1. ドライブスルーとは
ご存知の通り、ドライブスルーは車に乗ったままでショッピングできるシステムのこと。日本でドライブスルーといえば、ファストフードで実施している店舗が多い。ドライブスルーのいいところは、車を降りずとも買い物ができるところ。車社会の広がりとともに進化したビジネスモデルである。
食事以外にも
ドライブスルーは、食以外にも展開されている。たとえば、映画館や薬局、クリーニング店など。とくに車生活が一般的な地方では土地が広いこともあり、ドライブスルーが発展しているケースが多い。
コロナ禍で再注目
ドライブスルーが注目されるようなことは近年なかったが、今回のコロナ禍で情勢は一変。人との接触が少ない状態で、買い物ができることもあり、注目を集めることになったのだ。利用者はもちろん、提供する店舗側も宅配に比べて、人員削減が可能。八百屋、肉屋、魚屋など、専門性の高い店によるドライブスルーが登場しているようだ。
2. ドライブスルー肉屋、魚屋の誕生秘話
新型コロナウイルスが世界を席巻し、日本でも多くの自粛が求められる日々が続いた。未だなお、注意が必要な生活が続いている状況だ。なかでも緊急事態宣言に伴う外出の自粛は、多くの人の生活に変化をもたらした。飲食店は自粛を余儀なくされ、学校も休校になり...といつもとは違う日常が訪れるなか、食材が大量に余るという事態が起こった。給食で出すはずの牛乳が残ってしまったなどというニュースを耳にしたという人も多いだろう。
余剰食材を救済
このような残った食材を有効活用する方法として、注目されたのがドライブスルーだ。八百屋に始まり、肉屋、魚屋など、その取り組みが続々とスタートしている。発起人となったのは、外食産業などに卸をしているフードサプライという会社。これに賛同する会社が続々と参加し、全国各地でドライブスルーが展開されることになったのだ。
メリットたくさん
そもそも卸をしている会社が主となっているので、素材や商品の品質はお墨付き。普段は購入できないレアな商品があったり、旬のものを楽しむことができたりするなど、消費者にとってのメリットはたくさん。余剰食材を無駄にしないことは、食品ロス削減にも大きく貢献することになり、社会的にも意味のある買い物になる。
3. ドライブスルーと食のこれから
食を取り巻く環境は刻一刻と変化をしている。さらに今回のコロナ禍によって、それに伴う技術の革新や浸透、価値観など、さまざまな変化のスピードが増した。ドライブスルーのように既存のビジネスチャネルが、新たな価値を備えて進化することもこれから増えていくと考えられる。
ドライブスルーの使い方
ドライブスルーは元々あったチャネルなので、利用しやすいという人も多いはず。まずはネットで検索して、自宅の近くでドライブスルーが可能な店舗をチェックしてみるとよいだろう。ファストフードのドライブスルーも久々に活用するとなかなか楽しいものだ。イベント的に訪れてみるのもよいだろう。進化系のドライブスルーは、新鮮食材が手ごろな価格で手に入るので、家計にも優しい。
結論
進化系ドライブスルーは、肉屋や魚屋、八百屋など専門店の食材をドライブスルーで購入することができるシステム。世界を席巻している新型コロナウイルスがもたらしたドライブスルーの新しい価値をぜひ体感してみてほしい。
この記事もCheck!