1. オレガノとは?

オレガノとは、地中海沿岸が原産地とされるシソ科ハナハッカ属の植物である。また、イタリア料理に欠かせないハーブとして知られており、清涼感のある香りが特徴的となっている。トマト料理に使われることが多いが、肉や魚の臭みや脂っぽさを和らげる効果もあるため煮込み料理やグリル料理などにも使われる。市販品の多くはドライタイプだが、フレッシュタイプ(生タイプ)も売られている。
2. オレガノの基本的な栄養価

文部科学省の「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」には(※1)、オレガノの栄養価は収録されていない。そこでアメリカ農務省の「FoodData Central」を参考に(※2)、オレガノ(dried)の100gあたりの栄養価を以下にまとめておく。
オレガノ(乾燥)100gあたりの栄養価
・エネルギー:265kcal
・たんぱく質:9.0g
・脂質:4.28g
・炭水化物:68.9g
・脂肪酸
・飽和脂肪酸:1.55g
・一価不飽和脂肪酸:0.716g
・多価不飽和脂肪酸:1.37g
・ビタミン
・ビタミンA(βカロテン):1010μg
・ビタミンD:0μg
・ビタミンE:18.3mg
・ビタミンK:622μg
・ビタミンB1:0.177mg
・ビタミンB2:0.528mg
・ナイアシン:4.64mg
・ビタミンB6:1.04mg
・ビタミンB12:0μg
・葉酸:237μg
・パントテン酸:0.921mg
・ビタミンC:2.3mg
・ミネラル
・ナトリウム:25mg
・カリウム:1260mg
・カルシウム:1600mg
・マグネシウム:270mg
・リン:148mg
・鉄:36.8mg
・亜鉛:2.69mg
・銅:0.633mg
・マンガン:4.99mg
・セレン:4.5μg
・食物繊維:42.5g
・たんぱく質:9.0g
・脂質:4.28g
・炭水化物:68.9g
・脂肪酸
・飽和脂肪酸:1.55g
・一価不飽和脂肪酸:0.716g
・多価不飽和脂肪酸:1.37g
・ビタミン
・ビタミンA(βカロテン):1010μg
・ビタミンD:0μg
・ビタミンE:18.3mg
・ビタミンK:622μg
・ビタミンB1:0.177mg
・ビタミンB2:0.528mg
・ナイアシン:4.64mg
・ビタミンB6:1.04mg
・ビタミンB12:0μg
・葉酸:237μg
・パントテン酸:0.921mg
・ビタミンC:2.3mg
・ミネラル
・ナトリウム:25mg
・カリウム:1260mg
・カルシウム:1600mg
・マグネシウム:270mg
・リン:148mg
・鉄:36.8mg
・亜鉛:2.69mg
・銅:0.633mg
・マンガン:4.99mg
・セレン:4.5μg
・食物繊維:42.5g
3. オレガノの主な使い方・料理

オレガノはピザ・パスタ・煮込み料理・肉料理・魚料理など、イタリアンをはじめさまざまな料理に使うことができる。ここではそんなオレガノの使い方をいくつか紹介しておこう。
その1.ピザ
オレガノは、マルゲリータやマリナーラのようなトマトソースのピザと相性がよい。トマトソースに乾燥オレガノを混ぜるだけで、本格的なピザソースを楽しめるようになる。また、トマトソースを塗ったピザに乾燥オレガノを振りかけるという使い方もある。
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その2.パスタ
オレガノはトマトソースやミートソースを使ったパスタに使うのもおすすめだ。これらのソースに乾燥オレガノをプラスするだけで、清涼感が増して大人な味わいになる。また、オイル系のパスタに使うことも可能となっている。油っこさを抑えられるため、より食べやすいパスタになるだろう。
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4. 市販で人気のオレガノ3選

市販のオレガノにはフレッシュタイプ(生タイプ)もあるが、乾燥タイプのほうが主流であり多く販売されている。ここでは数ある乾燥オレガノの中から、特に人気がある市販品をいくつか紹介する。
その1.エスビー食品「S&B オレガノ」
「S&B オレガノ」は、エスビー食品が販売している乾燥タイプのオレガノのこと。瓶タイプの商品であり、内容量は3gとなっている。片手で開けられるワンタッチ式のキャップを採用しているのが特徴だ。ピザ・パスタ・オムレツ・トマト料理などにおすすめとなっている。
その2.ハウス食品「ギャバン オレガノ」
「ギャバン オレガノ」は、ハウス食品が販売している乾燥タイプのオレガノのこと。トルコ産のオレガノを使っており、爽やかな香りとほろ苦さを楽しむことができる。こちらもワンタッチ式の瓶タイプで、内容量は5.5gとなっている。「フリーズドライタイプ」や「ホールタイプ」も売られている。
その3.マスコット「オレガノ」
「オレガノ」は、マスコットが販売している乾燥オレガノのこと。瓶タイプの商品であり、内容量は8gとなっている。野性的な香りとほろ苦さが特徴となっており、トマト料理や肉料理、魚料理など幅広く使うことが可能だ。また、オレガノを粉末状にした「パウダータイプ」も売られている。
5. オレガノに関するよくある質問

最後に、オレガノに関するよくある質問・疑問に回答する。
Q1.生オレガノを使うときの注意点は?
スーパーなどには、エスビー食品の「フレッシュハーブ オレガノ」などのような生オレガノも販売されている。生オレガノは、乾燥オレガノと同じようにピザ・パスタ・煮込み料理などに使うことが可能だ。ただし、煮込み料理に使うときは苦味が出やすいため、乾燥オレガノを使うほうがよい。
Q2.オレガノは家庭菜園で育てられる?
オレガノの種は市販されているため、家庭菜園で育てることも可能である。比較的簡単に育てられるハーブであり、およそ3か月で収穫できるといわれている。そのため、もし新鮮なオレガノを楽しみたいなら家庭菜園に挑戦してみるのもよいだろう。その際は専門サイトで育て方を確認しよう。
結論
清涼感のある香りが特徴的な「オレガノ」は、ピザ・パスタ・トマト料理・肉料理・魚料理などとの相性が良い。本格的な味わいになるため、ぜひこれらの料理を作るときに使ってみよう。また、興味があったらフレッシュタイプのオレガノも使ってみると良いだろう。
(参考文献)
- ※1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/ - ※2:U.S. DEPARTMENT OF AGRICULTURE「FoodData Central」
https://fdc.nal.usda.gov/fdc-app.html#/food-details/171328/nutrients
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