
●オムライスに応用できるトマトソース入り
オムライスなどにバターライスを使いたい場合には、やはりトマトの色がついているのがベターである。そこで、コンソメスープとトマトソースをあらかじめ煮込んでおき、米を炊飯器にセットする際にこのスープを利用する。バターも投入して炊けば、炊飯器からオムライス調理に直行できるバターライスができあがる。オムライスだけではなく、ドリアなどにも活躍してくれるのである。また、こうしてできたバターライスを小分けにして冷凍しておけば、レトルトのカレーやハヤシライスなどを食べる時にも重宝する。
3. 和風も合う!バターの炊き込みごはん

実はバターと醤油の相性が非常によいことを考えれば、バターを炊飯器に入れる際には和風の炊き込みごはんも美味しいのである。醤油バターと相性がよいのは、キノコ類、サーモン、ツナなどなど。春であれば、あさりでも美味しいだろう。きのこの中では、とくに歯ごたえのよいエリンギがバターの炊き込みごはんに向いた食材とされている。ふわりとバターが香る炊き込みごはんに細ねぎを刻んだものをパラパラとかけて食べる美味しさは、いくらおかわりしても足りないほどである。
結論
バターライスは、炊飯器を使っても問題なくできるメニューである。炊きあがったごはんにバターを絡める方法、米とともに炊き込んでしまう方法、いずれも美味しくできあがる。バター以外の食材も応用して、状況に合わせて美味しいバターライスを作ってみてほしい。
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