1. 冷やしラーメンの作り方

冷やしラーメンは醤油ベースのスープと中華麺の組み合わせが一般的だ。イメージとしては温かくない醤油ラーメンといったところだろうか。冷やしラーメンは市販の麺と家にある調味料で美味しく、簡単に作ることができる。
まず、お湯に鶏ガラスープのもと、昆布出汁のもと、砂糖を入れ混ぜて溶かし、そこにめんつゆ、ごま油、酢、水を加えてスープを作る。よく混ぜたらできたスープを冷蔵庫で冷やそう。中華麺は好みの固さに茹で、氷水でしめる。器に麺と好みの具を盛り、よく冷やしたスープを注ぎ入れたら冷やしラーメンの完成だ。
冷やしラーメンは中華麺さえあれば、あとは家にある調味料で作れるので、ぜひ挑戦してみてほしい。スープはあらかじめよく冷やしておくこと、麺はしっかりと氷水でしめて食感を引き締めることがコツだ。
2. 市販で人気の冷やしラーメン

材料を細々とそろえるのが面倒。調味料を計量したり混ぜたりする手間を省きたい。別の味のスープを味わいたい...。そんな人は市販のインスタント麺を冷やしラーメンに使用するのがおすすめだ。さまざまなメーカーからインスタント麺が販売されていて、どの麺も比較的応用しやすい。
インスタント袋麺を活用するならおすすめはサッポロ一番
サンヨー食品株式会社「サッポロ一番」シリーズは冷やしラーメンにおすすめだ。付属のスープを水で溶き、茹でて冷やした麺に注いで食べる。定番の「しょうゆ味」だけでなく、さまざまなスープの冷やしラーメンを楽しめるのが魅力だ。
サンヨー食品公式サイトではサッポロ一番を使った冷やしラーメンのアレンジ例も紹介されている。
マルちゃんには「冷しラーメン」と銘打った商品も
東洋水産株式会社「マルちゃん」シリーズには「冷しラーメン」という商品がある。インスタント麺だがノンフライでしなやかなコシを楽しめる。また、「マルちゃんの冷し生ラーメン」という冷蔵商品もあり、こちらも人気だ。
このふたつの商品は酸味のきいた中華風のスープで、冷やし中華の味わいにやや近い。
このふたつの商品は酸味のきいた中華風のスープで、冷やし中華の味わいにやや近い。
3. 冷やしラーメンにおすすめの具

冷やしラーメンは具によって味が変化する。とくにおすすめの具の組み合わせはこちらだ。
定番チャーシュー&もやし
ラーメンといえば、やはりチャーシューは外せない、という人も多いだろう。どんなスープにも合うチャーシューは、冷やしラーメンにもおすすめだ。また、クセがなくシャキシャキとした食感のもやしも冷やしラーメンの旨さを引き立てる。
サラダチキン、アボカド&トマト
ほのかな塩味と旨みのあるサラダチキンは冷やしラーメンと相性バツグンだ。クリーミーなアボカドと酸味のあるトマトを足すとよいアクセントになり、鮮やかな色みに食欲が増すだろう。塩ベースのスープと合う。
ナス&パプリカのソテー
夏に食べるなら夏野菜のソテーをトッピングするというアイデアもおすすめだ。ごま油でじっくりと炒めて旨みを引き出した夏野菜はスープに浸して食べるとまた違った美味しさに変化する。麺も野菜も食べられる満足のいく一品になるだろう。
冷やしラーメンのスープは比較的どんな具とも相性がよい。自分オリジナルの具材を見つけるのも楽しいだろう。
4. 冷やしラーメンは山形県が発祥地

冷やしラーメンは全国に浸透しつつあり、近年、耳にする機会が急激に増えてきた。福島県の喜多方地方をはじめ全国に名店があるが、発祥の地は山形県だそうだ。
「栄屋本店」が元祖
戦後間もない頃からラーメン販売をしていた、山形県にある「栄屋本店」が1952年にメニューとして売り出したのが最初といわれている。客からのリクエストにこたえ冷やしラーメンは登場したそうだ。「元祖 冷しラーメン」として売り出され、いまでは県外から訪れる客も多く、山形県の名物料理にもなっている。
冷やし中華との違い
冷やし中華と冷やしラーメンは似て非なる食べ物だ。どちらも冷たい麺という点は共通している。しかし、冷やし中華が酢がきいた中華風の醤油ダレやゴマダレをかけて食べるのに対し、冷やしラーメンは麺が冷たいラーメンスープに浸っている。見た目そのものは普通のラーメンに近いのが特徴だ。出汁のきいたスープの旨みを最後まで味わうことができる。
結論
冷やしラーメンはいつものラーメンや冷やし中華に飽きてしまったときの手軽なメニューとしてピッタリだ。やけどの心配がなく、子どもでも食べやすいだろう。熱々のラーメンも旨いが、たまには冷やしラーメンにチャレンジしてみてはいかがだろうか。
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