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人参の種類はいくつある?意外と知らない産地や種類と特徴をチェック

人参の種類はいくつある?意外と知らない産地や種類と特徴をチェック

投稿者:ライター 諸田結(もろたゆい)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2020年11月14日

子どもが苦手な野菜の1つでもある人参。しかし、最近では甘い人参やカラフルな人参など、子どもでも食べやすい種類がたくさん出てきている。今回はさまざまな人参の種類を、栄養価や甘さなどの観点から紹介したい。甘い人参や大きい人参、カラフルな人参などいろいろな種類をチェックしていこう。

  

1. 人参の種類と名前

じつは人参はとても種類が多く、日本や世界には数えきれないほどの品種がある。まずは代表的な種類や特徴を見ていこう。

五寸人参

スーパーなどで見かける一般的な人参。オレンジ色の見ためと五寸(約15cm)という大きさが特徴である。

ミニキャロット

名前の通り、小さくてかわいらしい人参。7~8cm程度と小さくて食べやすいのでそのまま食べたり、まるごとグラッセにして食べられている。

金時人参

金時人参は京人参とも呼ばれ、五寸人参よりも赤みが強い。細長い形状も特徴で、甘みや香りが強いのも特徴だ。

紫人参

紫色の人参の総称。中まで紫色の品種や、パープルスティックと呼ばれる中だけ黄色い品種などさまざまなタイプがある。

黄人参

黄色い人参の総称。皮も身も黄色い品種がほとんどで、見ためが鮮やかなので飾りなどとして使われることも多い。

2. 甘い人参の種類

人参の中には、甘みが強い品種もある。甘みの強い人参は、人参が苦手な人でも食べやすいのでぜひチェックしてみてほしい。

甘美人

甘美人は五寸人参の一種で、人参特有の臭みが少ないのが特徴。臭みがなく、甘みと香りが強いので生でも美味しい。フルーツのような甘みがあるので、生で食べたりジュースにしたりするのがおすすめだ。

富良野産にんじん

北海道の厳しい寒さの中で育つ富良野にんじんは、ギュッと凝縮した甘さが楽しめる。加熱して食べると、柔らかくなってより甘みを感じられるだろう。

スウィートキャロット リリィ

リリィはとくに甘みの強い人参で、そのままジュースにしても美味しい。クセや臭みも少なく、人参が苦手な人にもおすすめだ。

3. 大きさ別の人参の種類

日本で一般的に売られている人参は五寸人参と呼ばれ、15cm程度の大きさが特徴である。小さい人参は総称してミニキャロット、ベビーキャロットなどと呼ばれる。小さい形状を活かし、そのまま野菜スティックとして食べたり、グラッセにして付け合わせなどに使われることが多い。
長い人参の代表格は、熊本の長にんじん。長いものは50cmほどにもなり、ごぼうと同じような見ためをしているのが特徴だ。長細い形状は縁起がよいとされ、正月料理などによく使われている。

4. 栄養価が高い人参の種類

赤みの強い金時人参には、豊富なカリウムとリコピンが含まれている。一般的に食べられている五寸人参のカリウムは100gあたり300mgだが、金時人参は540mg含まれている。また、金時人参の赤みはリコピンと呼ばれる色素である。リコピンはトマトなどに豊富に含まれている色素で、活性酸素を減らす効果が期待できる。
金時人参は食物繊維も豊富で、五寸人参が100gあたり2.8gなのに対して3.9g含まれている。ちなみに、五寸人参にはオレンジ色の色素であるβ-カロテンが100gあたり6900μg含まれているが、金時人参は赤みが強いため5000μgとやや少なめである。

5. 色別の人参の種類

人参の色は大きく分けて、オレンジ・赤・黄色・紫・白の5種類がある。それぞれの特徴を簡単に見てみよう。

オレンジの人参

五寸人参やミニキャロットの多くはオレンジ色。人参の代表的な色でもあり、サラダや煮物など幅広い料理で使える万能野菜だ。

赤い人参

赤い人参の代表は金時人参。赤みが濃く、色鮮やかなのでおせち料理などに使われることが多い。加熱するとより鮮やかになるため、煮物などにもおすすめの種類となる。

黄色い人参

黄色い人参の代表は金美(きんび)と呼ばれ、皮も身も黄色く鮮やかな色をしている。生はもちろん、煮たり焼いたりしても美味しく食べられる。

紫の人参

紫色の人参の中でも有名なのがパープルスティックで、外側は紫色だが中心部分が黄色いのが特徴。煮込むと色素が溶け出してしまうため、生で食べるか焼いて食べるのがおすすめだ。

白い人参

少し珍しいのが白い人参。大根のような見ためをしているが、白人参などと呼ばれている。似たような見ためをした、パースニップという野菜もある。生で食べるより、加熱して食べるのがおすすめだ。

結論

人参にはかなりの数の種類や品種があり、驚いた人も多いのではないだろうか。中でも紫の人参や白い人参はかなり珍しいので、ぜひ一度は味わってみてほしい。人参の種類によって見ためが違うのはもちろん、味や香りもまったく異なるので食べ比べてみるのも面白いだろう。
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  • 更新日:

    2020年11月14日

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