1. パプリカチキンってどんなもの?

パプリカチキンはパプリカと鶏肉を使ったハンガリー料理で、パプリカの美しい赤色が特徴的。パプリカはもともとハンガリーが原産国で、ハンガリー語でピーマンという意味がある。赤や黄色、緑などさまざまな色のパプリカがあるが、パプリカチキンに使われているのは赤いものが多い。生のパプリカを使うのはもちろん、粉末状にしたパプリカパウダーと呼ばれる香辛料を使うことでよりキレイな赤色に仕上げているのだ。鶏肉とトマトをパプリカパウダーなどでじっくり煮込んだパプリカチキンは、簡単な工程で作れるにも関わらず見栄えがよい。そのため、ホームパーティーやイベントなどの際に作るのもおすすめの料理だろう。
2. パプリカチキンに使うパプリカパウダーの選び方

パプリカチキンの決め手となるパプリカパウダーだが、じつはいろいろな種類があるのを知っているだろうか。基本的には赤い粉末状の香辛料だが、大きく分けると辛みのあるタイプとないタイプがある。パプリカチキンにはたくさんのパプリカパウダーを使うため、辛みのないものを選ぶようにしよう。ほとんどのものは辛みがなく、パプリカの甘酢っぱさやほろ苦さが感じられる。あまりなじみのない香辛料かもしれないが、パプリカチキンのような煮込み料理だけでなくサラダやスープ、魚料理の香りづけなどにもよく使われている。パプリカパウダーの味はそこまで強くないため、単純に彩りをプラスする目的でトッピングなどに使われる場合もある。
3. パプリカチキンの基本の作り方

パプリカチキンの基本の材料はパプリカ・パプリカパウダー、鶏肉、玉ねぎなどの野菜と調味料。鍋で鶏肉・パプリカ・玉ねぎを炒め、パプリカパウダーをまぶしてしっかりなじませる。トマトやトマト缶と水を少量加えたら、じっくり煮込んで味を整えれば完成。パプリカパウダーは控えめに入れると赤く仕上がらないため、多いと感じるくらい多めに加えるのがおすすめ。炒めた野菜や肉になじませることで味がしみ込み、より美味しく仕上がる。にんにくを加えたり、ハーブやスパイスを加えたりして自分好みに仕上げてもよい。加えるスパイスやハーブの種類によって味が変化するので、楽しみながら作ることができるだろう。
4. アレンジで広がるパプリカチキンの美味しさ

骨付き肉でガッツリ
手羽元などの骨付き肉を使って作れば、食べごたえのあるガツンとしたパプリカチキンが作れる。骨付きの肉は骨から出汁がでるため旨みが強いため、煮込み料理にはとても向いている。
サワークリームを添えて本格化
パプリカチキンの本場ハンガリーでは、サワークリームを添えて食べることも多い。酸味の強いサワークリームは好みが分かれるため、別添えにして自分でプラスするスタイルにするとよい。煮込む際にサワークリームを加えて作るのもおすすめ。
ヨーグルトを加えてさっぱり
サワークリームの代用として、ヨーグルトを使ってもよい。ヨーグルトは無糖のものを選び、煮込む際にトマト缶などと一緒に加える。ヨーグルト入りのパプリカチキンはさっぱりとした味わいで、暑い時期などにも食べやすいだろう。
結論
パプリカチキンはあまり聞き慣れない料理で、知らなかった人も多いはずだ。しかし、とても簡単に作れるうえに美味しくて見栄えもよいのでとてもおすすめ。煮込み料理は時間がかかってしまうが、工程は少ないのでぜひチャレンジしてみてほしい。アレンジをしながら、自分好みの味を探してみよう。
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