1. せせりを唐揚げにしてみよう

せせりは、鶏の首の部分の部位でジューシーで濃厚な味わいが特徴だ。通常、焼き鳥や塩焼きなどにして食べられることが多いが、そのジューシーで歯ごたえのある肉質を活かして唐揚げにするのもおすすめだ。せせりを唐揚げにすることで、サクッとした衣の中からせせりならではの濃厚な味わいと肉汁があふれだして、ごはんのおかずから酒のつまみに最高の味わいが楽しめるのだ。
2. せせりの基本的な唐揚げの作り方

せせりの唐揚げの作り方は通常の唐揚げと一緒で、まず下味を付けていく。厚手のビニール袋などにせせりを入れ、料理酒、塩、しょう油、すりおろしにんにく、しょうがを加えてよくもみ込み、冷蔵庫でしばらく寝かせておく。下味はとくに決まりはないので、自分好みの味付けでいいだろう。下味がしみ込んだせせりに片栗粉をまぶしたら、180℃に熱した油でカラっとなるまで揚げていく。いつもの唐揚げの部位をせせりにすることで、よりジューシーで濃厚な味わいと食感が楽しめる。
3. せせりの唐揚げをアレンジしてみよう

■せせりの甘辛唐揚げ
せせりの唐揚げを甘辛く仕上げるのも美味しい食べ方だ。せせりを食べやすくカットしたら、塩こしょうをして小麦粉をまぶして油で揚げていく。揚げたら油をきっておく。せせりの唐揚げに絡める甘辛ダレは小鍋にしょう油、みりん、はちみつ、ごま、塩こしょうを加えて煮立たせる。揚げた唐揚げを甘辛ダレに絡めたら完成だ。甘辛唐揚げは食欲をそそり、つまみにもピッタリだ。美味しく作るポイントは、唐揚げをしっかりと揚げ、タレにはちみつを加えることだ。はちみつを加えることで、コクがプラスされより深い味わいになる。
■せせりのカレー唐揚げ
せせりにカレー粉をまぶして揚げることで、おやつにもつまみにもピッタリな味わいの唐揚げになる。作り方はいたってシンプルで、食べやすくカットしたせせりをカレー粉と酒、塩で下味を付け、小麦粉をまぶして揚げるだけだ。カレーの味がついているので、余計な味付けいらずで、冷めても美味しい手軽な唐揚げだ。
■せせりの塩麴唐揚げ
せせりの唐揚げに塩麴を使うことで、肉質が柔らかくなり深い味わいの唐揚げになる。作り方は、基本の唐揚げの作り方に塩麴を足すようなイメージで、せせりに塩麴、しょう油、酒、みりん、すりおろしにんにく、しょうがをもみ込んで下味を付け、片栗粉や小麦粉を付けて揚げるだけだ。美味しく作るポイントは、下味を付けたあと、冷蔵庫で数時間寝かせると塩麹の旨みがしっかりしみ込む。塩麴には肉質を柔らかくしてくれる効果もあるので、唐揚げ作りにもピッタリだ。
4. せせりの唐揚げに添えたいソース

せせりの唐揚げはそのままでも十分美味しいが、さまざまなソースをつけて食べるのもおすすめだ。たとえば、定番のマヨネーズに柚子胡椒を加えてみるのもいいだろう。柚子胡椒がピリッとアクセントになり、よりつまみなどにピッタリになる。さらに、せせりと相性がいいポン酢やおろしポン酢などでさっぱり食べるのもおすすめだ。せせりのジューシーでしっかりとした味わいをポン酢がまろやかにしてくれるうえに、唐揚げの衣の油っぽさもあっさりとした口あたりにしてくれる。通常のせせりの唐揚げを食べる際にソースを添えて味の変化を楽しんでみるのもおすすめの食べ方なのだ。
結論
せせりを唐揚げにすることで、ジューシーで弾力のある肉質を存分に感じることができ、いつもの唐揚げとはひと味違った味わいを楽しめる。定番の味付けの唐揚げにしてもいいが、下味にひと工夫加えたり、ソースをアレンジしたりしてさまざまな味わいのせせりの唐揚げを楽しんでみよう。使う鶏の部位を変えるだけでも、唐揚げの食感や味わいの違いを楽しめることだろう。
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