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おはぎの食習や作り方を徹底解説!ぼた餅との違いや栄養も解説!

おはぎの食習や作り方を徹底解説!ぼた餅との違いや栄養も解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

鉛筆アイコン 2020年7月13日

お彼岸が近づくと、おはぎをスーパーなどでも目にする機会が増えるだろう。なぜお彼岸におはぎを食べるのか、考えたことがあるだろうか。また、見た目や味がほぼ同じぼた餅と、おはぎの違いをご存じだろうか。ここでは、身近にあるのに意外と知らない、おはぎについて紹介する。そこには、日本ならではの情緒の豊かさが秘められている。深く知れば、おはぎの楽しみ方が変わるかもしれない。

  

1. おはぎとぼた餅は何が違う?

おはぎとぼた餅の材料は、どちらも小豆と砂糖、塩、米で、作り方も同じ。では、なぜ呼び方が違うのだろうか。実は、古くは季節ごとに呼び分けていたのだ。春にはぼた餅と呼ばれるが、それは春に咲く牡丹に似ていることが由来する。それに対し、おはぎは、秋の呼び名である。秋に咲く萩の花を連想させることから、萩餅と呼ばれ、おはぎへと変化したと考えられている。夏や冬にも呼び名がある。おはぎは杵で餅をつかないで作ることから、いつ餅をついたのかわからない、転じて「搗き知らず」と呼ばれていた。そこから、夏は夜船が着いてもわからない(着き知らず)との言葉遊びから「夜船」、冬は北窓から月が見えない(月知らず)との言葉遊びから「北窓」と呼ばれるようになった。
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2. おはぎはなぜお彼岸に食べるのか?

おはぎはお彼岸に食べるもの、というイメージを持つ人も多いだろう。そもそもお彼岸とは、春分の日と秋分の日を中日とした前後3日のことをさす。最近は、先祖に感謝を捧げる期間として認識している人もいるだろう。その期間になぜおはぎを食べるのか。それは、米と小豆を使うおはぎが最強の祭事食だからである。古来より赤は魔除けの色と考えられてきたが、小豆はその代表である。祝いごとに赤飯を炊くのも魔除けの意を含んでいるのだ。さらにおはぎに使うもち米は、五穀豊穣の象徴として考えられる。古くから続くお彼岸におはぎを食べる風習が、いまも続いているというわけだ。
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3. おはぎに含まれる栄養は?

お彼岸に食べるおはぎは、カロリーが高く糖質も多いため、ダイエット中には向かない。カロリーオフさせる食べ方としては、シェアして食べる、あんこに包まれていないきな粉や青のりといったものを選ぶ方法がある。カロリーや糖質には気をつけたいおはぎだが、身体によいとされる栄養素も含んでいる。小豆由来のポリフェノールだ。これは、老化に関わる活性酸素を減らし、その生成を抑えるとされている栄養素である。一般的にポリフェノールが多いといわれる赤ワインよりも、小豆の方が多く含まれているのだ。
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4. おはぎを作るときのポイント

おはぎ作りに使う米は、もち米だけでもよいが、独特のごはんのような食感を出すためには、もち米3に対し、うるち米1を加えよう。もち米は浸水させたほうがもちもち食感が出るが、うるち米を浸水させすぎると、つぶしたときにお粥のようになってしまうので、注意が必要だ。次にあんこ作りだが、これはかなりの時間を要する。そこで、既製の茹で小豆を使ってあんこを作ったり、既製品のあんこを使ったりするのもよいだろう。時短できる上、失敗なく作れるので、とくに初心者にはおすすめだ。
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5. おはぎを美味しく安全に保存する方法

おはぎは少量作るには向かないので、作ると余ってしまうこともあるだろう。保存方法として最適なのは、冷凍保存だ。1つずつラップで丁寧に包み、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫へ。1ヵ月は保存可能なので、余ってしまう場合には、ぜひ試していただきたい。長く安全に保存するためには、保存方法だけでなく、作る段階から気をつけることが必要である。素手で作ると、細菌の増殖を招きかねない。そこで、おはぎを作るときは、ラップや手袋をつけて調理するようにしたい。鮮度を保つための理想は、作ってすぐに冷凍庫で保存することだ。余りがあらかじめわかっているときは、すぐに冷凍庫へ入れるとよいだろう。
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結論

古来より親しまれているおはぎは、日本独特の粋が感じられる食べ物である。四季の変化やその由来に思いを馳せて楽しむのもよいだろう。次のお彼岸には、情緒を感じながらおはぎを手作りしてみてはいかがだろうか。
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  • 更新日:

    2020年7月13日

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