1. 梅モチーフの和菓子

梅は、6月に旬を迎える食材である。家庭では青梅を使った保存食作りを楽しむ人もいるが、慣れていない食材を扱うのが苦手な人は、お取り寄せで季節を楽しんでみよう。ここでは、梅モチーフの和菓子を紹介していきたい。
■京菓子処 船屋秋月 青梅
熟す前の青梅を現した、外郎(ういろう)からできている和菓子。外郎は米粉に砂糖と湯水を合わせて、型に注いで蒸して作られる。外郎はねっとりとした食感で、甘みが強い和菓子だ。抹茶や緑茶など渋みのある飲み物に合わせてみよう。
■梅あそび 梅ゼリー
ネット通販で買える梅ゼリー。完熟した南高梅を贅沢にまるごと使用して、ぷるんとした食感のゼリーで包んでいる。洋酒入りではあるが、アルコール分は0.1%未満なのでお茶菓子として食べても大丈夫だ。さっぱりとした口当たりの冷菓が食べたいときにおすすめである。
■美鈴 青梅
鎌倉市にある美鈴という和菓子店が作っている、季節限定の和菓子「青梅」。形や大きさをできるだけ本物の青梅に近づけて作られた、見ためも楽しめる和菓子だ。青梅を練り込んだ生地に小豆餡を包み込み、ジャリっとした白糖をまぶしている。甘みと酸味の絶妙なコントラストが、梅雨の時期のじめっとした気分を晴らしてくれるに違いない。
2. 紫陽花モチーフの和菓子

紫陽花は梅雨の時期を象徴する花だ。水色や薄い紫色など、淡い色合いが美しい。そんな紫陽花をモチーフとして、味だけではなく、見ためから魅了させてくれる和菓子が多数存在する。ここでは、有名店で取り扱われている、紫陽花モチーフの和菓子を見てみよう。
■鶴屋吉信 紫陽花
京都に本店を置く鶴屋吉信の羊羹。下層が「小豆羊羹」、上の部分は紫陽花をモチーフとした飾りを寒天のなかに閉じ込めた「琥珀羹」となっている。二層羊羹の見ためが上品で、お土産にも喜ばれるだろう。抹茶や緑茶だけではなく、コーヒーや紅茶にも合うので、贅沢なティータイムのおやつとしておすすめだ。
■御菓子所高木 紫陽花
御菓子所高木は、広島の和菓子店である。季節ごとに期間限定の和菓子を販売している。ここの紫陽花とは、梅雨の時期限定に販売される和菓子で、鹿児島発祥のお菓子である「かるかん」を使っている。羊羹の部分にはレモンでさっぱりとした味付けされており、じめじめとしがちな梅雨の季節にはぴったりだ。
■伊藤九右衛門 紫陽花きんとん
伊藤九右衛門は京都の宇治市にあり、紫陽花の名所が多いことからも、梅雨の時期になると多くの観光客が訪れる。紫陽花きんとんは、抹茶餡をカラフルなそぼろ餡で丸く包んでおり、見ためも華やかである。なかなか外に出られない梅雨の時期は、有名店の和菓子を取り寄せ、自宅で贅沢な時間を楽しもう。
3. 梅雨の時期に和菓子を選ぶポイント

雨が続いて外出する機会が減ってしまう梅雨の季節は、家の中でいかに楽しむかが大切だ。和菓子のお取り寄せは、退屈な在宅生活を楽しいものにしてくれるだろう。
和菓子店では、季節限定の上生菓子を販売していることもある。その時期にしか食べられない和菓子は、見ためが華やかで贅沢な気分を味わうことができる。梅雨の時期に和菓子を選ぶポイントを見てみよう。
和菓子店では、季節限定の上生菓子を販売していることもある。その時期にしか食べられない和菓子は、見ためが華やかで贅沢な気分を味わうことができる。梅雨の時期に和菓子を選ぶポイントを見てみよう。
・梅や紫陽花など季節を感じられるものを選ぶ
そのときにだけしか販売されない季節限定品は、販売終了となる前に試しておこう。視覚や味わいから季節を感じられる逸品だ。
・さっぱりとした味わいのものを選ぶ
梅雨はジメジメとした湿っぽさが続き、食欲が低下するという人もいるかもしれない。梅を使った和菓子はほどよい酸味が感じられるため、梅雨でも美味しく食べやすい。
・保存しやすいもの
雨が続き外出しづらい日が続くと、買い溜めしておきたいところだが、生の和菓子は日持ちしづらい。買ったその日に食べないようであれば、傷みにくく保存性の高いゼリーなどがおすすめだ。
結論
雨が続いてジメジメとしている梅雨には、さっぱりと食べられる梅を使った和菓子がおすすめである。また、6月に咲く紫陽花をモチーフとした和菓子も季節を感じられるだろう。気分の落ち込みやすい時期だからこそ、美味しく見ためもかわいらしい和菓子で気持ちを盛りあげていこう。
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