1. オクラをドライにするメリット

「家庭菜園で食べきれないほどオクラが採れる」「実家から大量に届く」という贅沢な悩みも、「購入したものの忙しくてすぐには使えない」という切実な悩みも、干しオクラにすれば解決!
水分が抜けて傷みにくくなるため長期の常温保存が可能になる上、軽く小さくなるため保存に場所を取らない。国産オクラにこだわりのある人は、旬の安価な時期に干しオクラをたくさん作っておき、輸入物が多くなる季節を乗り切る、という手もある。
また、いくら長持ちしても味が落ちるなら作り甲斐がないが、オクラは干すと香りも味わいもギュッと濃縮され、独特の食感も加わってじつに美味しいのだ。
水分が抜けて傷みにくくなるため長期の常温保存が可能になる上、軽く小さくなるため保存に場所を取らない。国産オクラにこだわりのある人は、旬の安価な時期に干しオクラをたくさん作っておき、輸入物が多くなる季節を乗り切る、という手もある。
また、いくら長持ちしても味が落ちるなら作り甲斐がないが、オクラは干すと香りも味わいもギュッと濃縮され、独特の食感も加わってじつに美味しいのだ。
2. オクラを天日干しやオーブンでドライにする方法

【干す前の下処理】※天日干し・オーブン共通
1.オクラは板ずり(まな板の上に並べて塩を振り、手のひらでゴロゴロと転がす)、もしくはボウルなどに入れて塩を振り、軽く揉んだあと流水でよく洗う。
2.ザルに上げてキッチンペーパーなどで1本1本しっかりと水気を拭き取る。
3.ガクを切り落とし、縦半分、または5~8mm程度の輪切りにする。
2.ザルに上げてキッチンペーパーなどで1本1本しっかりと水気を拭き取る。
3.ガクを切り落とし、縦半分、または5~8mm程度の輪切りにする。
【天日干しの手順】
1.竹製のザルや干し野菜用のネットなどに、オクラの切り口を上にして重ならないように並べる。
2.庭やベランダ、風通しのよい窓際などで干す。
3.様子をみながら時折表裏を返し、両面が完全に乾いたらできあがり。
※干す道具は、上記のザルやネットのほか、オーブンや魚焼きグリル、揚げ物用の網、バーベキュー用の網など、風通しのよいもので代用可能。オクラを輪切りにして網からこぼれてしまうようなら、清潔な洗濯用のネットや三角コーナー用のネットなどを敷くとよい。
※干し始めはよく晴れた日を選ぶ。屋外に干す場合は、日が落ちたら屋内の廊下など湿気のあまりない場所に取り込み、翌朝からまた表に出して干す。
※完全に乾くまでの期間は季節や天候、オクラの厚みにもよるが、おおよそ2~3日。
2.庭やベランダ、風通しのよい窓際などで干す。
3.様子をみながら時折表裏を返し、両面が完全に乾いたらできあがり。
※干す道具は、上記のザルやネットのほか、オーブンや魚焼きグリル、揚げ物用の網、バーベキュー用の網など、風通しのよいもので代用可能。オクラを輪切りにして網からこぼれてしまうようなら、清潔な洗濯用のネットや三角コーナー用のネットなどを敷くとよい。
※干し始めはよく晴れた日を選ぶ。屋外に干す場合は、日が落ちたら屋内の廊下など湿気のあまりない場所に取り込み、翌朝からまた表に出して干す。
※完全に乾くまでの期間は季節や天候、オクラの厚みにもよるが、おおよそ2~3日。
【オーブン乾燥の手順】
1.オーブンの天板にクッキングシートを敷き、オクラの切り口を上に重ならないように並べる。
2.予熱せず、120度で60分加熱し乾燥。一旦取り出し、表裏を返してさらに30分加熱。完全に乾いたものから順に取り出し、水分が残っているものは様子をみながら10分ずつ加熱を延長する。
3.オーブンから出して天板のまま室温に置き、冷めればできあがり。
※パワーの強いガスオーブンの場合は設定温度を100度に。なかなか水分が抜けない場合は、設定温度を上げるのではなく、時間を延長する。温度を高くしすぎると「乾燥」ではなく焼けてしまうので注意を。
2.予熱せず、120度で60分加熱し乾燥。一旦取り出し、表裏を返してさらに30分加熱。完全に乾いたものから順に取り出し、水分が残っているものは様子をみながら10分ずつ加熱を延長する。
3.オーブンから出して天板のまま室温に置き、冷めればできあがり。
※パワーの強いガスオーブンの場合は設定温度を100度に。なかなか水分が抜けない場合は、設定温度を上げるのではなく、時間を延長する。温度を高くしすぎると「乾燥」ではなく焼けてしまうので注意を。
3. 干しオクラの保存方法と保存期間

天日干ししたオクラも、オーブン乾燥したオクラも、カサカサになるまでドライになった状態なら常温保存が可能。密閉できる食品保存容器やファスナー付きの食品保存袋、清潔な瓶や缶に乾燥剤とともに入れ、3カ月を目安に使い切ろう。保存容器に作った日付を記入しておくとわかりやすい。
保存期間中はくれぐれも湿気に注意。カビや劣化の原因になるので、取り出すときは濡れた手や道具を使わないようにする。
保存期間中はくれぐれも湿気に注意。カビや劣化の原因になるので、取り出すときは濡れた手や道具を使わないようにする。
4. 干しオクラのおすすめの食べ方

薄い輪切りにした干しオクラは、乾燥した状態のまま毎日の食卓に気軽に使える。味噌汁やスープにパラパラと加えたり、じゃこと一緒にごはんに混ぜておにぎりにしたり、インスタントラーメンに加えて食物繊維をプラスしたり。軽く水戻しすれば、冷や奴や納豆、麺類のトッピングにもなるし、山芋やめかぶなどほかのネバネバ食材と合わせた和風サラダにも。
縦半分に切った干しオクラは、炒め物や煮込み、パスタ、カレーなどの具材にピッタリ。香りも風味も強くなるので、ハーブや香味野菜との相性も抜群だ。軽く水戻しして、トマト、玉ねぎのみじん切り、ターメリックなどと一緒に炒めるインド料理の定番「ビンディマサラ」や、ニンニクを利かせた鶏肉のトマト煮込み、タイ風のココナッツカレーなどに加えると絶品!
縦半分に切った干しオクラは、炒め物や煮込み、パスタ、カレーなどの具材にピッタリ。香りも風味も強くなるので、ハーブや香味野菜との相性も抜群だ。軽く水戻しして、トマト、玉ねぎのみじん切り、ターメリックなどと一緒に炒めるインド料理の定番「ビンディマサラ」や、ニンニクを利かせた鶏肉のトマト煮込み、タイ風のココナッツカレーなどに加えると絶品!
結論
オクラを刻むと出てくる粘りの成分は、ペクチンやガラクタンといった水溶性食物繊維の1種。これらの食物繊維は干しオクラに加工しても消えることはなく、水で戻すとあのネバネバもしっかり復活。長く保存できていつでも気軽に使える干しオクラを、家族の健康に役立てよう。