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毛ガニの旬は産地によって違う?美味しい毛ガニを選ぶポイント!

毛ガニの旬は産地によって違う?美味しい毛ガニを選ぶポイント!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

鉛筆アイコン 2020年10月 5日

北海道でカニといえば毛ガニである。北海道の魚市場などに行くと一年中見ることができる毛ガニであるが、せっかく食べるなら美味しい旬の時期の毛ガニを食べたいものだ。毛ガニの旬の時期はいつなのか、そして美味しい毛ガニを選ぶポイントについても解説していきたい。

  

1. 毛ガニの旬はいつなの?産地によって旬が違う!?

北海道の魚市場ではいつでも目にすることができる毛ガニであるが、果たして旬の時期というのはあるのだろうか。実は、毛ガニは北海道のなかでも産地によって旬が異なるのである。

地域ごとの旬

函館...12~3月
オホーツク・宗谷...冬は流氷に覆われているため、流氷が去ったあと春から夏にかけて
釧路・根室...秋
胆振...6~7月
登別から白老町沖...7月中旬~8月中旬

地域によって毛ガニの旬は変わることから、北海道では1年中新鮮な旬のカニを食べることができるのだ。水揚げされた毛ガニは生きたまま出荷される活ガニのほかに、ボイルや冷凍などで全国に流通している。

なお、乱獲により毛ガニの個体数が激減してきており資源を保護するため、北海道では甲羅長が8cm以上のオスのみ漁獲が許可されており、北海道産毛ガニのメスは食べることが禁止されている。

2. 旬の毛ガニの選び方は?若ガニ・堅ガニの違い

北海道では旬の毛ガニは一年中獲れるため、時期によって違う産地のものが流通している。それでは、北海道の市場に並んでいる旬の毛ガニはどれを選んでも同じなのだろうか。

実は、毛ガニは脱皮する生き物であり、オスは1年周期、メスは2~3年周期で脱皮する特性をもつ。そのため、脱皮したばかりの毛ガニは「若ガニ」と呼ばれ、甲羅が柔らかく身があまり詰まっていないのだ。

さらに、味噌も水っぽいことから品質が落ちるといわれている。反対に脱皮前で甲羅が硬いものは「堅ガニ」と呼ばれ、身がぎっしり詰まって味噌もたっぷり入っていることが多く品質がよい。

ただし、甲羅の硬さについてハッキリとした基準が設けられているわけではないため、若ガニから少し時間が経ち甲羅が硬くなってきたものを「若上ガニ」と呼んだり、さらに細分化して「若極上ガニ」と区別することもあるが、基本的に甲羅が硬い旬のものが高級品とされ高価になっているのだ。

3. 美味しい旬の毛ガニを選ぶポイントとは?

それでは、美味しい旬の毛ガニを選ぶときにはどのようなことに気をつければいいのかをみてみよう。

甲羅の硬さを確認する

店頭で旬の毛ガニを見て選ぶことができるのであれば、堅ガニであるかどうかを確認するために甲羅の硬さを確認してみよう。いくら大きい毛ガニでも、年1回の脱皮直後に当たってしまえば若ガニとなるので、身が詰まっていない可能性が高い。毛ガニは大きさよりも硬さが重要なのだ。

重さを確認する

次に、重さの確認だ。身が詰まっていれば、その見た目よりもずっしりと重く、大きくても軽いものは逆に身がスカスカな場合もある。旬のカニの重量は大切なチェックポイントである。

触ることができない場合

店頭で触ることができない場合は、甲羅にフジツボやカニビルが付いているかどうかを確認するとよい。脱皮直後の新しい甲羅にはこのような海中生物は付いていないためフジツボやカニビルが付いているものは脱皮してから時間が経っており、堅ガニの可能性が高いということになるのだ。

そのほかに、毛ガニには1特から4特までランクがあり4特が最高となっている。現物を確認できない通販などではこのようなランクで選ぶとよいだろう。

結論

毛ガニは北海道のなかでも産地によって旬の時期が異なる。そのため、1年を通して旬のものを食べることができるのだ。毛ガニは脱皮をするため、脱皮直後は若ガニと呼ばれ身があまり詰まっておらず水っぽい。美味しい旬のカニを選ぶなら、身が詰まっていて品質がよいとされている堅ガニを選びたいところである。敬遠してしまいがちだが、フジツボやカニビルは品質の高い美味しい毛ガニの目印なのである。
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  • 更新日:

    2020年10月 5日

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