1. オクラは生?それとも茹でる?

新鮮な野菜をたくさん食べられるサラダ。使う野菜にもよるが生野菜が使われていることが多い。茹で野菜に比べて少し青臭さはあるものの、野菜のシャキシャキ感や瑞々しさを堪能できるためサラダは必ず生野菜で作るという人もいるのではないだろうか。しかし、野菜によっては生で食べられないものもある。また、収穫仕立てであれば生で食べられる野菜もあるが、流通によって鮮度が落ちてしまうため家で食べるときは火を通さないといけないというパターンもある。
では、オクラはどうだろうか。オクラは加熱して食べられることが多いが、実は鮮度がよいものであれば生でも食べることができる。茹でたオクラと比べて青臭さは強いものの歯ごたえがしっかりとしており、ネバネバ食感との対比を楽しむことができる。そのため、サラダを作るときはぜひ生オクラを使ってほしい。もちろん、鮮度が心配または青臭さが気になる場合は茹でたオクラでサラダを作っても構わない。
オクラは下処理が必要な野菜なのだが、生で食べる場合でも茹でて食べる場合でも基本は同じだ。板ずりでオクラの表面についている細かい毛を取り除き、ヘタの先とガク(ヘタの周囲の硬い部分)を切り落とす。下処理をしていないと口当たりが悪くなり、オクラのもつ美味しさを純粋に楽しむことができなくなってしまう。茹でる場合は生で食べるときほどではないかもしれないが、やはり毛がついていたり硬い部分があったりすると気になってしまう。オクラの食感や味わいを堪能するためにはきちんと下処理をしておこう。
2. オクラサラダに入れたい食材

サラダというと色とりどりなイメージがあるだろう。そのため、オクラサラダを作るときもぜひいろいろな食材を入れてほしい。しかし、オクラをメインにしたいときにはどんな食材を入れたらよいか迷ってしまうだろう。ここではオクラサラダに入れてほしい食材を紹介していく。
まずおすすめしたいのは、オクラと同じくネバネバが特徴的な長芋だ。長芋を細切りにすればネバネバと一緒にシャキシャキ感も楽しめる。長芋とオクラだけでは少し彩りが地味かもしれないが、オクラを小口切りにして長芋の上にトッピングすれば星形の断面がよく見えてかわいらしい一品になる。軽くサラダを食べたいときにはおすすめの組み合わせだ。
次に紹介するのはツナだ。サラダといえば野菜をたっぷり食べるものというイメージが強いが、ツナなどのたんぱく質が多く含まれている食材を入れるとさらに栄養のバランスがよくなる。また、ツナは旨みが強いためシンプルな味付けでも十分に美味しいオクラサラダになる。下処理をしたオクラとツナを混ぜるだけでできるので、忙しいときでもすぐに作れる。
最後に紹介したいのはタコだ。タコといえば酢の物のイメージがあるかもしれないが、オクラもタコも夏が旬の食材であるため、さっぱりしたものが食べたくなる夏には最適の食材なのだ。タコをサラダに使う場合は少し薄めに切るのがおすすめだ。オクラとタコだけでも十分なのだが、彩りにトマトを入れるとより夏らしい一品になる。
3. オクラサラダの味付け

オクラは食感が特徴的だが味自体にはそれほどクセがないため、どのドレッシングでも美味しく食べることができる。自宅に余っているドレッシングがあるならば、それを使っても構わない。もし迷う場合は、さっぱり系のドレッシングを選ぶとよいだろう。とくに柑橘類が入っているドレッシングであればオクラサラダがよりさわやかに食べられるようになる。
サラダの味付けはドレッシングだけに限らない。たとえば旨みの強いツナをオクラサラダに入れる場合は醤油を少し垂らすだけでも味付けは十分だ。だが、醤油だけだとサラダっぽくないと感じるときは少し酢を加えるとよいだろう。酸味が加わることでドレッシングらしい味わいになる。本来、ドレッシングは酢と油に醤油などを加えて作るのだが、この味付けであれば油を入れないためカロリーが抑えられる。カロリーが気になる場合は油を入れない手作りドレッシングを使ってみよう。また、ドレッシングに生姜を入れるのもおすすめだ。生姜の香りが食欲をそそる。食欲が落ちてしまう夏だからこそ、さっぱりとした手作りドレッシングでオクラサラダを楽しもう。
結論
オクラは茹でて食べることが多いのだが、新鮮なオクラが手に入ったら生のままサラダにして食べてみよう。少し青臭さはあるが生野菜ならではの歯ごたえを楽しめる。オクラだけではサラダとしては寂しいので、長芋やツナ、タコといった食材も一緒に使ってみよう。とくにタコは夏が旬の食材であるためオクラと組み合わせると夏らしさを楽しめる。さっぱり系のドレッシングを組み合わせれば食欲が落ちる夏でもたっぷり食べられる。
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