1. 山芋ステーキは2つの異なった食感のステーキが楽しめる

山芋は、栄養満点で消化もよく、身体を健康に保つ効果も期待できる人気の食材だ。山芋の主な旬は10~3月だ。山芋というと、とろろにしてごはんにかけて食べるイメージが強いかもしれないが、じつはヘルシーなステーキにして味わうのもおすすめなのだ。山芋を使ったステーキは2種類あり、そのままカットして焼くカリカリステーキと、とろろ状にすりおろした山芋を焼くふわふわステーキの2つの異なった食感のステーキを作ることができる。どちらも山芋のもつ独特な食感を活かしており、その日の気分で作り方を変えるのもいいだろう。さらにさまざまなアレンジを加えることで、いろいろな味わいのステーキが楽しめる。今回はヘルシーで健康的な山芋を使った2つの食感のステーキを見ていこう。
2. 山芋ステーキを作る前の下準備

山芋をステーキにする前に知っておきたいのが、山芋のアクについてだ。山芋はもともとアクが強く時間がたつと色が変色してしまう。そんな山芋のアクを抑えるために、山芋はカットしたらすぐに酢水に浸けるのがおすすめだ。酢を加えた水にカットした山芋をつけておくことで、アクを取り除くことができるのだ。さらに山芋の特徴でもある、ヌメリも抑えることができるので、調理しやすくなる。
手がかゆくならないように
山芋の特徴でもあるネバネバのヌメリは、手につくとかゆみを発生させることがある。それを抑えるために山芋の調理前に手に塩や酢をつけてから山芋を触るとかゆみを緩和させることができる。さらに山芋のヌメリはとても滑りやすく調理がしにくい。ヌメリを抑えるには、山芋の皮に水分がつかないようにするのがおすすめだ。つまり洗う前に包丁で適当な大きさにカットし、それから山芋を洗うのがいいだろう。
3. カリカリ食感の山芋ステーキを紹介

シンプル山芋ステーキ
カリカリ食感のシンプルな山芋ステーキとは、山芋をカットしてそのまま焼いたステーキのことだ。この作り方は山芋の外側はカリッとしていて中が芋のようにホクホクしているのが特徴だ。作り方は、いたってシンプルで山芋を輪切りにカットし、油をひいたフライパンで焼く。表面がきつね色になったらめんつゆとわさびを加えて炒めたら完成だ。めんつゆの味わいが山芋によくしみてわさびの風味が口の中で広がるあっさりステーキだ。
マヨしょう油の山芋ステーキ
濃厚な味わいの山芋ステーキを味わいたいのなら、マヨネーズとしょう油を合わせた味付けにするのがおすすめだ。作り方は輪切りにした山芋を油をひいたフライパンでじっくり焼き、両面に焦げ目がついたらマヨネーズとしょう油を回し入れて全体に絡めたら完成だ。皿に盛り付け、小ねぎやゴマをふりかけたら彩りのよい仕上がりになる。
4. ふわふわ食感の山芋ステーキを紹介

チーズ入り山芋ステーキ
山芋をすりおろしてさらにチーズを加えることで、ふわふわトロトロの絶品ステーキが完成する。作り方は山芋をすりおろしてボウルに入れ、しょう油、みりん、料理酒、塩こしょう、溶き卵を加えて混ぜる。油をひいたフライパンに山芋を流し入れシュレッドチーズも加える。ふたをしてしっかり焼いたら、皿にのせて小ねぎや刻みのりをトッピングして完成だ。
山芋ステーキ目玉焼き添え
あっさりとしたお好み焼き風のステーキが楽しめるレシピだ。油をひいたフライパンで目玉焼きを作り、皿にとっておく。再び油をひいて熱したフライパンに、すりおろした山芋にめんつゆを加えたものを中火でこんがりと焼く。そこに目玉焼きをのせ、小ねぎとかつお節をトッピングしてしょう油を回しかけたら完成だ。目玉焼きは半熟ぐらいに焼きあげるととろけて美味しい。
結論
山芋ステーキは輪切りで焼くか、すりおろしてから焼くかで異なった食感のステーキを作ることができる。味付けを変えるだけであっさりとした味のステーキから濃厚な味わいのステーキまで楽しめる。低コストでヘルシーなステーキを味わいたい際には、山芋ステーキに挑戦してみるのもいいだろう。
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