1. 山梨県生まれの桃「日川白鳳」の特徴
日川白鳳の特徴や選び方について紹介しよう。
日川白鳳とは?
日川白鳳は、山梨県で生まれた白鳳の枝変わり品種である。果実は200~250gほどのキレイな丸い形で、全体に赤く色付きやすい桃だ。繊維質が少なく果肉はジューシーでみずみずしい日川白鳳は、滴り落ちるほどの果汁が特徴ともいえるだろう。糖度は11~13度だが、酸味が少ないため甘みを感じやすく、味や香り、美しい姿形のため贈答用にも人気がある。
日川白鳳の選び方
日川白鳳は着色のよい桃のため、なるべく全体が赤く色付いたもので、甘い香りとうぶ毛が落ちていないものを選ぶとよいだろう。また、縦に入った縫合線の割れ目が浅く、この線を中心に左右対称でふっくらとした形のものがおすすめだ。
2. 日川白鳳の旬の時期や産地
日川白鳳はシーズンの序盤に出回る早生品種で、6月下旬頃~7月下旬頃までが収穫時期だ。食べごろの旬は同じく6月下旬~7月までである。日川白鳳の主な産地は山梨県で、全国の生産量の約50%が生産されているようだ。次いで和歌山県、福島県の順となっており、そのほかには長野県や山形県、岡山県などの果物の産地でも日川白鳳は多く栽培されている。
3. 日川白鳳は通販でも購入可能
通販で購入可能な日川白鳳を紹介しよう。
【山梨県産日川白鳳】日本ロイヤルガストロ倶楽部
山梨県産の秀品の日川白鳳5~6玉(約1.5kg)などが販売されている。山梨県産の日川白鳳は日本一長い日照時間の中でたっぷりと栄養を蓄えながら育っており、ミネラル豊富な水と盆地ならではの昼夜の寒暖差によって糖度が高くて美味しい日川白鳳になるという。朝収穫した桃は、その日のうちに化粧箱に入れて出荷される。名入れは不可だが、希望があれば熨斗も付けてもらえるため、贈答用にもおすすめだ。
【和歌山県産日川白鳳】ラビっと桃園
「あら川の桃」として知られている和歌山県桃山町の白川白鳳で、大きさが不揃いな大箱(約4kg)などが販売されている。秀品と比べると傷などあるが、味は同等品のため、家庭で食べるのにおすすめだ。エコファーマー認定の桃専業農家でこだわりの有機肥料を使い減農薬で栽培されているため、安心して食べることができるのも魅力だ。
【熊本県産日川白鳳】おおしま屋
熊本県北部にある植木地区でハウス栽培された桃は、雨や害虫などの外敵から守られるため強い木に育つそうだ。美しい桃となるように1枝に1玉のみ実らせる栽培方法で、糖度が高い桃となっている。約1.8kgの商品が北海道や本州、四国、九州へは送料無料で購入可能だ。5月下旬より購入でき、日川白鳳は6月下旬~7月上旬に収穫される。
4. 日川白鳳を苗から育てるなら
日川白鳳は、接ぎ木の苗を買って植え付ける方法が栽培しやすいためおすすめだ。植える時期は秋から梅雨頃までが適期である。日川白鳳は開花が早いため、暖かい地域では秋に植えるのがよいだろう。過湿に弱いため、水はけがよく通気性のよい肥沃な土を使用しよう。
日当たりのよい場所に浅く、根を崩さないように植え付け、垂直に植えるよりも斜め70度ほどで植えていく。そうすることで、主幹から2本の主枝を伸ばして栽培するY字仕立てを作りやすく、高さも低くなるため栽培しやすいのだ。
日川白鳳はよく育ち、人工受粉をせずに放っておいても実がなるため、とても簡単に栽培ができる。ただし、病害虫には弱いため注意して育てていこう。苗木の大きさにもよるが、2,000円前後で購入可能となっている。
結論
今回は、食べると口いっぱいに広がる果汁が魅力の日川白鳳について紹介してきた。日川白鳳を食べたことがない人は通販などで購入してみるのもよいだろう。日川白鳳は庭でも栽培できるため、自宅でも栽培して収穫を楽しんでみてはいかがだろうか。
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