冷凍食品の豆知識を紹介！解凍方法や賞味期限も一挙解説！

冷凍食品といえば、調理したばかりの食品に比べると味や品質は落ちるというイメージがあるが、最近の冷凍食品はどれも美味しくクオリティーが高い。家でその美味しさを存分に発揮させるためには、実は解凍の仕方にポイントがあり、凍ったまま焼く、揚げる、蒸すなどの調理をする方が仕上がりはよくなるという。冷凍食品をうまく活用できれば、毎日の食卓や弁当が楽になること間違いなしなので、ぜひチェックしてみてほしい。

1964年の東京オリンピックによる冷凍食品普及の背景を解説しよう。選手村の食糧問題をきっかけとして、日本冷蔵株式会社（現ニチレイ）と帝国ホテル料理長の働きかけにより、日本の冷凍食品文化や技術はぐっと変化したようである。納得のいく味にするために何度も試作を重ね、最終的には冷凍食材と生鮮食材の差がわからないほどまでに仕上げたのだ。食事情は社会の動きによって意外な方向へ進化していくことに驚かされる。

大手百貨店や料亭などで取り入れられ始めている新技術、「プロトン冷凍」をご存知だろうか。従来の冷凍技術とは違い、「磁力」「電磁波」「冷風」の力を全方向から加えることで、食品の細胞を壊すことなく冷凍できるという。それにより、味や品質を保ったままでの長期保存が可能となる。店でプロトン冷凍の食品を見かけたら、ぜひ手に取ってみてほしい。

新たな技術として冷凍食品を進化させているプロトン冷凍のメリットや技術について見ていこう。急速冷凍技術のひとつであるプロトン冷凍は、調理済みの食品も鮮度を保ったままキープ、解凍ができる。たとえば作りたてのケーキ、おせちなどを遠方まで冷凍配達することも可能だ。

長期保存が可能なことから、日常的についつい買い込んでしまいがちな冷凍食品。考えずに買いだめすると、冷凍庫がパンパンになってどこに何があるのかわからない、なんてことにもなりかねない。じつは、ブックエンドやマスキングテープなど100円均一のアイテムを使ってラベリングする整頓方法や、カゴ、フリーザーバッグなどを使った定番の収納方法など手軽にできる整理整頓術も多い。また、冷凍庫の上部の引き出しを使い、形を整え急速冷凍させてコンパクトに収納するというアイデアもある。

弁当のおかずとしても大活躍の冷凍食品だが、中には自然解凍OKなものとNGなものがあるということは案外知らない人も多い。自然解凍NGなものを解凍せずに弁当に詰めると、食中毒のリスクがあるため注意が必要だ。OKなものは、解凍の手間が省けるうえに保冷剤としての役割も果たすので購入前に表記をチェックするとよいだろう。

冷凍食品は長期保存が可能なことから買いだめするという人が多いだろう。しかし、そんな冷凍食品にも賞味期限はあるため、あんまりのんびりストックしていると品質が劣化してしまう。基本的には3〜4ヶ月が賞味期限というものが多いが、中には1ヶ月程度という冷凍食品もあるため表記は必ず把握しておこう。

冷凍食品には幅広い種類があり、どれを買えばいいか迷ってしまうこともあるだろう。そんなときに足を運んでほしいのが業務スーパー。業務スーパーの冷凍食品コーナーには、格安で容量も多く、弁当やちょっとしたおかずにも最適な冷凍食品が豊富に販売されている。とくに冷凍野菜は、野菜価格が高騰している時期には重宝するので使い方次第で大幅な節約も期待できる。