1. 本格派の「沖縄にんじんしりしり」の作り方

にんじんしりしりは、沖縄料理店でもよく見られる定番の郷土料理で、常備菜としても人気の料理だ。具材は、にんじんと卵の2つだけというとてもシンプルな料理だが、素材の味が生かされた逸品になる。作り方も簡単なため、料理初心者でも気軽にチャレンジしやすいだろう。味付けもシンプルなのでにんじんの甘さが引き立ち、大人から子どもまで、パクパク食べ進められる一品だ。
沖縄にんじんしりしりの作り方
本格派の作り方はシンプル。まず、にんじんの皮をむき、千切りにする。包丁でもスライサーを使ってもいいが、均一な大きさになるように注意しよう。フライパンにごま油を入れ、にんじんを中火でしんなりするまで炒める。料理酒、醤油、みりん、砂糖、顆粒出汁を加えて、なじませたあと、溶き卵を回し入れる。卵に火が通ったら火を止めて、白ごまをかければ、本格派にんじんしりしりの完成だ。
美味しく作るコツ
にんじんを細めに切ると、食感がふわっとして美味しく仕上がる。卵に塩を加えて作るとにんじんの甘みが増すので、好みで入れてもいいだろう。さらに、卵にマヨネーズを入れると、卵がふんわりとした仕上がりになるのでおすすめだ。
2. レンジで「簡単にんじんしりしり」の作り方

本格派の作り方でもシンプルで簡単だが、より簡単ににんじんしりしりを調理したい人は、電子レンジを活用するといい。火を使わずににんじんしりしりができる作り方なので、コンロを空けられることから、ほかの調理と並行しながら作れるだろう。
レンチンで作るにんじんしりしりの作り方
にんじんを千切りにして耐熱ボウルに醤油、みりんと一緒に入れ、ふんわりとラップをして600Wの電子レンジで2分ほど加熱する。電子レンジから取り出し、卵を入れてよく混ぜる。もう一度ラップをふんわりとかけて、さらに1分レンチンし、最後にごま油、白ごまを散らせばレンチンにんじんしりしりの完成だ。
レンチンにんじんしりしりのポイント
にんじんをレンチンする際は、好みの硬さか様子を見ながら時間を決めるといいだろう。卵は9割くらいの火の通り方だと、ふんわりと仕上がるのでおすすめだ。弁当に入れる際には、卵にもよく火を通して、粗熱をしっかりと取ってから入れるようにしよう。味が薄いなと感じたら、塩を仕上げにふりかけて調整するといい。
3. 人気の「ツナ入りにんじんしりしり」の作り方

にんじんしりしりはいろいろなアレンジが可能だが、中でも子どもからも大人からも人気が高い「ツナ」を使ったにんじんしりしりの作り方が定番化しつつある。老若男女問わず人気のあるツナが加われば、最強の副菜ができあがることは間違いない。
ツナを使ったにんじんしりしりの作り方
ほかのにんじんしりしり同様に、にんじんを千切りにする。ツナは油を切っておく。フライパンにサラダ油を入れて、千切りしたにんじんを中火で炒める。しんなりしてきたところに、準備しておいたツナを投入し、にんじんと炒め合わせよう。酒と塩を加えたあと、塩を少々加えた卵を入れて、全体をサッと混ぜる。卵に火が通れば完成だ。
レンチンでツナにんじんしりしり
レンチンで作る場合は、にんじんと卵をレンチンで火を通したあと、最後にツナとごま油を入れればOK。顆粒の中華出汁を加えると、味がグッと深まり箸が止まらなくなるほど絶品になるのでおすすめだ。
美味しく作るコツ
美味しくするための作り方のコツは、準備段階でツナ缶の油を切ることを忘れないようにすること。にんじんを炒めるときや仕上げに油を使うので、ツナ缶の油はしっかりと切っておくと、油っぽい仕上がりを避けられる。
結論
作り方も簡単なにんじんしりしりは、シンプルながらも食卓を彩ってくれるすばらしい料理だ。家庭用の常備菜として活躍してくれるだけでなく、弁当のおかずにも使えるため、覚えておくと役立つ一品になるだろう。手が空いたときに、サッと作って冷蔵庫に置いてみてはいかがだろうか。
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