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ラッシーとは?インド生まれの「飲むヨーグルト」について解説!

ラッシーとは?インド生まれの「飲むヨーグルト」について解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年11月 9日

インドの代表的な飲み物として知られている「ラッシー」。ヨーグルトベースのまろやかさが特徴であり、スパイシーな味わいのインド料理と相性がバッチリとなっている。また、2020年5月には全農広報部がラッシーの作り方をTwitter上でツイートし、約35万の「いいね」がついたこともある。今回はそんなラッシーの基本から作り方、アレンジ方法まで詳しく解説する。

  

1. ラッシーとは?

ラッシーとは、「ダヒー」というヨーグルトをベースにしたインド発祥のドリンクのこと。日本では甘い「ラッシー(ミッティー・ラッシー)」やフルーツを加えた「マンゴーラッシー」などが有名だが、本場インドには何も加えない「プレーン・ラッシー」や、ミント入りの「プディーナー・ラッシー」などさまざまな種類がある。インド料理に多いスパイシーなおかずにぴったりの飲み物である。

2. ラッシーの特徴や魅力を紹介

「ラッシー」とひと口にいっても、地域・お店・家庭によって、材料・分量・作り方などはさまざまあるという。言い換えると、いろいろな舌触りや味わいを楽しめるということだ。そんなラッシーの特徴や魅力についても確認しておこう。

その1.さまざまなテイストを楽しめる

本場インドではひと口にラッシーといっても、濃さはお店や作る人によって異なる。そのため、ドロドロとしたヨーグルト感が強いものもあれば、サラサラとした水分が多いものもあるという。家でラッシーを作るときには、お好みの滑らかさになるように分量を調節してみよう。

その2.アレンジを楽しむこともできる

日本では甘いラッシーやマンゴーラッシーなどが有名だが、本場インドではミントやサフランなどのハーブを入れたり、クミンやナツメグなどのスパイスを加えたりすることもあるという。また、塩を加えた「ナムキーン・ラッシー」と呼ばれるものもあるそうだ。このようにさまざまなアレンジを楽しめるのも、ラッシーの魅力の一つとなっている。

3. ラッシーの基本的な作り方2選

ラッシーはミキサーがあれば簡単に作れるが、ミキサーがなくてもボウルとホイッパー(泡立て器)があれば作ることが可能だ。ラッシーに必要な材料は、プレーンヨーグルト・牛乳・砂糖(はちみつ)・レモン汁など。これらの食材を準備したら、以下の手順でラッシーを作ってみよう。

作り方1.ミキサーを使う方法

  • ミキサーにすべての食材を入れる
  • 滑らかになるまでミキサーで撹拌する
  • 氷を入れたグラスにラッシーを注いだら完成

作り方2.ホイッパーを使う方法

  • ボウルにすべての材料を入れる
  • 滑らかになるまでホイッパーで混ぜる
  • 氷を入れたグラスにラッシーを注いだら完成

【ラッシーを作るときのポイント】

  • コクを重視するなら牛乳1:ヨーグルト1にするとよい
  • サラッとさせるなら牛乳3:ヨーグルト1にするとよい

4. ラッシーのアレンジアイデア3選

ラッシーをもっと美味しく飲みたいなら、ぜひアレンジラッシーを試してみよう。本場のようにミントを入れたり、クミンを加えたりしてもよいが、日本人にはカルピス、豆乳、甘酒、抹茶、フルーツなどをプラスしたものがおすすめだ。ここではそんなアレンジアイデアを3種類紹介する。

アレンジ1.カルピスラッシー

カルピスラッシーは、ヨーグルトの代わりに「カルピスの原液」を使ったラッシーである。カルピスの公式サイトでも紹介されているドリンクであり、材料はカルピス・牛乳・レモン汁の3つだけ。あとはグラスに材料を入れて混ぜ合わせたら完成だ。なお、公式サイトでは「お好みでクミンやナツメグといったスパイス類を加えると一味違った味わいを楽しめる」としている。

アレンジ2.豆乳ラッシー

アレンジラッシーの中でも人気があるのが、牛乳の代わりに豆乳を使ったラッシーだ。作り方は牛乳を使うときと同じで、ミキサーに材料をすべて入れてから撹拌。あとは氷を入れたグラスにラッシーを注げば完成である。牛乳が苦手という人や、カロリーや糖質を抑えたいという人にもおすすめとなっている(※1)。

アレンジ3.フルーツラッシー

「マンゴーラッシー」をはじめ、日本ではフルーツ入りのラッシーも人気だ。家庭で作るなら、生のマンゴーよりも安く手に入る「缶詰のマンゴー」を使うのがおすすめとなっている。また、マンゴー以外のフルーツで作るなら、スーパーや八百屋で購入しやすいバナナ・ブルーベリー・キウイ・イチゴなどを使ってもみるのもよい。ぜひこれらのフルーツを使って美味しいラッシーを作ってみよう。

5. ラッシーに関するよくある質問

ここまでラッシーについて詳しく解説してきた。しかし、まだ「ラッシーのカロリーはどのくらいなのか」「飲むヨーグルトとの違いは何か」などの疑問や質問もあるだろう。そこで最後に、ラッシーに関するよくある疑問・質問に回答する。

Q1.ラッシーのカロリーはどれくらい?

使う食材や飲む量によって異なるが、例えば、プレーンヨーグルト100g、普通牛乳100ml、上白糖大さじ1(9g)で作った場合には150kcal程度になる。もしカロリーオフしたいなら、低脂肪タイプのヨーグルトや低脂肪牛乳などを使ったり、上白糖の代わりにハチミツを使ったりするとよい。なお、ラッシー1杯あたりの糖質量は20g程度となっている(※1)。

Q2.飲むヨーグルトとの違いとは?

味などでは、ラッシーと飲むヨーグルトには大きな差が見られない。しかし、法律上(乳等省令)、ラッシーは「乳製品乳酸菌飲料」や「乳酸菌飲料」に、飲むヨーグルトは「発酵乳」に区分されることが多い。これらは無脂乳固形分(牛乳由来のたんぱく質やミネラルなど)の割合が異なり、発酵乳(8.0%以上)、乳製品乳酸菌飲料(3.0%以上)、乳酸菌飲料(3.0%未満)となっている(※2)。

結論

ラッシーとは簡単にいえば「インドの飲むヨーグルト」のことであり、スパイシーなインド料理にマッチするドリンクとなっている。そんなラッシーは、ヨーグルト・牛乳・砂糖・レモン汁などがあれば家で作ることも可能だ。アレンジも楽しめるので、ぜひ興味があったらラッシーを作ってみよう。
【参考文献】
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  • 公開日:

    2020年4月21日

  • 更新日:

    2021年11月 9日

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