1. ニラの栄養と子どもにも食べやすくする工夫

ニラ玉の材料はニラと卵。卵は、ほぼすべての栄養素をバランスよく含む、完全栄養食品であるが、ビタミンCと食物繊維は欠けている。卵で取りにくいこれらの栄養素は、ニラに多く含まれる。よって、ニラ玉はお互いに不足している栄養素を補完しあって、栄養価を高めた料理といえよう。ニラ玉は栄養豊富で子どもにもすすめたい料理だが、ニラの独特のにおいを好まない子どももいるだろう。そんなときは、味付けを甘めにしたり、あんかけニラ玉にしたりするなど、工夫してみてもらいたい。子どもにも食べやすいようにとニラを小さく切ると、さらににおい成分が放出されるため逆効果。ニラ玉には、ざく切りのニラをおすすめする。
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2. ニラ玉作りのポイント

ニラ玉を美味しく作るポイントは、ごま油とふんわり卵。ごま油は、ニラ玉と非常に相性がよい。ニラ独特の苦みを包み込み、卵の甘みにアクセントを加えるには、ほかの油よりもごま油が断然おすすめだ。次に卵について見ていこう。ニラ玉を作る際、まずは卵だけを炒めて、半熟状態で皿に取り出すという過程が大切である。そして、ニラを炒め、取り出しておいた卵と合わせるのだ。少し面倒に感じるが、このようにすると卵がニラに絡みついて、見た目が悪くなるということがない。
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3. ニラ玉の味付けアレンジレシピ

ニラ玉は色が鮮やかで、ごはんにもよく合うおかずである。家庭で楽しむには、いろいろなアレンジもおすすめだ。最後にごま油をかけて香りを出したり、ビーフンと絡めたりしてもよいだろう。しっかりと焼き付けるとチヂミのようになるので、香ばしさもプラスされ、一味違った楽しみ方ができる。さらに、通常のニラ玉とは一風変わった味付けも楽しんでみてほしい。焼肉のタレやオイスターソースでの濃い目の味付けは、ごはんも進むだろう。いわゆるニラ玉からは離れるが、家庭料理として別の味わいも楽しめる。
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4. ニラ玉をおかずとした献立を作ろう

ニラ玉で献立を作るポイントを紹介しよう。まず、ニラ玉を主菜として考える場合、副菜として野菜を合わせたい。おすすめは野菜の揚げ物だ。かぼちゃのコロッケや野菜の素揚げはいかがだろう。満腹感を得やすく、満足できる献立となるだろう。次にニラ玉を副菜として考えると、魚や肉を主菜として合わせたい。ここでもおすすめは、豚カツのような揚げ物である。ニラ玉は腹持ちの面では優れていないため、揚げ物を合わせて腹持ちをアップさせよう。最後に、おかずをニラ玉のみとする場合は、一汁一菜の献立にしてみよう。その場合は、ニラ玉の中に、きのこや人参、春雨などを加えるとボリュームアップでき、満足感も増すだろう。
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5. ニラ玉は保存できる?

ニラ玉は作ってすぐに食べきるのが理想。時間が経つと味が落ちるからだ。もしも余った場合は、冷蔵庫で保存し24時間以内を目安に食べきろう。ニラ玉を冷凍保存するのは便利に感じるが、実はあまりおすすめできない。ニラ玉自体は冷凍しても大丈夫だが、卵のふんわり感が損なわれるため、美味しく食べるという観点からみると、冷凍保存は避けたほうがよいだろう。その代わり、ニラを冷凍保存して、食べる直前に卵と炒め合わせる方法を提案する。ニラは、冷凍保存しても食感を損なうことがないので、冷凍保存に向いているのだ。凍ったニラは、そのままフライパンで炒めればいいので、時短につながるだろう。
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結論
ニラ玉はシンプルな食材で作る料理なだけに、アレンジの幅も広い。ほかの野菜をプラスしたり、味付けをアレンジしたり、我が家流のニラ玉を楽しんでほしい。栄養豊富なニラ玉をぜひ積極的にいただこう。