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かにみそって実は『脳みそ』とは別物?美味しい食べ方を一挙公開!

かにみそって実は『脳みそ』とは別物?美味しい食べ方を一挙公開!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2020年11月24日

かにみそに馴染みのない人は多いだろう。癖のある香りや味から、敬遠する人もいるかもしれない。また、みそと聞いていったいどこの部位なのかと疑問に思うのも無理はない。そこで本記事では、かにみそについて簡単に説明するほか、おすすめの料理も紹介していく。かにみそに対するイメージが変われば幸いだ。

  

1. かにみそとはいったいどの部位?

かにみそは、その名前からかにの脳の部位に思えるかもしれないが、別物だ。かにみそとは、かにの肝臓やすい臓に相当する、中腸腺という内臓のことだ。缶詰にする際は、この中腸腺に加熱や味付けなどの加工をする。食品としては毛がに、越前がになどのかにみそが有名ではあるが、加工品としてはべにずわいがにを使うことも多い。独特の風味があり、酒のつまみとして重宝されるほか、料理に使われることも多い。一方、風味は好き嫌いが分かれるが、好きで病みつきになる人もいる。ちなみに、缶詰にはかにみそだけが入っているものもあれば、かに肉も混ざっているものもある。

2. かにみその缶詰を使ったお手軽レシピ

かにみそを使った料理は幅広いが、ここでは特に食べやすそうなものをいくつか紹介する。基本的に、チーズやマヨネーズと組み合わせると、食べやすくなるほか、おかずだけでなく酒のつまみにもなる。かにみそが苦手、あるいは食べたことがないという方も、少しずつ試してみてはどうだろうか。

・グラタン

グラタンには、ホワイトソースやチーズなどによりしっかり味が付くはずだ。そこへかにみそを少し混ぜると、コクのある味わいになる。好みでかにみその量を変えれば、うっすら香りが漂う程度から、かにみそがメインの味まで、自由に調整できる。また、グラタンには好きな具材を入れることができるため、たとえばあっさりした味わいの野菜を入れるなどすれば、味も栄養面もうれしい料理になる。

・ポテトサラダ

ポテトサラダの味付けのメインは、マヨネーズだ。かにみそを加えると、酸味の中にほのかに磯の香りを付けることができる。また、じゃがいもが淡泊な味わいであるため、幅広い食材と相性がよい。明太子やアンチョビなどと同様に、かにみそもじゃがいもと合わせて美味しく食べることができるだろう。

・パスタ料理

パスタ料理には、魚介類なども含めたさまざまな具材や味付けがよく合う。かにみそも例外ではない。かにみその香りが好きな方なら、たとえばペペロンチーノに混ぜるだけでも十分美味しく感じるかもしれない。ほかにも、トマト系のパスタソースに混ぜる、カルボナーラに少し加えてコクを出すなど、選択肢は非常に広い。かにみその量をうまく調節すれば、どのようなパスタ料理に使っても美味しく食べられるだろう。

3. 美味しいだけではない!かにみそは栄養も豊富

先にも述べたように、かにみそは好みが分かれる食材ではある。しかし、それでも積極的に食べたいほどの豊富な栄養を含んでいるのだ。たとえば、100g あたりにつきたんぱく質が約14.9g含まれる。肉や魚に比べれば低い値ではあるものの、味付けに使う食材としては十分な値だ。ほかにも炭水化物は約5.9gと低めであり、グリコーゲンを豊富に含むなど、優秀な栄養価を持つ。

・プリン体には注意!

ただし、かにみそはプリン体を多く含むため、気を付ける方がよい。具体的には、かにみそ100gあたりに約152.2mgのプリン体が含まれるといわれる。この値はウニや生のあん肝より高い、といえば要注意であることは想像しやすいだろう。プリン体が気になる方は、控える、もしくは少しだけ使うのがよさそうだ。

結論

かにみその缶詰はそのまま食べるとクセが強く、苦手な人もいるだろう。しかし、料理に混ぜるとコクが際立ち美味しい。少しずつ使って慣れていくと、だんだん好きになるかもしれない。さらに栄養豊富ではあるが、プリン体も多いため、食べ過ぎには注意だ。適量を守ったうえで、風味を楽しみたい。
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  • 更新日:

    2020年11月24日

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