1. きのこスープが体重制限中に最適の理由
きのこスープは体重制限中や健康によいとされている。しかし、その理由は何だろうか。きのこの栄養やその作用、おすすめの食べ方などをまとめよう。
■きのこの栄養
まず、きのこはカロリーが低く、たっぷり食べてもカロリーの摂り過ぎになりにくい。またビタミンやミネラルが豊富。余分な塩分を排出してくれる「カリウム」を含んでおり、むくみ対策に役立つのが特徴だ。また、エネルギー代謝をサポートする「ビタミンB群」も豊富。とくに、しいたけにはコレステロール値を下げ、血流を促す働きがある「エリタデニン」が含まれている。「β-グルカン」というきのこに含まれる多糖類には、免疫の活性力を高める作用まである。きのこはトータルで見ても健康によいことがわかる。
■スープにするのが効率的な食べ方
ビタミンB群やカリウムなど、きのこに豊富な栄養は水溶性である。茹で汁を逃すと、栄養素の吸収率が下がってしまう。たとえばホイル焼きにするのなら、その汁もすべて飲んだほうがよいのだが、なかなか難しいのが現実だ。そこで栄養が茹で汁に流れ出しても、すべて取り込めるように、きのこスープにするのが理想的なのである。また、ボリュームがあるきのこは、食べると空腹感を満たしやすいのがポイント。食べ過ぎを防ぐのに役立ち、低カロリーの食事なのに栄養素が豊富であることが体重制限中に最適とされているのだ。
2. おすすめのきのこスープアイデア
きのこスープといっても、和風洋風といろいろな種類を作れる。毎日アレンジを変えることで飽きずに、しっかり栄養をとり体重の減量効果を期待したい。かといってあまりにシンプルすぎるのは食べていてもつまらない。こちらでは美味しく食べられるきのこスープのアイデアを紹介しよう。
■トマトきのこスープ
ビーフコンソメやブイヨンなどでスープを作り、玉ねぎやトマト、舞茸を入れて煮込む。ピザチーズをのせて、溶かしたら終わりだ。少しふたをして煮込むと野菜やきのこの旨みや栄養を摂取できるのが嬉しい。
■あさりときのこスープ
きのこスープになにかひとつ食材を足すなら、あさりがおすすめだ。旨みがあり、それだけでも十分な出汁になる。ガーリック味がおすすめで、にんにくのすりおろしなどを入れるとよい。また、青のりをまぶすと海の香りを楽しめる。
■ミネストローネ
スープの定番であるミネストローネは、トマトジュースで簡単に作ることができる。じゃがいもや人参などを好みで入れて、具だくさんのきのこスープを楽しもう。粉チーズを入れると、よりイタリア風の味に。
■ミルクきのこスープ
スープにミルク風味は定番だ。バターなどを入れてコクを出し、きのこやベーコンなどと一緒に作ると、朝食にも最適だ。
■和風きのこスープ
洋風に飽きたら和風きのこスープで胃を休めるのもよい。出汁を使いきのこを入れて、
醤油や塩で味を調えるだけ。麩を入れると、見ためにも和食の雰囲気が強くなるのでおすすめ。
醤油や塩で味を調えるだけ。麩を入れると、見ためにも和食の雰囲気が強くなるのでおすすめ。
3. きのこスープを簡単に作る裏ワザ
きのこスープを作るときに気になるのが時間だ。忙しいと、どうしても手作りの料理を食べるのが難しくなる。そこで、簡単にできる裏ワザを紹介していこう。
■冷凍保存
実はきのこはそのままで食べるよりも、冷凍保存したほうが、旨みが増える。きのこに含まれている水分が凍ると細胞破壊が起こり、旨み成分が溶出しやすくなるのだ。ただし、エリンギやブナシメジは冷凍するのに向いていないため、しいたけやなめこ、エノキタケや舞茸で試してみよう。きのこを買いに行く手間も省けるので、冷凍できるきのこをストックしておくとよいだろう。
■大量に作って保存
スープは大量に作り、1食ずつ密閉容器で冷凍保存しておこう。忙しいときでもそのまま電子レンジで温められるので、気軽に食べられる。
結論
こちらではきのこスープが身体によく、体重制限中に向いている理由や、いろいろなアレンジレシピがあることなどを紹介してきた。きのこは冷凍保存をすると旨み成分が増すものもあるので、事前に調べてから作るものを決めるのがよいだろう。
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