1. カレーパンを温める際のよくある失敗とは

そもそも、カレーパンを温める際に失敗しやすいこと、困ることは何だろうか。いま一度整理してみよう。大きくは、下記の2点ではないだろうか。
- 温まり方にムラが生じる
外側は焦げるほどしっかり温まったのに、中身が冷たいままという場合がある。カレーパンをトースターなどで温める際に、よくある失敗だ。トースターはあくまで外側から加熱をしていくので、表面が温まりやすい。熱が内側まで伝わりやすいパンであれば問題ないだろうが、カレーパンの中身は温まりにくい。そのため、トースターを使うと外側ばかりが加熱されてしまうのだ。せっかく温まったと思っても食べると冷たいので、がっかりする人もいるだろう。カレーパンの性質としてある程度仕方がないのだが、なるべく均等に温めたい。
- 水分が抜ける
仮にトースターなどでうまく温められても、生地から水分が抜けてパサパサになってしまうことがある。これは程度問題で、温め方によっては気にならないこともあるが、明らかに水分が抜けていると感じることもあるだろう。食べられないほどではないものの、味や食感が落ちたカレーパンを食べるのはいただけない。
とくに前者の問題はよくある失敗だ。カレーパンを美味しく食べるためにも、解決したい。
2. 調理器具を有効利用して、カレーパンを美味しく温める!

先述の問題を解決するために必要なのは、ムラなく温め、かつ水分を極力飛ばさないことだ。
- 電子レンジ+トースターが有効
実現できる最も手っ取り早い方法は、電子レンジとトースターを併用することだ。電子レンジは食品を内部から温めるため、カレーパンの場合は中身から先に加熱できる。中身さえ温まれば、外側の生地はあとから加熱すれば十分だ。したがって、まずは電子レンジで中身を温め、それからトースターで外側を温める、という手順になる。これなら加熱ムラを極力なくし、均等に温めることができる。ただし、中身を温め過ぎると口の中を火傷してしまう。電子レンジによる加熱は様子を見ながら行うのがよい。手で触って温かく感じる程度まで温まれば、十分だろう。ちなみに、魚焼きグリルでの加熱は水分が飛びやすいのでおすすめしない。
- なるべく短時間で仕上げる
加熱時間が長いと、その間に水分がどんどん抜けてしまう。水分を保つためには、なるべく短時間で加熱を終わらせればよい。たとえばトースターを使う場合には、あらかじめ加熱しておき、高温になってからカレーパンを入れるのがおすすめだ。おそらく加熱があっという間に終わるだろう。余熱機能が付いているなら利用すれば、ちょうどよい温まり具合にできるはずだ。ほかにも、短時間で仕上げる方法はあるだろう。家にあるトースターの機能などを調べて、よい方法を見つけていただきたい。
3. カレーパンの温めを、高性能な調理器具に任せるのもあり

最近販売されているトースターの中には、加熱モードを切り替えられるものもある。たとえば食品の内部から加熱する、あるいは水分を留めつつ加熱するなどだ。このようなトースターを持っているのなら、モードを指定するだけで美味しい状態に仕上げられる。お金に余裕があれば、このような高機能の調理器具を買って失敗を減らすという手もある。とりあえず選択肢に入れて検討する価値はあるだろう。
結論
カレーパンは外の生地と中のカレールウとで温まりやすさが違うため、加熱ムラを起こしやすい。ただトースターなどで温めるだけではなかなか成功しないだろう。電子レンジとトースターの併用により、加熱ムラを極力減らせる。余熱機能も有効利用できれば、水分のキープも問題ないだろう。このような工夫で乗りきるのもよいし、高性能の調理器具に頼るのもOKだ。好みで決めていただきたい。
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