1. せせりは丼ぶりとの相性バツグン

せせりは、鶏の首の部位だといわれる希少部位で、最近では焼き鳥などでもおなじみだ。そんなせせりは、さっぱりとしているようで、ほどよい脂身があり、噛めば噛むほど口の中に旨みが広がるといわれている。その理由は、せせりが鶏の首の部位で、筋肉質なのでプリっとした食感でジューシーな味わいが楽しめるからだ。そんなせせりはじつは丼ぶりにしても絶品なのだ。ジューシーで食べごたえのあるせせりをごはんの上にのせれば、食がすすむ丼ぶりへと大変身してくれるのだ。今回はそんなせせりを使った絶品丼ぶりを紹介していこう。
2. せせりを使った定番丼ぶり

親子丼
鶏であるせせりは親子丼にもピッタリだ。せせりをしっかり焼いてから親子丼にすることで、ジューシーな旨みが詰まって食べごたえのある丼ぶりになるのだ。作り方は、せせりに塩をもみ込んで下味を付けておき、薄力粉をまぶしてフライパンでしっかり焼いておく。フライパンの余分な脂分をキッチンペーパーなどでしっかり取り除いたら、しょう油、砂糖、みりん、酒、おろしにんにく、おろし生姜を加えて煮立たせ、玉ねぎのスライスを加えて少し煮る。溶いた卵をサッと加えて煮込んだら完成だ。最初にせせりを焼いてから親子丼にすることで、せせりの表面がカリッとしており、旨みが凝縮されるので、いつもの親子丼とはひと味違う美味しさを感じられるだろう。
照り焼き丼ぶり
せせりは甘辛い照り焼き味にもよく合う。濃厚な味付けなので、ごはんにのせて丼ぶりにすることで食欲をそそってくれるだろう。せせりは隠し包丁を入れて焼いておく。隠し包丁を入れることで、せせりの締まった肉質が柔らかくなり食べやすくなる。フライパンでこんがり焼いたせせりをしょう油、砂糖、みりん、酒を合わせた甘辛ダレで味付けしたら、ごはんにのせ、トッピングとして万能ねぎやきざみ海苔、マヨネーズなどをかけたら完成だ。大人から子どもまで大好きな照り焼き味で、せせりのジューシーで濃厚な味わいに照り焼きのタレが絡んでごはんによく合うのだ。
3. せせりを使ったアレンジ丼ぶり

はちみつレモンの鶏せせり丼
プリっとジューシーなせせりはレモンが香るさっぱり丼にもよく合うのがはちみつレモンの鶏せせり丼だ。この丼ぶりの場合は、まずレモンのはちみつ漬けを用意する必要がある。レモンのはちみつ漬けを細かく刻み、すりおろしたにんにくとしょうが、しょう油、日本酒とよく合わせる。そのタレに食べやすくカットしたせせりを漬け込んでから、フライパンで炒め、ごはんの上にのせたら完成だ。水菜やミニトマトなどを一緒にのせると見栄えも栄養バランスもよくなるのでおすすめだ。レモンの風味が加わっているので、通常の照り焼きよりもさっぱりと味わえる。また、事前にせせりをタレに漬け込んでおくことで、肉に味がしみ込み柔らかくなるのでおすすめだ。
せせりのにんにくバターしょう油丼
下味を付けたせせりを、にんにくバターしょう油で味付けて焼くだけで、ジューシーなせせりと香ばしい風味が食欲をそそる美味しさだ。まず、せせりを食べやすい大きさにカットしてボウルに入れ、塩こしょうをもみ込み、おろしにんにく、白ワインを加えて漬け込んでおく。バターを溶かしたフライパンで下味を付けたせせりを焼き、さいごにしょう油を鍋肌からひと回ししたらごはんの上にのせて完成だ。好みで刻み海苔や青ネギをトッピングするといいだろう。
結論
せせりはいろいろな味付けにもよく合うので、丼ぶりにしてごはんにのせれば食欲をそそる美味しさを楽しむことができる。事前にせせりに下味を付けたり、焼いたりしておくことで、せせり独特の食感や味わいを活かせていつもとは違った丼ぶりが楽しめるので、おすすめだ。
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