1. クッキーの基本をおさらい

クッキー(cookie)とは、小麦粉やバターなどで作った生地を形成し、それをオーブンなどで焼き上げた焼き菓子の総称である。イギリスのビスケットやフランスのサブレとほぼ同じではあるが、日本ではビスケットよりも脂肪が多いものをクッキーと呼ぶことが多い。また、シンプルな形状のビスケットに比べて、クッキーは円盤・ドーム形・球形などさまざまな形・模様をしているのが特徴だ。
2. クッキーの主な分類方法

クッキーの種類は多岐にわたるが、一般的に製法・材料・発祥国などによって分類される。そこで具体的なクッキーの種類を知る前に、まずは主なクッキーの分類方法について確認しておこう。
その1.製造方法による分類
クッキーは、製造方法によって分類されるのが一般的だ。その製造方法は数多くあるが、基本となるのが「伸ばし生地タイプ」「アイスボックス生地タイプ」「絞りだし生地タイプ」の3つである。以下に、これらの製法の基本的な特徴をまとめておく。
【クッキーの主な製造方法】
・伸ばし生地:生地を伸ばしてから型抜きしたり切ったりするタイプ
・アイスボックス生地:生地を冷蔵庫などで冷やしてから切るタイプ
・絞りだし生地:柔らかい生地を絞り袋に入れてから絞り出すタイプ
・アイスボックス生地:生地を冷蔵庫などで冷やしてから切るタイプ
・絞りだし生地:柔らかい生地を絞り袋に入れてから絞り出すタイプ
その2.原材料による分類
クッキーは、使われている材料によっても分類することが可能だ。一般的なクッキーは主に小麦粉・バター・卵で作るが、このほかにもチョコレートクッキー、アーモンドクッキー、ココナッツクッキー、抹茶クッキー、プロテインクッキーなどといった種類もある。なお、この分類では基本のクッキーは、プレーンクッキーやバタークッキーなどと呼ばれることが多い。
その3.発祥国による分類
小麦粉・バター・卵などを使った同じような焼き菓子でも地域によって菓子名が異なる。一般的にクッキーはアメリカでの呼び方であり、イギリスではビスケット、フランスではサブレと呼ぶのが基本だ。また、ロシア人の菓子職人が作った、ロシアケーキと呼ばれるクッキーの種類もある。
3. 主なクッキーの種類と特徴

クッキーはいくつかの方法で分類できるが、一般的には製造方法で分類されることが多い。前述のとおり、クッキーの製法には主に「伸ばし生地タイプ」「アイスボックス生地タイプ」「絞りだし生地タイプ」の3つがある。以下ではそれぞれに分類されるクッキーの種類をまとめておく。
その1.伸ばし生地タイプ
・型抜きクッキー:円形・正方形にくりぬいたクッキー
・ジンジャーマンクッキー:人型にくり抜いたクッキー
・アイシングクッキー:型抜きした生地にアイシングでデコレーションしたクッキー
・ジンジャーマンクッキー:人型にくり抜いたクッキー
・アイシングクッキー:型抜きした生地にアイシングでデコレーションしたクッキー
その2.アイスボックス生地タイプ
・ディアマン:周りにグラニュー糖が付いているクッキー
・市松模様:格子状の模様が特徴的なクッキー
・渦巻き模様:渦が巻いているような模様が特徴的なクッキー
・マーブル模様: 不規則に混ざり合った模様が特徴的なクッキー
・市松模様:格子状の模様が特徴的なクッキー
・渦巻き模様:渦が巻いているような模様が特徴的なクッキー
・マーブル模様: 不規則に混ざり合った模様が特徴的なクッキー
その3.絞りだし生地タイプ
・サブレ・ポッシュ:滑らかなサブレ生地を絞り出すクッキー
・ラングドシャ:ザラ付いた表面が特徴的なクッキー
・ミロワール:生地の中央にアーモンドなどを乗せたクッキー
・ラングドシャ:ザラ付いた表面が特徴的なクッキー
・ミロワール:生地の中央にアーモンドなどを乗せたクッキー
その4.その他のクッキーの種類
・スノーボール:球体にしてから粉糖を振りかけたクッキー
・シガレットクッキー:薄く焼いた生地を筒状に丸めたクッキー
・ドロップクッキー:スプーンで生地を落として形成するクッキー
・シガレットクッキー:薄く焼いた生地を筒状に丸めたクッキー
・ドロップクッキー:スプーンで生地を落として形成するクッキー
4. クッキーの種類に関するよくある質問

ここまで、クッキーの種類について詳しく解説してきた。しかし、まだ「クッキーの種類によって生地の特徴は異なるのか」や「ほかにどんなクッキーの種類があるのか」などが気になる人もいるだろう。そこで最後に、クッキーの種類に関するよくある質問や疑問に回答する。
Q1.クッキーの種類と生地の関係とは?
クッキーにはさまざまな種類があるが、基本的な材料は小麦粉・砂糖・卵・バターの4種類となっている。しかし、それぞれの種類で材料(特に小麦粉)の分量は異なる。例えば、生地をくっつきにくくする必要がある「伸ばしタイプ」の場合は多くなって、生地を絞り出す必要がある「絞りだしタイプ」の場合は少なくなる。また、これにより焼き上がりの食感なども変わってくる。
Q2.この他にはどんなクッキーがあるか?
ここでは数多くのクッキーを紹介したが、この他にもクリームなどをクッキーで挟んだ「サンドクッキー」や、生地をブロックの状態で焼いてからカットする「ビスコッティ」、クッキー生地を油でカラッと揚げて作る「揚げクッキー」といった種類もある。この他にも洋菓子店では、ドーナツ状のクッキーや棒状のクッキーなどを独自に作っていることもある。
結論
クッキーはいくつかの方法で分類できるが、基本的には製法によって分類されることが多い。そんなクッキーの主な製法には伸ばし生地タイプ、アイスボックス生地タイプ、絞りだし生地タイプという3つがあり、それぞれにさまざまな種類のクッキーがある。また、クッキーの種類によって食感や味わい、見た目などが異なるということも覚えておこう。
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