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【松本一本ねぎ】の魅力を解説!手間がかかるからこそ絶品に!

【松本一本ねぎ】の魅力を解説!手間がかかるからこそ絶品に!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 佐々木 倫美(ささきともみ)

鉛筆アイコン 2021年5月26日

松本一本ねぎは、名前からすると信州で有名そうな印象を受ける。ただ、ほかのねぎと何が違って、どのような美味しさがあるのか、せっかくならそこまで知っておきたい。とくに離れた地域に住む人にはなじみがないかもしれない。そこで本記事では、松本一本ねぎについて栽培のポイントや食べ方も含め説明していく。

  

1. 信州名物、松本一本ねぎとはどんな野菜?

松本一本ねぎは長野県の特産で、県の制度により信州の伝統野菜に指定されている。栽培は江戸時代から始められたとされる。当時から有名で、江戸への土産として扱われることも多かったようだ。太いのが特徴で、白ねぎに分類される。また、形も特徴的で、根の方がカーブを描く。味だけでなく、見ための面白さも土産として人気になった一因ではないだろうか。旬は11~12月あたりで、寒い時期に主役となる野菜だという意見もある。土産としての人気には、当然ながら味のよさも貢献しているといえるだろう。ちなみに名前の由来は、根元の株が地中で分かれず一本になっていることだとされる。このように珍しい特徴があるのだが、一時期は生産量が落ちていた。現在では保存の取り組みが進められ、再び盛んに作られるようになっている。

2. 松本一本ねぎを栽培するなら、手間を惜しまずに!

もし畑があれば、松本一本ねぎの栽培も可能だ。家庭菜園のサイズでも、一応栽培できるだろう。ただ、松本一本ねぎの栽培には手間がかかるといわれる。ポイントをいくつか見ていこう。

種まきの時期

先述のように11~12月に収穫するとなると、前年の9~10月頃に種まきをする必要がある。後述の植え替えをすることもあり、種まきから収穫までの期間が長い。注意しよう。なお、種まきの時期を遅らせないように注意したい。冬が旬の野菜といえども、種子は寒さに弱いのだ。気候にもよるが、上記の目安の時期を守るのがおすすめだ。

植え替えが欠かせない

松本一本ねぎは、ただ放置するだけでは美味しく育たない。松本一本ねぎ栽培においては植え替えが必須だ。これは、ねぎが育ったらいったん掘り起こして、ほかの畝に移して再度埋めることを指す。家庭菜園の規模であればそこまで苦労しないかもしれない。ただし、植え替えをするべき時期は秋に入る前、暑い時期だ。面倒に感じるかもしれないが、植え替えをすると味や食感がよくなるとされている。松本一本ねぎの伝統的な栽培法としても定着しているため、できれば省略せずに行いたい。
時間と手間のかかる栽培だが、適切に育てれば太さや食感、甘みなどが増し、美味しい松本一本ねぎが完成する。栽培できる環境がある人は、試してみてはどうだろう。

3. 甘みと柔らかさを活かしたい、松本一本ねぎの美味しい食べ方

松本一本ねぎは味がよく、とくに加熱すると甘さや柔らかさがたまらない。したがって、まずは加熱して食べてみるのがおすすめだ。例を見ていこう。

和風か中華風のスープに使う

松本一本ねぎを柔らかく煮込んで食べたいなら、スープはうってつけだ。調味料を控えめにして出汁の香りを前面に出せば、ねぎの甘みとちょうどよく組み合わせられるだろう。手軽に作るなら、味噌汁にするのもよい。

野菜や肉と炒める

松本一本ねぎをほかの野菜や肉と一緒に炒めても美味しい。たとえば中華風や和風なら、スライスしてそのまま炒めるだけで十分に美味しい。洋風料理も、リーキの使い方を参考にすれば問題なく仕上げられるのではないだろうか。ほかの具材との組み合わせをしっかり味わおう。

あえて生食する

松本一本ねぎの魅力は甘みと書いたが、必ずしも加熱しなければならないわけでもない。たとえばそばや刺身などの薬味に使ってみて、普段使うねぎと比べてみるのも面白い。さまざまな食べ方を試してみれば、その分知識も深まるはずだ。

結論

松本一本ねぎは江戸時代発祥のねぎで、信州の伝統野菜だ。味や食感がよいため、機会があればぜひ食べてみたい野菜のひとつでもある。栽培には手間がかかるが、興味のある人は試してみてもよいだろう。食べ方もいろいろで、飽きずに食べきれるはずだ。信州に行く際は、松本一本ねぎのことを思い出していただければ幸いだ。
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  • 公開日:

    2020年7月26日

  • 更新日:

    2021年5月26日

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