【キーマカレー】の簡単な作り方！下ごしらえ、調理、味付けの方法を解説

キーマカレーはひき肉をメインに使ったカレーだ。一般的にカレーというと人参やじゃがいもなどの野菜が大きくカットされて入っているイメージだが、キーマカレーの場合はひき肉に合わせてそのほかの具も細かく切られていることが多い。つまりキーマカレーを作るためには野菜をみじん切りにしなくてはならない。

しかし、みじん切りは時間も手間もかかる切り方で苦手に感じている人も多いだろう。コツをつかめば細かくみじん切りにすることもできるが、慣れるまでは思うような大きさに切ることは難しい。そのようなときは包丁で切ることにこだわらずフードプロセッサーなどの調理道具を活用しよう。電動タイプのフードプロセッサーであれば、皮とヘタを取り除いた人参や玉ねぎを入れてスイッチを押すだけで簡単にみじん切りができる。

少し力が必要となるが、手動のフードチョッパーもおすすめだ。紐を引っ張ると刃が回転するタイプなどさまざまなものがあり、手軽にみじん切りを作ることができる。簡単にみじん切りができるようになればキーマカレー作りも非常に楽になる。

野菜のみじん切りさえできればキーマカレーは簡単に作れると思いがちだが、調理過程でも意外と手間がかかる。キーマカレーはひき肉と野菜を炒めたあとに煮込んで作るのだが、炒める過程でひき肉をほぐさなければならない。ひき肉をほぐすためには炒めている最中に木べらなどでひき肉をほぐす必要があるのだが、そのためにはつきっきりで調理しなくてはならないことになる。また一生懸命ほぐしていても、ひき肉同士がくっついてしまいダマになってしまうことも多々ある。ダマになったままだとキーマカレーの見ためがあまり美しくないだけでなく、野菜とうまく混ざらないというデメリットもある。

しかし、炒める前にひき肉を下茹ですることでひき肉が簡単にバラバラになるのだ。炒める前にひと工程増えてしまうことになるが、ひき肉を多めに茹でておいて冷凍しておけば次にキーマカレーを作る際はそのまま炒めて使うことができるため時短にも繋がる。炒めている野菜に火が通ったら下茹でしたひき肉を加え、混ぜ合わせるように炒めていく。ひき肉はすでに下茹でで火を通しているため野菜と混ぜ合わせたら水を加えて煮込んでいく。これで具材の準備は完了となる。

キーマカレーの具材に火が通ったら、いよいよ味付けをしていく。キーマカレーの味付けの仕方はいろいろあり、スパイスを複数種類使って自分好みの辛さや味に仕上げたり、自宅にある一般的な調味料（カレー粉やケチャップ、ソースなど）を混ぜ合わせて味を調えたりといった方法がある。カレー好きまたは料理好きでスパイスを数種類持っているならば調合してみるのも面白いが、そうでない場合はカレー粉を中心にケチャップやソースでコクや旨みを足して味付けすることをおすすめする。ケチャップの代わりにトマト缶を使えば煮込む際に必要な水分が不要になるため、味付けと煮込みを一度に済ませることができる。

もっと簡単にキーマカレーの味付けをしたいなら市販のカレールーを使おう。キーマカレーだからといって特別なカレールーを用意する必要はなく、いつも使っているもので構わない。煮込みの過程でいったん火を止め、カレールーを入れて再びとろみがつくまで煮込めばキーマカレーの完成だ。普通のカレー作りと同じだが、キーマカレーの場合は普通のカレーよりも水分量が少ないため焦げないよう火加減には気をつけよう。