1. ナイジェリアってどんなところ?

ナイジェリアの正式な国名は、ナイジェリア連邦共和国で、西アフリカに位置し、およそ1億9500万人という、アフリカ最大の人口を誇る。石油や天然ガスが豊富で、アフリカ有数の経済大国である。
またナイジェリアは、アフリカならではの広大で豊かな自然に恵まれている。近年、都市開発が進み、観光スポットも徐々に増えつつあるようだ。しかしながら、治安に問題がある地域も多く、外務省によって、退避が勧告されている地域や、渡航の延期を勧められている地域、渡航の是非の検討を勧められている地域などがある。
南西部に位置するラゴスは、比較的治安がよく、ナイジェリアの経済の中心かつ西アフリカ最大の規模を誇る都市でもある。日本人の企業関係者の大半は、ラゴスに在住している。
また首都アブジャも、道路が整備されていて、交通の便もよく、外国人観光客が多い地域である。
また首都アブジャも、道路が整備されていて、交通の便もよく、外国人観光客が多い地域である。
ただ治安がよいとはいえ、ナイジェリアでは、場所を問わず、夜間に1人で出歩くのは避ける必要があるようだ。
ナイジェリアで最も多く利用される交通手段はタクシーだが、外国人観光客を狙った犯罪に巻き込まれるリスクもあるので、タクシーを利用する場合も細心の注意が必要になる。
2. ナイジェリアと日本の食事の違い

ナイジェリアと日本では、好んで食べられている食材がかなり違っている。同じ日本においても、地域によって好んで食べられる食材が違っているくらいだから、ましてや異国であるナイジェリアと日本とで、それぞれ好んで食べる食材が違っていても、ある意味当然かもしれない。
ナイジェリアでは、食材としてナマズを好んで食べるようだ。
ナマズは、ナイジェリアでは、キャットフィッシュと呼ばれている。ナイジェリアには、ナマズ料理を食べることができる屋台がいたるところにある。一説によると、ナイジェリアでは、1日におよそ100万匹ものナマズが消費されているとのこと。ナイジェリアの人口の多さを考えれば、納得できる。
ナマズと一緒にじゃがいもや玉ねぎを辛いソースで味付けした後、アルミホイルで包んで、炭火で焼いて食べるという食べ方や、ナマズをペペスープと呼ばれる唐辛子を用いた辛いスープと一緒に煮込んで食べるという食べ方が、ナイジェリアにおいて最もポピュラーな食べ方になるようだ。
そもそもナマズは、うなぎの代用食として日本でも食べられているので、その味は、うなぎに似ていて、大変に美味のようだ。
このほか、ナイジェリアでは、唐辛子を使った辛い味付けの料理が多いという点も日本の食事と違った点として挙げることができるだろう。
さらに、ナイジェリアは、多民族国家なので、食文化などもそれぞれの部族によって大きく異なる点も、単一民族国家である日本との食事の違いとして挙げることができるだろう。
3. ナイジェリアの食事マナー

ナイジェリアの食事マナーとして、特筆すべき点は、子どもに卵を食べさせないという点になるだろう。これは、ナイジェリアでは、「子どもに卵を食べさせるとその子が泥棒になってしまう」という言い伝えがあるからのようだ。
日本とは違い、ナイジェリアでは、卵は大変に希少な食べ物で、鍵をかけて管理する家庭も珍しくないくらいだ。なぜ卵がそんなに希少な食べ物であるのか?その理由としては、ナイジェリアが、食糧難で、食糧不足が深刻化している状況であることや、人口が多く、それに伴って鶏肉の消費量が多いことを挙げることができる。つまり、卵を産む鶏までもが食用として使われてしまうため、卵が不足しやすいということになるだろう。
子どもに卵を食べさせると、その美味しさに目覚めてしまい、卵欲しさに盗みを働きかねないという懸念から、そのような言い伝えが生まれたようだ。
結論
ナイジェリアがいったいどんなところなのか?ナイジェリアと日本の食事の違い、ナイジェリア特有の食事マナーについては、ご理解いただけただろうか?日本にとって、あまり身近な国とはいえないナイジェリアだが、これを機にナイジェリアの食事などに興味を持ってもらえたら幸いだ。
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