1. BYOレストランとは

BYOレストランのBYOは Bring Your Ownを略した言葉。訳すと「自分の分を持ってきてね」の意味で、レストランにおいてはお酒を持ってきてOKという意味だ。そもそもは、お酒を販売する免許を持たない店舗から生まれたスタイルだが、今ではそれ自体が1つの店のメリットになっているケースも多い。
BYOはワインがメイン
BYOで持ち込みできるお酒は、スパークリングワインを含むワイン類がメイン。場合によってはビールもあるが、ウイスキーやジンなどを持ち込むのはかなり例外的だ。そのためBYOの後にWをつけて、BYOW=Bring Your Own Wineと表示するお店もある。
海外では定番
イギリスやオーストラリア、イタリア、フランスなど、欧米諸国ではワインは非常にポピュラーな存在。お気に入りのワインがある人も多く、ワインは日常生活にかなり浸透している。実際に自分で料理にワインを合わせたいという人も多いのだろう。このようなライフスタイルもあり、BYOレストランは自然と広まったと考えられる。
2. BYOレストランが人気の理由

日本でもじわじわ人気を集めているBYOレストラン。これは、ライフスタイルにワインが浸透した証ともいえる。日本ワインやヴァンナチュールといったワインに関するトレンドが続々と誕生し、その度に家庭でワインが身近な存在になってきた。おのずとワインにこだわる人も多くなり、自分好みのワインを飲みたいという欲求の高まりとともに、BYOレストランがトレンド入りしたと考えられる。
特別感
レストランの味を楽しみながら、好みのワインを飲む。これは意外に難しいことだ。例えば、クラシックなフレンチレストランを訪れると、ヴァンナチュールはワインリストにない場合がある。客側がいくら合わせたいと願っても叶わない料理とワインのペアリングということになる。この無理な願いを叶えられるのがBYOレストランというシステムなのだ。
いつもとは違うレストランの楽しみ方、ワインの楽しみ方には、特別感がある。
いつもとは違うレストランの楽しみ方、ワインの楽しみ方には、特別感がある。
3. BYOレストランの使い方

Step1:BYO対応か確認
まずはBYO対応かを必ずチェックすること。そもそも酒の販売がないと利益が下がる、ワインの品質管理ができないなどの理由から、BYOを嫌悪する店も多いからだ。初心者であれば、大きくBYOをうたっているお店を選ぶ方が、お互いに心地よくその環境を楽しめる。しっかりとリサーチをして選ぶとよい。ただ、店と特別な関係性を築いている場合は、BYOをOKとしてもらえることも。
Step2:料金を確認
多くの場合BYOレストランでは持ち込み料が存在する。その価格をチェックしておくことも重要だ。その価格を払ってまで持ち込みたいかどうか?は、BYOレストランを活用するか否かの判断基準としても有効だ。
Step3:よりスマートに活用
持ち込んだワイン以外にワンドリンクオーダーすると非常にスマートな印象。例えば、赤ワインを持ち込んだのなら、1杯目のスパークリングはオーダーするなど、工夫をするとよい。せっかくなので安ワインではなく、ある程度こだわりのあるワインを持ち込むこともお忘れなく。
結論
今回はトレンドになりつつあるBYOレストランについて紹介した。日本でもBYOレストラン人気は、さらに広まる予感。まずは、しっかりとリサーチして、一度楽しんでみるとよい。予約をきちんとして、雰囲気などを掴んでおくことも重要だ。
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