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郷土料理【だんご汁】の特徴や作り方を解説!美味しい食べ方は?

郷土料理【だんご汁】の特徴や作り方を解説!美味しい食べ方は?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2020年9月 3日

だんご汁は大分県を代表する郷土料理のひとつ。特徴は具だくさんの味噌汁に小麦粉ベースのだんごを入れて作ったものだ。九州の他県(福岡県・熊本県)では「だご汁」と呼ばれることもあり、ちぎっただんごを入れて作るところもある。大分県の家庭では日常的に食べられており、学校給食でも提供されることのあるだんご汁の特徴とは?

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1. だんご汁の特徴・歴史や由来

まず、だんご汁の特徴・歴史や由来について紹介しよう。だんご汁とは大分県を代表する郷土料理のひとつだ。台地が発達した大分県は米作りに適していない土地が多く、昔から畑を基盤にした麦のような穀物栽培が盛んだった。穀物のほとんどが粉にされたので、大分県の各地に粉食文化が根づいており、だんご汁はその代表格といえるだろう。
簡単に作り方を紹介すると、小麦粉をこね帯状に薄く引きのばしただんごを食材とともに九州地方でなじみのある麦味噌、あるいは合わせ味噌、白味噌仕立ての汁に入れればOK。ちなみに米不足の時代には米の代わりに、だんご汁が日常的に食べられていた。
一般的にだんごといえば球状にしたものを想像しがちだが、大分県の場合、手で引きのばしたもので作っている。そのだんごの特徴は、うどんの麺よりコシが強く歯ごたえを楽しめるところだ。見ためは愛知県名物のきしめんのような形状だが、だんごを作るときに丸めた状態でしばらく寝かせるため、だんごと呼ばれるようになった。丸めたあとで薄く帯状にするのは、汁で煮込むときに味をしみ込みやすくするためだ。

2. だんご汁の主な使用食材・カロリー・栄養

次にだんご汁の主な使用食材・カロリー・栄養を紹介しよう。だんご汁の主な使用食材は小麦粉・塩・大根・ごぼう・里芋・にんじん・豚肉・小ねぎ・味噌・出汁・水だ。出汁は大分県の名産である椎茸やいりこでとることが多いが、それぞれの家庭により出汁のとり方や、だんごののばし方には違いがある。
また、食材は紹介したもののほかに、白菜や椎茸など、一般的な家庭にあるもので作られることが多い。中でも里芋は、だんごの独特の食感と相性がよく好まれる組み合わせである。以前は地粉で作られることが多く噛みしめるほどに旨みを楽しめていたが、最近は地粉が入手しづらくなっているようだ。
だんご汁から摂取できる栄養は里芋に含まれるカリウム、にんじんに含まれるβ-カロテンやビタミンCなど。使用する食材にもよるが、里芋やにんじん、油揚げなどを使って作るだんご汁の1人前あたりのカロリーは400kcalほどだ。

3. だんご汁の食習の機会や時季

次にだんご汁の食習の機会や時季について紹介しよう。大分県ではだんご汁を提供している飲食店もあるが、昔は各家庭でよく作られていた。祖母や母から子、孫へと作り方が伝承され、現代へと繋がっている。とくに寒い季節にだんご汁を食べると身体が温まりお腹が満たされるので、秋から冬にかけての時季に食卓にのぼることが多いようだ。
大分県では地元のイベントや祭りを開催する際に大鍋でふるまわれることもあるという。それだけだんご汁は大分県において慣れ親しまれた料理で、父母や祖父母から作り方を習得する人も多いらしい。中にはだんごを作る手間を省くため、市販されている幅広い麺で代用する人もいるようだ。

4. だんご汁の作り方

次にだんご汁の作り方を紹介しよう。まず小麦粉に塩を混ぜ、水を少しずつ加えながらよくこねる。水は粉の状態をみながら加え、一度に全部入れてしまわないこと。だんごが手につかなくなるまでこねたら丸くまとめ、濡れたふきんで包み1時間ほど寝かせる。その後、棒状にして親指大にちぎる。それを手の平でのばし、再び濡れふきんをかけ寝かせる。
次にだんごを手でのばし熱湯で茹でてザルにあげ、水洗いしてぬめりをとる。続けて昆布といりこで出汁をとる。里芋は皮つきのまま下茹でし、皮をむき食べやすい大きさにカット。ごぼうはささがきにして水にさらし、にんじんと大根は皮をむき大きめのささがきにする。カットした野菜を出汁に入れて煮たら、食べやすい大きさにカットした豚肉を入れ、食材に火が通ったら味噌で味を調えてだんごを加える。あとは器に盛りつけ、小口切りにした小ねぎを散らせば、だんご汁の完成だ。ちなみに昔はだんごを汁の鍋に直に入れていたらしく、いまでもそのようにしてだんご汁を作ることもある。

5. だんご汁の食べ方

次にだんご汁の食べ方を紹介しよう。先述したようにだんご汁に使用する出汁は大分県の名産である、いりこや椎茸でとることが多い。紹介した作り方は味噌で味を調えているが、しょうゆベースで味付けして食べても美味しい。

結論

大分県の郷土料理であるだんご汁の特徴や食習の機会と時季、作り方について紹介した。大分県では年間を通して晩ごはんの中心であり、冷やごはんや麦ごはん1杯で、だんご汁を3杯も食べていたという。素朴な味わいのだんご汁をぜひ自宅で作ってみてはいかがだろうか。
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