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郷土料理との関係も深い!?お彼岸料理の基礎を学ぼう!

郷土料理との関係も深い!?お彼岸料理の基礎を学ぼう!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

2020年9月21日

お彼岸とは、日本特有の仏教行事。現在ではお彼岸=お墓参りと考えている人も多いが、あながち間違いでもない。というのも年に2回あるお彼岸は、古くから、先祖や自然に感謝を捧げる風習があったのだ。そのお彼岸の時期に食べるのがお彼岸料理。今回は郷土料理という観点からお彼岸料理をリサーチ。

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1. お彼岸とお彼岸料理

お彼岸とは

日本には春と秋の2度のお彼岸が存在する。お彼岸とはそもそも日本特有の文化。仏教では、ご先祖がいる世界を彼岸といい、その彼岸は西に位置するとされている。対して、我々が生きている世界はその逆側、東に位置する此岸。太陽が真東から登り、真西に沈む日はもっとも彼岸と此岸が通じやすいとされており、その日が春分の日と秋分の日、すなわち彼岸の中日となる。お彼岸は春分の日と秋分の日の前後を合わせた7日間。この時期に先祖の供養や自然への感謝を行ってきた風習が、現在のお彼岸=墓参りに通じているのだ。

お彼岸料理

お彼岸には、先祖の供養や自然への感謝を示す法要などが行われてきた。そこで供えられてきた料理が、お彼岸料理である。肉や魚を使わない精進料理が基本。有名なものが、ぼたもちとおはぎ。じつはこれ、同じモノ。漢字で書くと牡丹餅、お萩となるが、これはそれぞれ春分の日と秋分の日あたりに盛りを迎える花に由来している。萩の花のほうが牡丹の花よりも小さいことから、おはぎはやや小ぶりに作る場合もある。

2. 基本のお彼岸料理

彼岸そば、彼岸うどん

春のお彼岸は、寒い冬から芽吹きの春へと季節が移り変わり始めるころでもある。気候が安定せず、体調を崩しやすいことから、消化がよく、さらりと食べることができるそばやうどんを食べる風習がある。お彼岸そば、お彼岸うどんなどのネーミングで販売されているものもある。

精進揚げ

精進揚げとは野菜の天ぷらを指す言葉。旬の野菜を天ぷらにしたもので、春のお彼岸には山菜、秋のお彼岸にはナスやきのこなどが並ぶ。旬の野菜は薄めの衣で揚げるとその美味しさが引き立つ。

寿司

稲荷ずしやちらし寿司もお彼岸料理の定番的存在。こちらも肉や魚を使わないものが、古くからの風習。ただ、地域によっては、魚を使うものも。また現代では先祖の好きだったものを供えることも多く、肉や魚を使用したメニューを用いることもある。

3. お彼岸料理と郷土料理

おくずかけ

宮城県を中心にした東北の郷土料理で、具だくさんの精進汁のこと。具材に使われるのはジャガイモや人参、ごぼうなど、素朴な根菜類。干し椎茸の戻し汁をベースに、味を調え、地域特産の白石温麺を加えて一緒に煮込み、最後にとろみをつければできあがり。家庭によって、具材には違いがあるもののほっこりとする味わいは共通だ。

えご

山形県や新潟県で食べられているえご。ひじきや天草などの仲間で、えご草という海藻から作られる加工品である。海藻をゆっくり煮溶かして、型に入れて固めたものでつるんとした舌触りともちもちとした食感が特徴。辛子酢味噌をつけて食べるのが定番だ。食物繊維、ミネラルが非常に豊富で、カロリーも少ない。いまでも昔ながらの方法で、自宅で作る人もいるらしい。

ばらずし

岡山県の郷土料理、ばらずしは具材を混ぜ合わせた酢飯の上に地域で採れた魚介類や野菜を美しく盛り付けたもので、お彼岸だけでなく、ハレの日にも欠かせない郷土料理。いまでは非常に豪華な見た目だが、古くはもっと質素な食べ物だったようだ。下ごしらえしたサワラやエビ、レンコン、絹さやなどが飾られるのが一般的。

結論

お彼岸は日本特有の仏教行事。春分の日、秋分の日周辺にご先祖や自然に感謝を捧げる行事で、そこで食べられてきたのがお彼岸料理だ。おはぎやぼたもち、精進揚げなどの定番から、郷土料理に至るまでさまざまなものが供えられ、そして食されてきた。今年は、お彼岸料理に挑戦してみてはいかがだろうか?
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