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【寒天ゼリー】の歴史を紹介!オブラートの誕生にも関係があった!

【寒天ゼリー】の歴史を紹介!オブラートの誕生にも関係があった!

投稿者:ライター 井澤佐知子(いざわさちこ)

監修者:管理栄養士 佐々木倫美(ささきともみ)

2020年5月15日

お中元の定番であり、スーパーやコンビニで年中購入可能なゼリー。ゼリーにはいくつかの作り方があるが、寒天ゼリーは日本で生まれたゼリー製造の技術である。その起源は、愛知県田原市にある。日本が誇る寒天ゼリーについて紹介しよう。

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1. 愛知県の飴屋が発端の寒天ゼリー

ゼリーと聞くと、西洋から伝来したものかあるいは戦後に発明されたものというイメージがある。日本で生まれた寒天ゼリーは、実は明治の終わり頃からその萌芽があった。愛知県で生まれた寒天ゼリーの誕生と変遷をたどってみよう。

寒天ゼリーの前身は「翁飴」

寒天ゼリーを生み出したのは、鈴木菊次郎という人である。愛知県の田原村に生まれた彼は、1897年(明治30年)頃に飴屋を創業した。1900年頃、鈴木菊次郎はふと目にした機械からインスピレーションを経て、寒天と砂糖、水飴を煮詰めてみかんやブドウ、リンゴやバナナの形をした菓子を生み出す。これが、「翁飴」である。当時、菊次郎は北海道から取り寄せた良質の寒天を使用していたという。長期保存がきき進物としても人気を博した「翁飴」は、やがて1914年の寒天ゼリーの誕生に結びついたのである。当初はサイダーやミカン水で味付けをしていたという。また、ゼリーがくっつかないように、飯から吹きこぼれた汁が乾燥した膜からヒントを得て、オブラートが誕生した。鈴木菊次郎は、1932年に事業や技術を弟子の鈴木道生に譲った。彼が開業した鈴木製菓は、現在もその暖簾を守っている。

老舗に伝わる寒天ゼリーは?

それでは、現在も愛知県の渥美半島に伝わる寒天ゼリーとはどんなものであろうか。寒天ゼリーは、誕生当初とほぼ変わらない姿で現在も売られている。つまり、水飴、寒天、砂糖、香料、着色料を使用し、それらはオブラートに包まれている。品のいい甘さと滑らかさが特徴のお菓子である。われわれが普段スーパーやコンビニで手にする寒天ゼリーの原点は、この老舗のゼリーにあるのだ。

2. 自宅で作る寒天ゼリー、そのカロリーは?

腸内環境を整える効能ありとされ、健康食品としても注目を集める寒天。加えて、果汁などを使用してできる寒天ゼリーは、夏のお菓子としてだけではなく子どもたちのおやつとしても最適である。自宅で寒天ゼリーをつくる手順を紹介しよう。

寒天のさまざまな形態

まず、寒天ゼリーを作るときの必需品である寒天には、さまざまな形態がある。最も使用しやすい粉末寒天、高級な和菓子に使用されるフレーク寒天、固形寒天、角寒天、糸寒天などがある。寒天ゼリーを初めて作るときには、粉末寒天が最も使いやすい。

混ぜて火を入れて冷やす!

寒天ゼリーは、簡単にできるお菓子である。必要なものは、固めたい果汁と粉寒天のみ。この2つを混ぜて、沸騰したら2分ほど煮る。寒天が鍋の底に沈殿しないように混ぜながら煮るのがコツである。これを型に流し込んで、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やすだけである。

寒天ゼリーのカロリー

低カロリーで知られる寒天のことだから、寒天ゼリーもカロリー制限中の人にはおすすめのおやつである。たとえば、オレンジジュースを使用して寒天ゼリーを使った場合、100gあたりのカロリーは50kcal。食物繊維が豊富な寒天は、腸内環境にもよいおやつなのである。

3. 寒天ゼリーのアイデアいろいろ

市販の果汁100%のジュースを寒天に混ぜるだけでも簡単にできる寒天ゼリーだが、工夫をすればさまざまに楽しめる。たとえば、夏の盛りにはサイダーを使用しても清涼感がある。中には花の形のマンゴーなどを入れれば、客人にも出せる一品となる。きれいな色を演出したければ、リンゴジュースとトマトジュースをミックスして固めてもよい。また、みつまめ缶と牛乳・練乳を使ってゼリーにしてもこってりとした味わいを楽しめる。カボチャやにんじんなど、野菜を使って健康的な寒天ゼリーにすれば、かわいらしい色を目で楽しみ、美味しさを舌で堪能し、さらに健康美容にも有効という鬼に金棒のおやつとなるのである。

結論

寒天ゼリーは、明治生まれの勤勉な一日本人によって生まれた食文化である。故郷である愛知県の渥美半島には、創業当時の寒天ゼリーがいまも残っている。寒天を使用した口あたりがよく健康的なゼリーは、スーパーなどで購入できるほか、自宅でも簡単にできるレシピである。ぜひ、家でさまざまなテイストの寒天ゼリーを作って楽しみたいものだ。
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