1. オクラ納豆の作り方
オクラ納豆はその名の通り、オクラと納豆を混ぜて作る料理だ。ネバネバした食感が意外にもツルっと食べられるため食欲が落ちる夏には重宝される。作り方が簡単なのも嬉しい点だ。とくに夏は暑くて台所に立つのも敬遠したくなるのだが、オクラ納豆は火をほとんど使わず、あっという間に作れるため料理の負担を大きく減らすことができる。
オクラ納豆で用意する食材は納豆とオクラの2つのみだ。味付けをするために調味料が必要となるが、家にあるもので十分だ。気になる作り方だが、納豆はそのまま使う。一方、オクラは下処理が必要だ。オクラは皮をむく必要がない野菜なのだが、表面をみると細かい毛が生えている。この毛を取り除かずに食べると口当たりが悪くなってしまう。手では取りきれないため、板ずりをして取り除こう。まな板に塩をふってオクラを転がすことでオクラの毛が取れていく。オクラを数本使うだけなら手で塩をもみこんで擦ってもよいだろう。塩と一緒に毛を洗い流したら下処理は完了だ。次にオクラを茹でて小口切りにしよう。オクラは火が通りやすいため、サッと茹でるだけで十分だ。ここでポイントとなるのが、茹でてから切るという順番だ。切ってから茹でてしまうとオクラのネバネバがお湯と一緒に流れてしまうからだ。切ったオクラと納豆を混ぜ合わせて、調味料で味付けすればオクラ納豆の完成だ。
2. オクラ納豆は味付けで楽しめる
オクラ納豆はシンプルな材料で作れるが、味付けを変えることで楽しみ方が増える。味付けを簡単に済ませたいなら納豆についてくる納豆のタレを使うのがよいだろう。オクラが入っている分、納豆単体で食べるときより味が薄くなるもののさっぱりと食べられる。納豆のタレだけではもの足りないと感じたら、醤油を少し垂らして味を調整しよう。
オクラ納豆をおかずとして食卓に出すときにオクラと納豆を混ぜただけでは味気ないと感じることもあるだろう。そんなときは薬味を少し追加してみよう。おすすめの薬味はネギとかつお節だ。ネギを入れることでさわやかな香りが、かつお節を入れることで旨みが加わる。また、見た目も和え物っぽくなるため食卓にきちんとした一品として出すことができる。混ぜる食材を変えればさらに味わいが増える。たとえば梅干しを加えれば酸味が加わりよりさっぱりとした味わいになる。ほかに、たくあんを加えれば味わいとともに食感にも変化が出てくるだろう。
変わり種としてキムチを入れて楽しむのも面白い。キムチもたくあんと同じく漬物だが、ほのかな酸味と辛みがオクラ納豆のアクセントになる。ごま油を入れて香り付けすれば、おかずとしてはもちろん酒のつまみとしても楽しめる。味付けによってオクラ納豆の雰囲気はガラリと変わるため、オクラ納豆の味付けを追求するのも楽しいだろう。
3. オクラ納豆で一品料理を作る
オクラ納豆は手軽にできる料理なのだが、それだけではおかずとしてもの足りなく感じるだろう。しかし、オクラ納豆をおかずではなく丼や麺類のトッピングとすれば十分な一品料理になる。おかずとしてオクラ納豆を作る場合はオクラと納豆を混ぜ合わせてから盛り付けるが、丼や麺類のトッピングに使う場合は混ぜない方がよい場合もある。オクラと納豆を混ぜずに別々に盛り付けたほうが彩りはきれいに見えるからだ。食べるときに混ぜてもらうようにしよう。
丼や麺類にトッピングとしてオクラ納豆をのせる場合でも基本の作り方は一緒だ。作ったオクラ納豆を丼であればごはんの上に、麺類であればそばやうどんにのせる。うどんやそばは温かいものにも冷たいものにも合う。麺類のトッピングとしてオクラ納豆を食べる場合は味付けが必要ない。めんつゆをかけて食べるか、つけて食べるかいろいろあるが、オクラ納豆にもめんつゆの味がしみ込むからだ。そのため、麺類にのせる場合は味付けせずにそのままのせてしまおう。一方、丼にトッピングする場合は味付けしたオクラ納豆をのせるようにしよう。あとから味を足すこともできるがごはんの上でオクラ納豆を混ぜると均一に混ざらないこともある。丼にのせる場合はぜひネギやたくあん、キムチを加えたバージョンを試してみよう。ごはんがよりすすむはずだ。
結論
オクラ納豆はオクラの下処理さえしてしまえば、あとは混ぜるだけのシンプルな料理だ。しかし味付けを変えることで楽しみ方は広がるため、飽きにくい料理でもある。料理をするのも辛くなる夏はオクラ納豆をおかずにしたり、丼や麺類のトッピングにして一品料理にしたりして乗りきるようにしよう。
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