1. フォンデュとは
フォンデュは、フランス語で溶けたを意味する言葉。一般的には、スイスやフランス、イタリアで食べられているチーズフォンデュを指すことが多いが、それに似た料理のことを指す場合もある。
チーズフォンデュとは
日本でも人気を博したチーズフォンデュ。スイス、フランス、イタリアにまたがるアルプス山岳地帯を中心に発展した郷土料理で、小さな土鍋で溶かしたチーズをパンや肉などにたっぷりとまとわせて食べるものだ。国によって使われるチーズやワインとの配合比率が異なり、味わいにも違いがあるらしい。そもそもは硬くなったパンを食べるための料理だったといわれている。
いまどきチーズフォンデュ
ここのところの家時間でチーズフォンデュは再度注目を集めている。これまでチーズフォンデュというと専用の小さな鍋が必要と考えられてきた。ところが、いま注目を集めているチーズフォンデュは、ホットプレートを使う簡易バージョン。あらかじめチーズを溶かし、白ワインなどを混ぜたら、耐熱容器に入れて、ホットプレートの中央にセット。あとはバゲットやソーセージ、温野菜、エビなど、好みの具材を周りに散りばめるだけ。串もなければ、フォークでOK。子どもにも食べやすいことから、家時間を盛りあげてくれる料理として注目を浴びたのだ。
2. チーズ以外のフォンデュ【オイルフォンデュ】
チーズ以外のフォンデュを代表するのが、オイルフォンデュだ。こちらもスイスで愛されている料理で、いまでは広く世界に広がった。
オイルフォンデュのポイント
オイルフォンデュは、その名の通り、具材をオイルで揚げて食べるもの。本場では肉を食べる料理として知られている。とくに牛ヒレ肉を使うことが多いようだ。ガーリックやマスタードベース、ケチャップベースなど、いくつかのソースを用意して、好みのものをつけながら食べるのが定番。自宅でトライするのなら、ポン酢や醤油、からしなどを用意しても美味しいかもしれない。現地ではフォンデュ・ブルギニョンと呼ばれているそうだ。ブルギニョンとはブルゴーニュ風を意味するフランス語だ。
3. チーズ以外のフォンデュ【スープフォンデュ】
オイルフォンデュと並んで、現地ではフォンデュ・シノワーズなるものもある。シノワーズとは中国を意味するフランス語だが、起源は定かではない。スープに具材をくぐらせて食べるもので、使われるのはコンソメスープが多いようだ。洋風版しゃぶしゃぶといったところだが、しゃぶしゃぶよりはしっかりと火を通すのが定番らしい。こちらも肉を食べる料理として親しまれている。
4. チーズ以外のフォンデュ【チョコレートフォンデュ】
デザート系の代表といえば、チョコレートフォンデュ。甘いチョコレートを、バゲットやフルーツ、ナッツ、ケーキなどにまとわせて食べるもので、こちらは日本でもよく知られる存在だ。ホームパーティーや子どもの誕生日会などに作ると盛りあがること請け合いのメニューだ。
大人が楽しむなら
チョコレートにリキュールを入れたり、チョコレートをより濃厚なビタータイプやシングルビーンズなどにしたりするとぐっと大人っぽい味わいに変化する。ナッツなども相性がよい。酒にも合うのでおすすめだ。
結論
フォンデュというとチーズフォンデュが定番だが、じつはそれ以外にもフォンデュは存在する。オイルフォンデュやスープフォンデュ、チョコレートフォンデュなど、どれも道具さえ揃えれば、簡単に作ることができるのでチャレンジしてみてほしい。
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