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【管理栄養士監修】クッキーのカロリーや栄養を紹介|栄養図鑑

【管理栄養士監修】クッキーのカロリーや栄養を紹介|栄養図鑑

投稿者:ライター 井澤佐知子(いざわさちこ)

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

鉛筆アイコン 2020年11月17日

ティータイムや小腹が空いたときにつまみたくなるクッキー。クッキーの甘さは、われわれにエネルギーとほっこりとした気分をもたらしてくれるからかもしれない。しかし、気になるのはクッキーのカロリーである。カロリーは気にせずに食べたいものですが、今回はクッキーのカロリーや栄養について詳細をみてみよう。

  

1. クッキーのカロリーはずばり、高い!

一口にクッキーといっても、シンプルなタイプからチョコチップが入ったタイプなど多岐にわたる。いずれにしても、クッキーはカロリーが高めの食品であることはまちがいない。具体的な数字を見てみよう。

シンプルなクッキーのカロリーは

まず、薄力粉とバター、卵と砂糖をベースにしたシンプルなクッキーを見てみよう。このクッキーの場合、100gあたりのカロリーは、427kcal。クッキー1枚は、約11gであるため、クッキーを1枚食べただけでも47kcalにもなるのである。バターの量が多くなると、100gあたりのカロリーは480kcalになることもある。

種類によって多少は異なるカロリー

それでは、クッキーのタイプによってカロリーはどのように変わるのであろうか。まず、食物繊維がたっぷり含まれる全粒粉のクッキーは、100gあたりのカロリーは311kcal、チョコクッキーであれば552kcalといったところである。ただし、製法や材料の割合によってカロリーは変化する。市販のクッキーを購入する場合には、原材料部分に表記されているカロリーに注意するのがよいだろう。

自家製クッキーでカロリーを抑えるには

カロリーを抑えるために自宅でクッキーを作る場合には、小麦粉のかわりにおからを加えるのがよい。おからパウダーや大豆粉を使用することで、クッキーのカロリーを抑えることは可能である。また、おからや全粒粉を使用したクッキーは満腹感を得やすい。摂取量が減ることによりカロリーも軽減できる可能性がある。

2. 炭水化物と脂質が高いクッキーの栄養素

甘さが特徴のクッキーは、小腹が空いたときのおともとしては最適である。たいていは、カロリーオーバーを気にしながら口にすることになる。しかし、クッキーに栄養はあるのであろうか。三大栄養素を中心に見てみよう。

炭水化物と脂質の値が高いクッキー

バタークッキー1枚(約11g)には炭水化物が5.6g、脂質が2.4g、たんぱく質が0.6gほど含まれている。炭水化物と脂質が多いのがクッキーの栄養の特徴だ。なお、クッキーの原材料の種類や量によって含有量は前後する。

そのほか、微量の栄養素たち

クッキーのなかでも、全粒粉を使用したものであれば鉄分や食物繊維が含まれている。また、おからを使用したクッキーも食物繊維が豊富である。一般的なクッキーであれば、ナトリウムやカリウム、カルシウムなどのミネラルやビタミン類がわずかに含まれる。
南欧では、朝食にクッキーを食べる風習がある。身体を動かすエネルギーとなる糖質や脂質をクッキーで、たんぱく質やカルシウムを牛乳やヨーグルトと摂取するのである。習慣的にクッキーを食べるため、全粒粉を使用して糖質量を抑えるなど、より健康的にクッキーを食べるための工夫がこらされている。

3. 1枚あたりの糖質も高いクッキー

クッキーに含まれる糖質であるが、当然のことながら高くなる。シンプルなバタークッキー1枚あたりの糖質は約5.5gであるが、チョコチップなどが入る甘いクッキーになると糖質量がさらに増える。一方、食物繊維の多いおからや全粒粉のクッキーになると糖質の量は低下する。ちなみに、おからのクッキー1枚分の糖質量は4.5gほどである。いずれにしても、カロリー・糖質ともに高い食品であることは変わりがないだろう。

結論

おやつの定番であるクッキーは美味しいが、バターや小麦粉が多く使われていることから、カロリーは高く、糖質量は多い。食べすぎないよう気をつけるほか、栄養成分表示を確認したうえでクッキーを選びたいものである。
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  • 更新日:

    2020年11月17日

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