1. キウイが固い原因とは?
キウイはもともと未熟な状態で収穫するフルーツ。そのため、収穫後に追熟させてから店頭に並べられている。食べごろになってから店頭に並べるとすぐに傷んでしまい、売り物にならなくなってしまうので少し固い状態で売られていることが多い。購入してすぐに食べたいときは、軽く手で握ってみて少し柔らかいものを選ぶとよい。逆にすぐに食べないときや、贈り物として後日渡す場合には固めのものを選んでおくと日持ちしやすいだろう。スーパーなどでキウイを購入する際は、食べるタイミングとキウイの追熟具合を確かめながら選ぶと失敗が少なく済む。
2. キウイが固いときは常温保存が基本
キウイは購入してすぐに冷蔵庫に入れてしまう人も多いが、固いキウイを追熟させたいときは常温での保存がおすすめ。常温で保存すると追熟が進みやすくなり、数日で食べごろになる。すでに熟して食べごろになっているキウイは冷蔵庫で保存し、それ以上追熟が進まないようにするとよいだろう。冷蔵庫に入れて保存する際は、新聞紙などでくるんでおくと乾燥などを防げるのでおすすめ。ただし、冷蔵庫に入れていても全く追熟しないわけではないので注意が必要。冷蔵庫でも少なからず追熟はされてしまうため、食べごろになったキウイはできるだけ早く食べるようにしよう。
3. 固いキウイはリンゴを使って甘くする
固いキウイを柔らかくする裏ワザとして有名なのが、リンゴを使った追熟方法。リンゴから出るエチレンガスと呼ばれる成分がキウイの追熟を促し、キウイ単体で置いておくよりも早く食べごろになる。エチレンガスは果物や野菜などが成長するのに必要な炭化水素の一種で、果物を追熟させる働きがあるのだ。リンゴ以外にもバナナやミカンなどからもエチレンガスが出ているが、リンゴのほうが放出量は多いといわれている。リンゴを使った追熟の方法はとても簡単で、リンゴとキウイを同じ袋に入れておけばOK。袋に入れておくことでエチレンガスが袋内に充満し、キウイの追熟を助けてくれるのだ。暑い時期などは傷んでしまう可能性もあるため、できるだけ涼しい場所に置くなど工夫するとよいだろう。
4. 固いままのキウイを美味しく食べるには?
サラダ
上手く追熟できずに固いままになってしまったキウイも、工夫すれば美味しく食べられる。たとえば角切りにした固いキウイとクリームチーズなどを葉野菜にのせれば、オシャレなサラダが作れる。固くて食感があり、酸味の強いキウイはサラダとして食べるのにピッタリだ。
ジャム
砂糖と一緒に煮込めば、酸味が柔らぎ美味しいジャムが作れる。酸っぱいキウイは、砂糖などを加えて加工してしまうのがおすすめ。煮込むことで食感もとろっと柔らかくなり、食べやすくなるだろう。パンやクラッカーにのせて食べれば、固いキウイがごちそうに変身する。
スムージー
そのままでは固くて酸っぱいキウイも、ほかの果物や野菜と一緒にスムージーにすれば美味しくなる。キウイの酸味が気になるときは、はちみつなどを加えてもよい。
結論
固いキウイは美味しくないと思ってしまいがちだが、じつは追熟させれば美味しく食べられるのだ。もし固いままで上手く追熟できないときは、サラダやスムージーにして食べてみてはいかがだろうか。固いからといって、決して捨てるようなことはしないでほしい。
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