1. キッシュはパイ料理の一種で、ほうれん草は人気の具材!

そもそも、キッシュとは
キッシュは、フランスのパイ料理の一種だ。パイ生地あるいはタルト生地に生クリームや卵を使った種を流し込んで焼く。その種には肉や野菜、チーズなどの具材を加えるため、甘くなく、どちらかといえば塩気のある仕上がりになる。そのため、食事の一品として親しまれている。ほかの国でも料理としても親しまれており、たとえばイタリアンの前菜として出されることも珍しくない。したがって、おおまかにキッシュとは甘くないパイ料理だ、と捉えておけば問題ないだろう。
ほうれん草は人気の具材
キッシュにはさまざまな具材を加えられる。中でも、ほうれん草は人気の具材のひとつだ。鉄分やビタミンなどの栄養が豊富なのはもちろん、キッシュの焼きあがりが黄色いのに対して緑がよいアクセントとなる。キッシュを作るなら、ほうれん草をぜひ一度は入れたい。
2. ほうれん草のキッシュを美味しく作るためのポイント

ほうれん草のキッシュを作る際には、いくつかポイントをおさえておきたい。作り方を簡単に説明しつつ、ポイントを見ていく。
必要ならアク抜きをする
ほうれん草のアクが強い場合は、アク抜きをするのがよいだろう。沸騰した湯でさっと茹で、冷ませばよい。ただし、加熱の工程がもう2つあるため、茹で過ぎるのもよくない。あくまでさっとで構わない。なお、冷ましたあとは水をしっかりきっておこう。そうすれば炒めやすくなるほか、アクがしっかり抜ける。
具材を炒める
ベーコンや玉ねぎやほうれん草を炒めていく。ここで、炒める順番、すなわち加熱時間が重要だ。玉ねぎなどの火の通りにくい具材は最初から炒めたいが、ほうれん草を入れるのは最後にしたい。炒め過ぎると食感を損ねるほか、栄養も壊れやすくなる。とくに、アク抜きをした場合はすでに火が通っているので、炒めるのはほどほどでよいはずだ。
種を作る
卵と生クリームをボウルなどに入れ、混ぜていく。さらにチーズや塩こしょうを加えるのが一般的だ。そして炒めた具材も冷ましてから加えて混ぜれば、種の完成だ。好みでナツメグなどほかのスパイスを入れるのもよい。
オーブンで焼く
あとは生地に種を流し込んでから、オーブンで焼けば完成だ。生地の大きさや形により、必要な焼き時間が変わってくる。様子を見つつ、焼き色が付くまで加熱しよう。
完成したら、食べやすい大きさに切ろう。種がうまく混ざっていれば、断面にほうれん草の色が見えるはずだ。
3. ほうれん草と一緒にキッシュに加えたい、おすすめ具材

キッシュの種には、さまざまな具材を入れられる。ほうれん草とも相性のよい具材をふんだんに使い、より美味しく食べたい。具材の例をいくつか見ていこう。
ミニトマト
ミニトマトもキッシュによく使われる具材だ。酸味を楽しめるほか、リコピンなどの栄養も期待できる。もちろんほうれん草との相性もバツグンだ。味もよいほか、赤と緑の彩りも美しい。ミニトマトを種の中に混ぜ込んでもよいし、生地に流し込んだ上にのせるのもありだ。
ウインナー
ウインナーは、ほうれん草と一緒に炒めるだけでも十分に美味しい。もちろんキッシュに使っても、味の相性がよい。オーブンで焼くので、焼き目や皮のパリッとした食感を楽しめる。また、たんぱく質を補えるのも嬉しい。
ひき肉
ひき肉とほうれん草の相性もよく、キッシュに入れると美味しい具材だ。ひき肉には下味を付けやすく、好みの味を追加できる。スパイスを使って辛めにする、あるいは甘めに仕上げるなど、工夫のしがいもある。
ほかにもほうれん草やキッシュに合う具材はたくさんある。気軽にいろいろ試してみよう。
結論
キッシュは甘くないパイ料理の一種で、ほうれん草は定番の具材だ。ほうれん草の状態に応じてアク抜きなどの下処理が必要だが、手順を把握さえすればさほど苦労せずに作れるはずだ。具材の追加により味や彩りをさまざまにアレンジできるので、興味のある人はぜひ試してみよう。好みの具材が見つかれば幸いだ。
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