1. ミキサーとジューサーの違いとは

ミキサーもジューサーも、野菜や果物などを細かくするという点は同じ。しかし、使う目的に明確な違いがあるのだ。それぞれの役割や目的とともに、2つの違いを見ていこう。
ミキサーの役割
ミキサーは野菜や果物を細かく砕き、ドロドロの液体にするもの。繊維もそのまま粉砕するため、滑らかな液体ではなくドロッとした仕上がりになる。スムージーやポタージュなどを作る際は、ミキサーを使うことが多い。
ジューサーの役割
ミキサーは繊維ごと粉砕するのに対し、ジューサーは粉砕したあとに固形物と液体に分けるのが最大の特徴。中には、粉砕せずに液体のみを絞り出せるジューサーもある。ジューサーはドロドロのスムージーではなく、サラッとしたジュースを作るための道具なのだ。サラサラの液体だけを絞り出すため、最後に搾りかすが残る。
ブレンダーやフードプロセッサーの役割は?
ブレンダーはミキサーと同じ道具の仲間というイメージがあるが、じつは全く同じもの。ミキサーは日本だけの呼び方で、アメリカなどの英語圏ではブレンダーと呼ばれている。フードプロセッサーは野菜などを粗く刻むための道具。野菜をみじん切りにしたいときなど、料理の際によく使われる。
2. 人気のミキサーとジューサー4選

ミキサーやジューサーにはいろいろな種類があるが、自分の用途に合わせて選ぶのがおすすめ。それぞれの選び方とともに、おすすめ商品を見てみよう。
ミキサーの選び方
ミキサーは回転数・パワー・刃の形・素材・洗いやすさなどで選ぶとよい。パワーの強いものは氷などの硬いものでも粉砕でき、回転数が多いと早く粉砕できる。素材はガラスやプラスチックなどがあり、ガラスのほうが色やにおいが移りにくい。細かい部品まで外せるタイプは洗いやすいため、常に清潔に保てるのが嬉しいポイントだろう。
おすすめのミキサー
homgeek「氷も砕けるミキサー」は、1分間に最高25,000回転とかなりの回転数を誇る人気のミキサー。350Wとパワーも強く、小さめの氷であれば簡単に粉砕できる。T-fal「ミックス&ドリンク BL1301JP」は、取っ手がないスタイリッシュなデザインが特徴。コンパクトで場所を取らないだけでなく、氷も砕けるハイパワーが魅力的な商品。
ジューサーの選び方
ジューサーの選び方もミキサーとほぼ同じだが、大きく分けると低速回転と高速回転のタイプがある。低速回転のほうが野菜や果物の酵素などを壊さずにジュースにできるが、高価な傾向にある。
おすすめのジューサー
Panasonic「ビタミンサーバー MJ-L600-H」は、硬い食材でもゆっくりと圧縮しながらジュースにしてくれる便利な商品。さらさら・あらごし・フローズンの3つのアタッチメントを使い分ければ、自分好みの舌触りのジュースが作れる。ヒューロム「ジューサー H-AA」は、野菜や果物にかかる熱を最小限にしているため、酵素や栄養を逃さずジュースにできる優れもの。低速回転で音も小さく、使いやすい。
3. ミキサーやジューサーの活用アイデア

ミキサーを使った代表的な飲み物といえば、やはりスムージーだろう。好みの野菜や果物、豆乳や牛乳を加えてスイッチを入れるだけで手軽に作れる。また、じゃがいもやかぼちゃなどのポタージュを作る際にも便利。ミキサーにかけたあとに裏ごしをすれば、より滑らかなスープになる。はんぺんやエビをミキサーにかけ、丸めて片栗粉をまぶして焼けばふわふわのはんぺん揚げも作れる。食材を細かく粉砕できるミキサーは、アイデア次第でスムージーやスープだけでなくいろいろな料理に活用できるのだ。
ジューサーはジュースを作る専用の道具だが、じつはほかの使い方もできる。たとえば大根おろしを作ったり、野菜や果物を絞ったかすを活用した料理を作ったりできるのだ。搾りかすはハンバーグに加えたり、カレーに加えたりすると旨みやコクが増す。搾りかすと水分を分離させられる機能を活用しながら、さまざまな料理にチャレンジしてみよう。
結論
ミキサーとジューサーは似ているようだが、じつは用途が全く違うのだ。この2つをうまく使い分けながら、ぜひさまざまな料理にチャレンジしてみてほしい。ミキサーやジューサーは料理だけでなく、お菓子作りにも活用できる。それぞれとても便利なアイテムなので、まだ持っていない人は手に入れてみてはいかがだろうか。
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