エリンギが主役のパスタを紹介！簡単に美味しく仕上がるレシピとは？

シャキッとした歯ごたえを楽しめるエリンギは、クセのない味が特徴。そのため、どんな調味料を使うかによって、さまざまな味わいに変化させることができる。最初に紹介するエリンギを使ったパスタは、そんなエリンギの特徴を活かしたものである。
手軽に作れるエリンギの和風パスタは、松茸の味のお吸い物の素を使うのがミソだ。パスタを表示通りに茹でて、茹であがる2分前に縦にカットしたエリンギを同じ鍋へ入れる。パスタとエリンギを同時に加熱できるので、調理時間の短縮や洗い物の削減にもつながるのでおすすめだ。パスタが茹であがったら、エリンギとともにザルにあげて、しっかり湯切りをする。そのまま器に盛り、器の上のパスタとエリンギへ直接お吸い物の素をふりかけよう。バターとしょうゆを垂らして味の調整をし、仕上げに青ネギを散らせば完成だ。
お吸い物の素に含まれる松茸味がエリンギにしっかりと絡んで、まるで松茸を食べているかのような感覚に陥る。隠し味として入れたバターとしょうゆがパスタ全体にコクをプラスし、お吸い物の素で作ったパスタとは思えない美味しさへと変身させてくれるのだ。エリンギのほかにしめじやえのき、水菜などを加えるとまた味や食感に変化が出るので、ぜひ試してみてほしい。

エリンギは、塩味のパスタとも相性がいい食材だ。パスタの王道ともいえるペペロンチーノに入れると、とびきりの旨さを発揮する。冷蔵庫にストックしてあったエリンギが絶品パスタに変身するので、作り方を覚えておいてほしい。
鍋に湯を沸かし、パスタを茹でる準備をする。エリンギは2等分の長さになるようカットし、それぞれ縦4～6つくらいに手で裂いておく。にんにくは、薄皮をむいて横向きの薄切りに。にんにくの芯は焦げの原因となるので、竹串やつまようじなどを使って取り除いておこう。とうがらしはヘタと種を取り除いて、2～3mm幅になるようカット。ベーコンは7～8mm幅にカットして、すぐ使えるようほぐしておこう。
鍋の湯が沸騰したら、袋に書かれている時間の通りパスタを茹でる。その間、フライパンへオリーブオイル、にんにくを入れて弱火にかける。にんにくがカリッとした状態になれば、ペーパータオルに取り出しておこう。同じフライパンを使って、ベーコン・エリンギ・とうがらしを炒める。炒まったら、焦がさないように火を止めておく。パスタが茹であがったらザルにあげて水気をきり、エリンギなどを炒めているフライパンへ投入。中火で炒め、具材同士が混ざり合ったらペーパータオルにあげておいたカリカリのにんにくを戻してサッと炒め合わせる。塩こしょうで味を調えれば、完成だ。
シンプルな見た目だが、エリンギとベーコンから旨みが出てコクのあるペペロンチーノに仕上がる。

エリンギは、クリーム系のパスタとも相性がいいきのこだ。最後に紹介するのは、エリンギとエビを主役にしたクリームパスタである。
エリンギは縦半分に割り、3～4cmの長さにカットしたあとさらに縦4～5mm幅にカットする。エビは殻と背ワタを取り除き、下準備をしておく。玉ねぎはみじん切り、にんにくは縦半分に切ったあと芯を取り除き、包丁の腹を使ってつぶしておこう。
フライパンにバターとにんにくを入れて弱火にかけ、にんにくに色がついて香りが出てきたら玉ねぎを投入。玉ねぎがうすく色付くまで炒めたら、エリンギを加えよう。エリンギがしんなりしてきつね色になるくらいまで炒めたら、エビを入れて塩こしょうで味を調える。仕上げに白ワインと生クリームを加えて2～3分煮て、再度塩で味を調整しておく。パスタを袋に書かれている通りの時間で茹で、茹であがったらエリンギとエビのクリームソースのフライパンへ入れる。好みで粉チーズとパセリを加え、よく混ぜ合わせてソースを煮詰めて完成だ。

エリンギは、どんな味のパスタにもなじむとっておきの食材。食感もいいので、エリンギを主役にしたパスタもおすすめだ。スーパーなどでも比較的手に入りやすい食材であり、価格もリーズナブルなので、ごはんのメニューに困ったときにはぜひエリンギを使ったパスタを作ってみてほしい。