1. 名古屋コーチンは鶏肉も卵も美味しい!

名古屋コーチンは有名な地鶏だ。日本三大地鶏の1つで、比内地鶏、薩摩地鶏と並ぶ美味しさが特徴だ。名古屋コーチンは卵肉兼用種といい、肉が美味しいだけではなく、ほかの鶏より卵をよく産むのが特徴である。
出荷時期は概ね120~150日間くらいだが、オスのほうが少し早めであることが多い。名古屋コーチンは比内地鶏などと同じで弾力があり、噛めば噛むほどコクが出ることが人気の理由だ。
また、卵は1年間に約250個前後産むといわれており、桜色の殻がきれいなのがポイントだ。ほかの種類の卵に比べて小ぶりだが、舌触りはなめらかである。一般的に平飼いであり、同じエリアに10羽前後で飼育する。適度な運動が身を引き締めるため、コクが出るのだ。
2. 名古屋コーチンの歴史とは?

名古屋コーチンはいつから食べられているのだろうか。歴史は古く、1800年代後半、サムライであり養鶏家であった海部兄弟により生み出された。2人は養鶏家として悩むこと10年、ついに中国の「バフコーチン」と尾張の地鶏を勾配させることに成功。バフコーチンの多産という特徴に目をつけたのである。最初は勾配者の名前から「海部鶏」といわれていたが、のちに「名古屋から来た鶏」という意味で、名古屋コーチンと呼ばれるように。1904年にさらに愛知県で品種改良に成功。翌年認定がおり、1919年には「名古屋種」として認定されるまでに至った。
その後安い輸入鶏が入ってきたことで、名古屋コーチンは一時衰退。しかし1970年から復活する。人々が「かしわ」の味を求めたからだ。2005年には愛知万博が催されたころもあり、名古屋コーチンが広く知られ、全国に名が響き渡った。
その後安い輸入鶏が入ってきたことで、名古屋コーチンは一時衰退。しかし1970年から復活する。人々が「かしわ」の味を求めたからだ。2005年には愛知万博が催されたころもあり、名古屋コーチンが広く知られ、全国に名が響き渡った。
3. 名古屋コーチンの美味しい食べ方とは?

名古屋コーチンを使った料理で、まずは作りやすく美味しいものを紹介しよう。
とりすき
名古屋コーチンは弾力が強いため、鍋にして食べるのが美味しい。昔ながらのかしわの味を楽しめるので、とりすきにするのがおすすめだ。できるだけ名古屋コーチンを薄めに切るのがポイントである。鍋だと家族で食べられ、具材を入れるだけなので比較的簡単だ。ゲストが来た際にもおすすめできる。
壺焼きスープ
名古屋コーチンは独特の香りとコクがあるため、スープもおすすめだ。名古屋コーチンのほかに玉ねぎなどの野菜を用意しよう。材料をフライパンで炒めたら、スープを流し込み、上にパイシートをのせよう。オーブンで焼き色がついたら完成だ。
塩焼き
やはりシンプルに名古屋コーチンの味を堪能したいなら、塩焼きだ。あらかじめ塩をまぶした名古屋コーチンをオリーブオイルなどで焼いていく。大きいと食べにくいので、一口サイズにカットしたい。
4. 名古屋コーチンのアレンジアイデア

名古屋コーチンを使ったアレンジレシピもある。少しいつもと違う料理を出したいときにおすすめだ。
名古屋コーチン卵を使ったプリン
こちらは鶏肉ではなく卵のほうだ。卵も肉も美味しいとされる名古屋コーチンは、もちろん卵も味が濃厚である。卵をふんだんに使ったプリンは、休日のひとときに食べたい。
炊き込みごはん
名古屋コーチンを小さく切り、お気に入りの出汁と一緒にごはんを炊こう。コクがでて美味しい炊き込みごはんの完成である。好みで人参やしいたけなどを入れるのもおすすめ。時間がない人は市販の素を買い、名古屋コーチンを混ぜてもOK。
手羽の唐揚げ
名古屋コーチンは手羽先のイメージがあるかもしれない。もちろん身もしまって美味しいが、手羽の部分を唐揚げにするとつまみにもちょうどよい。塩や甘めのタレで味付けをすると、酒がすすむ。
結論
こちらでは名古屋コーチンの美味しさの特徴や歴史、定番料理からアレンジレシピまで紹介してきた。名古屋コーチンは弾力を楽しむ鶏肉であるが、部位によって食べ方が変えられる。名古屋コーチンをどう使うかを検討し、ぜひ、いろいろな料理にトライしてほしい。
※ 画像はイメージです。
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