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【豚の角煮】は冷凍するのが正解!柔らかくなるって本当?

【豚の角煮】は冷凍するのが正解!柔らかくなるって本当?

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

鉛筆アイコン 2021年5月18日

時間がかかるが美味しい料理の代表格である豚の角煮は、冷凍保存が可能である。冷凍しておけば、食べたいときにいつでも解凍して使えて非常に便利だ。さらに、豚の角煮は冷凍によって柔らかくなるということをご存知だろうか。本記事では、豚の角煮を冷凍するメリットや上手な冷凍・解凍の仕方を紹介する。

  

1. 豚の角煮を冷凍すべき理由

料理を冷凍しておくと、温めるだけで食べることができる。とくに豚の角煮は次のような理由から冷凍保存におすすめな料理といえる。

■時間のかかる料理だからこそ冷凍するメリットが大きい

圧力鍋を使えば比較的短時間で豚の角煮を作ることができるが、一般的に豚の角煮を柔らかく仕上げるには煮込み作業が1~2時間必要である。決して難しい作業ではないものの、作りあげるのにこれだけ時間がかかるとなると、気軽に作ることはなかなかできない。そこで、時間のあるときに大量に作って冷凍しておけば、食べたい分だけ取り出して解凍するだけでよい。一度の調理で本格的な料理を何度も楽しむことができるのだ。

■冷凍することで飽きずに食べきれる

豚の角煮は、正しく冷凍することにより2週間程度は味や品質が劣化させず保存することができる。最大では1ヶ月保存可能だ。こってりと濃厚な料理のため連日食べると飽きてしまいそうだが、冷凍しておけば日にちを空けてから食べられるため、飽きずに食べきることができる。

2. 豚の角煮は冷凍すると柔らかくなる?

冷凍しておくと長期保存が可能になり、一度の調理で何度も食べられることや飽きずに最後まで食べきれることがメリットとして挙げられた。そしてもうひとつ、冷凍によって豚の角煮がさらに美味しくなるという点についても見逃せない。

■豚肉の繊維が冷凍により破壊される

豚の角煮を冷凍すると、冷凍する前よりも肉が柔らかくなるのだ。冷凍すると、豚肉に含まれる水分が結晶化し膨張する。この膨張した氷の結晶が肉の繊維にダメージを与えることにより、繊維が破壊されるのだ。その状態で解凍すると、冷凍前よりも柔らかくなった角煮を楽しめるのだ。

3. 上手に豚の角煮を冷凍・解凍するコツ

豚の角煮は2週間冷凍保存が可能だが、あくまでも正しく保存した場合である。正しい冷凍保存のポイントは、粗熱を取った豚の角煮をジッパー付き保存袋などの密閉できるフリーザーバッグに入れ、しっかり空気を抜くこと。煮汁も一緒に入れて冷凍しよう。

■小分けにして冷凍すると便利

冷凍する場合は、1食分ずつ小分けにするとよい。一度解凍したものは再冷凍できないため、食べきれる分をまとめて冷凍するのが鉄則だ。

■再度煮込んで解凍するとより美味しく

解凍は、フリーザーバッグから出した豚の角煮を煮汁ごと鍋に入れて再度煮込む方法がおすすめ。電子レンジでの解凍よりも加熱ムラがなく柔らかさをキープできるからだ。まずフリーザーバッグを軽く流水解凍し、表面を溶かすと中身が取り出しやすくなる。弱火でじっくり加熱すれば、トロトロの豚の角煮を楽しめるだろう。

結論

冷凍保存によって豚の角煮を長く楽しめるだけでなく、肉質が柔らかくなるというメリットまであるということはあまり知られていないのではないだろうか。冷凍前よりも柔らかくなるなら、煮込み時間を少し短縮しても美味しく仕上がるということだ。保存もできて美味しさもアップするなら、試さない手はないだろう。
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  • 公開日:

    2020年7月27日

  • 更新日:

    2021年5月18日

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