1. むかごごはんとは?

むかごごはん(むかごご飯)とは、山芋の葉の付け根にできる「むかご」を使った炊き込みご飯のこと。愛知県(西三河・奥三河地域)の郷土料理として知られており、10月から冬にかけての旬の時期に食べられているという。炊き込んだむかごは、ホクホクとした味わいと独特な香ばしい匂いを楽しむことができる。基本はだし昆布や塩で味付けするが、家庭によって味付けは異なることもある。
むかごとは何か?
むかごとは、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の植物のツル(葉っぱの付け根)に出来る肉芽のこと。直径1~2cm程度の球体で、山芋の肉芽は食用とされる。旬の時期は地域によって異なるが、早いところでは9月下旬頃から収穫できるという。また、地域別に見ると北海道や青森県などで多く採れるとされている。なお、収穫量は多くないため、一般的なスーパーや八百屋などで見かける機会は少ない。
2. むかごごはんのカロリー・糖質量

むかごごはんのカロリーや糖質量などは、食べる量や使う調味料などによって異なる。しかし、ごはん茶碗1杯分(150g程度)のむかごごはんの場合は、カロリーは225kcal程度、糖質量は50.1g程度となっている。また、それぞれの内訳については以下にまとめておく。(※1)
【むかごごはん1杯分のカロリー・糖質量の内訳】
・ご飯(125g):エネルギー203kcal、糖質量46.2g
・むかご(20g):エネルギー17kcal、糖質量3.3g
・各種調味料:エネルギー5kcal、糖質量0.6g
・むかご(20g):エネルギー17kcal、糖質量3.3g
・各種調味料:エネルギー5kcal、糖質量0.6g
3. むかごごはんの基本的な作り方

むかごごはんは、一般的な炊き込みご飯と同じ要領で作ることが可能だ。基本的な材料は白米、むかご、塩、だし昆布となっており、お好みで酒や醤油などで味付けしても良い。これらを用意したら早速、以下の手順でむかごごはんを作ってみよう。
むかごごはんの下ごしらえ
・白米:水洗いしてから30分ほどキレイな水に浸けておく
・むかご:よく水洗いしてから、水気をしっかりと拭き取る
・むかご:よく水洗いしてから、水気をしっかりと拭き取る
むかごごはんの作り方・手順
1.炊飯器に白米を入れて適量の水を入れる
2.炊飯器に塩を加えてからだし昆布を乗せる
3.炊飯器にむかごを加えてから規定通り炊き上げる
2.炊飯器に塩を加えてからだし昆布を乗せる
3.炊飯器にむかごを加えてから規定通り炊き上げる
4. むかごはどこで手に入る?

むかごは、一般的なスーパーや八百屋などでは見かけない。そのため、むかごを食べたいときにはネット通販を利用するのがおすすめだ。楽天市場やYahoo!ショッピングには、冷凍タイプや水煮タイプを扱っているお店が多くある。これらのむかごを使って「むかごごはん」を作るのも良いだろう。
結論
むかごごはんは愛知県の郷土料理として知られており、ホクホクとした味わいと香ばしい匂いが楽しめる秋の料理となっている。むかごの流通量は少ないが、冷凍タイプや水煮タイプは比較的手に入りやすい。もし興味があったらこれらを購入して、むかごごはんを作ってみると良いだろう。
(参考文献)
- ※:愛知県庁「食育ネットあいち|むかごご飯」
https://www.pref.aichi.jp/shokuiku/shokuikunet/mind/recipe/recipe010.html - ※1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/
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